帰宅時、犬に「ただいま」とスキンシップを取るのはダメなのか?

帰宅時、犬に「ただいま」とスキンシップを取るのはダメなのか?

ほとんどの家庭で犬に留守番をさせる機会はあると思います。実は家に帰りついても待っていてくれた愛犬とスキンシップを取らない方がいいと言われています。なぜ「ただいま!」のスキンシップがいけないのか、帰宅時はどのような態度で接すればいいのか詳しく解説していきましょう。

はてな
Pocket
お気に入り登録

帰宅時にスキンシップを取ってはいけない?

ドアの前に座るジャックラッセル

日本でも多くの犬が室内で暮らすようになり、飼い主のライフスタイルに合わせた生活を送るようになっています。
その中で飼い主が仕事や買物などの用事で出かけるときは、家の中で一人で留守番をする機会がある犬も多いと思いますが、みなさんの家では留守番中の悩みなどはありませんか?
留守番中の愛犬に関する悩みの原因のひとつが、もしかしたら帰宅時の「ただいま」というスキンシップにあるのかもしれないのです。

インターネットや本などで、犬のしつけについて調べたことがある人は、「飼い主の帰宅時は『ただいまー!』とスキンシップを取ってはいけない」という内容を見かけたことがあるかもしれません。
実際、筆者もドッグインストラクターとして活動している際、飼い主さんにそのようなアドバイスをしたことがあります。
それを知った多くの飼い主さんは、「どうして?」「挨拶くらい普通はするでしょう?」と不思議に思ったり怪訝な顔を見せたりすることがありました。
もちろん犬とはいえ、挨拶を交わすこと、スキンシップを取ることはとても大切なことです。しかし、帰宅時のスキンシップを取ることに関しては少し条件があるのです。

帰宅時のスキンシップがNGとされる理由

女性に抱き上げられているフレブル

飼い主と過ごす時間が大好きな犬たちにとって、留守番はあまり楽しいものではないでしょう。
そのため、留守番を苦手として一人きりになった途端に、いたずらをしたり吠えたり粗相をする犬も少なくありません。
そういった犬にとって飼い主の帰宅はとてもうれしいものですが、その際に「ただいまー!いいこにしてたー?」「一人にしてごめんね!」などと大げさに対面の挨拶をしたり、スキンシップを取ったりするのは、留守番中のさみしさを助長してしまうと考えられています。

これは出かける前の「行ってきます」の挨拶やスキンシップも同様ですが、飼い主がいなくなる瞬間の関わりが、大げさであるほどひとりきりになったときにより強いさみしさを感じてしまうということがあります。
出かけるときも帰宅時も、飼い主が大げさに挨拶をしたりスキンシップをしたりすると、犬にとっても留守番自体が大変なことであって、苦痛の時間のように感じてしまうようになるので、そのような接し方はあまりおすすめできないのです。

帰宅時にするべき適切な行動

カーペットの上で寝る柴犬

「ただいま」を控えめに

愛犬が留守番を苦手としている場合、あまり好んでいない場合には、帰宅時の挨拶やスキンシップによる“ただいまの儀式”を控えめにするといいでしょう。

飼い主と過ごすにぎやかで楽しい時間が好きな犬は、「行ってきます」や「ただいま」が劇的であるほど、一人きりの時間とのギャップを感じてしまい、さみしさや不安を募らせます。
そして、そのさみしさを解消するために、家の中にあるものを噛んだり壊したりなどのいたずらをしたり、不安感から粗相や遠吠えなどをしたりするようになってしまうことがあるのです。

愛犬に留守番の不安を感じさせず、そのような問題を起こさせないためには、留守番トレーニングを行う必要があります。
そして「留守番は特別なことではない」「大したことではないから落ち着いて過ごそう」と思わせることが大切です。

帰宅時もさりげなく部屋に戻る

そのためには、「行ってきます」「ただいま」の挨拶やスキンシップを控えて、帰宅時もまるで“ちょっとトイレに行っていただけ”というような、さりげない様子で部屋に戻るようにしましょう。
帰宅したときも、特に犬に触れたり声をかけたりすることなく、自分の着替えや片付けをササっとすませましょう。
数分程度そのような行動を取った後に、椅子やソファなどでくつろぐ様子を見せ、愛犬が寄ってくるようであれば、そこでたっぷりスキンシップを取ってあげてください。
そのスキンシップは「留守番のごほうび」ではなく、日常の触れ合いのひとつとして行うようにしましょう。

帰宅時のスキンシップについてのまとめ

ドア陰からのぞくオーストラリアンシェパード

これまで帰宅時にたっぷりとスキンシップを取っていた犬や飼い主さんにとっては、まるで無視するようなさりげない行動というのは、若干の違和感を抱くかもしれません。

しかし、それに慣れてくると留守番に対する苦手意識や不安感もなくなり、いつも飼い主がいてもいなくても落ち着いて過ごすことのできる犬へと成長するでしょう。

もちろん問題なく留守番ができるようになれば、出かけるときや自宅時も自然に挨拶をしてかまいませんので、愛犬の日頃の様子をしっかり観察してあげてくださいね。

はてな
Pocket

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    50代以上 女性 ちゅまむ

    私がカバンを持ったり上着を着たりすると、出掛けるなということがわかるようです。特に仕事に行くときは着替えを終えて上着を手にしたら、「もういく?お留守番だよね?」と、言わんばかりにさっさとゲージに入ってご褒美のおやつ待ちをしています。時々、まだなんだけどなぁと少し早めにゲージに入られ、その気になっているうちにと、早めに家を出るときも(笑)
    帰宅した時はとりあえず着替えをすませるまでは、足元をうろちょろしていますが、着替えを終えて座ったとたんに、膝に上ってきて顔をペロペロして、お帰りとただいまの挨拶タイム。
    なんとなく出掛けるときと帰ってきたときの動きが決まっているようです。来月から留守番時間が倍になるので、それが少し心配ですが。
  • 投稿者

    30代 女性 すみれ

    大騒ぎしていたけど…、やはり駄目なんですね。
    プレイバウで喜んでくれるから…。
    控えます…。
  • 投稿者

    女性 匿名

    分離不安が強く、外出時にものすごく吠えられていました。

    声かけをしてはいけない、とどこのサイトでも見かけるので、外出時、帰宅時には無視をするようにしていましたが、吠えるのは治りませんでした。

    ある時から、まったく逆に外出時にはいってくるね、と頭をなで、帰宅時にはいいこにしてたね、となでるようにしてみました。

    いつも留守中にボイスレコーダーをセットしていましたが、挨拶するようになってからは吠えることはなくなりました。

    いろいろなしつけの方法や、留守番のさせ方があると思いますが、そのワンコたちの性格にあった方法をみつければいいのだと改めて思います。
はてな
Pocket
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。