トイプードルとは
トイプードルは感受性豊かで賢く従順な性格と言われて居ます。
人間とのかかわりが彼らの生活の上で最も重要で、遊びや触れ合いで、絆を深めていく事を大きな喜びと感じ、表情や仕草から喜怒哀楽が分かる様な犬種です。
知的な遊びを好み、飼い主の喜ぶ姿が大好きです。
命令への反応がとても良く、厳しい躾というよりは一緒に遊び、楽しむ事で多くの事を学習して行きます。
適度な運動やゲーム、ドッグダンス等を楽しんでいる飼い主さんも多いです。
実は頑固者
観察能力の高いトイプードルは時にガンコです。
ちょっとした事でご飯を食べなくなったり、いつものおやつを食べなくなったりして、飼い主さんを困らせる子も多く見られます。
例えば、
- 大きな声で叱った。
- お留守番が長かった。
- 突然ご飯を変えた。
等、変化を敏感に感じ取ります。
身体の小さいトイプードルですので、ご飯を食べない等とストライキを起こされてしまうと、「心配でおやつをあげてしまう」、「人間の食べ物をあげてしまう」、など甘やかしてしまいます。
ですが、元気もありお水はしっかり飲めている等、明らかに具合が悪そうでなければ1日は様子を見ても大丈夫です。
ここで、ワンちゃんのストライキに負けてしまうと、今後ずっと、何かあればご飯を食べない。
という事を学習してしまいます。
飼い主さんが困っている様子も、甘やかしてワガママを聞いてくれる様子も、本当に良く観察して学習しています。(下痢などをしている場合には獣医師に相談しましょう)
飼い主の声が大好き
トイプードルは声の命令への反応がとても良い犬種です。
常に自分へ飼い主さんから何か仕事を与えられないか、ワクワクして待っています。
名前を呼んで話しかけてあげる事も大切なスキンシップで、とても喜びを感じます。
飼い主さんの声のトーンでその状況を把握できる程飼い主さんの声に敏感です。
飼い主さんの歓喜の声や、楽しそうな笑い声を聞いただけで、一気にハイテンションになり手が付けられないほど走り回ってしまう等、お茶目な一面もあります。
どんな場面であっても一言で静止出来るコマンドを1つ覚えさせておくと良いでしょう。
また、叱る場面でも低い声で一喝で状況の把握をします。
繊細な面もありますので、長々と罰を与えたり、叱り続けたりすると、自信を無くしてしまいます。
褒めて育てる
トイプードルは褒められる事により自信を持ち、褒められた事はとても早く学習、吸収します。
良い所はとにかく褒める。
叱る時は、短く1回。
自信を失う様な叱り方は良い関係を壊してしまいます。
失敗やいたずらを叱るのではなく、ゲームや考えさせるような遊びに変えて、失敗やいたずらから遠ざけるルール作りをお勧めします。
目を見つめ、全身で喜びを感じる事で深い信頼関係がうまれ、トイプードルが持つ本来の素晴らしい性質が発揮されます。
明るく、リズミカルで、いつでも飼い主さんを喜ばせようとワクワクしているトイプードルの性格を理解し、長所を褒めて伸ばしてあげられる素敵な飼い主さんに彼らはいつも精一杯の愛情で答えてくれます。