犬が飼い主の手からしかフードを食べなくなる原因と対処法

犬が飼い主の手からしかフードを食べなくなる原因と対処法

ごはん皿にドッグフードを入れても食べてくれないのに、飼い主さんの手から与えると喜んで食べる…という犬は珍しくありません。いったいなぜ自分でごはん皿から食べようとしないのでしょうか。今回はその原因と対処法をご紹介します。

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なぜ飼い主の手からしか食べないの?

飼い主の手からごはんを食べる犬

なぜか飼い主の手からでないとドッグフードを食べてくれない、という犬は意外と多いです。
毎日ではなくても時々、そういった状態になるという犬もいます。
では、なぜ飼い主の手からしかドッグフードを食べなくなるのでしょうか。

まだ新しい環境に慣れていないから

ブリーダーさんの元やペットショップから引き取ってすぐの場合、まだ新しい家という環境に慣れていない可能性が考えられます。
徐々に飼い主さんには慣れている、あるいは既に仲良くなったものの、環境自体には慣れないという犬は多いです。

したがって警戒心が解けていない状態ですので、慣れていない環境下に置かれている、ごはん皿に入っているドッグフードを自ら食べようとしません。

「飼い主さんから直接渡されたら、食べるしかないな」「飼い主さんから与えられた物なら大丈夫かも…」という心理から、飼い主さんの手からしかドッグフードを食べないという状況ができあがってしまっている可能性があります。

ドッグフードを替えてしまったから

ドッグフード

犬は元々警戒心の強い動物です。
そのため、ドッグフードを今まで食べていた物から新しい別の物に変えてしまうと、「これは知らない!」と食べなくなってしまうことがあります。

よく、「新しいドッグフードに切り替えるときは慎重に」と言われますが、このように警戒して食べなくなってしまうことが理由です。

しかし、大好きな飼い主さんが手渡して口まで運んでくれるということもあり、「飼い主さんの手からなら食べよう」と食べてくれているのかもしれません。

始めは、今まで食べていたドッグフードを多めに、その中に新しいフードを混ぜて与えてみてはいかがでしょう。
徐々に新しいフードの割合を多くし、犬が食べ慣れるまで様子を見守ってあげてください。

ドッグフードが酸化してしまった

先ほど新しいドッグフードに替えてしまうと、味が変わってしまうため犬が食べなくなることがあるという話が出ましたが、新しいドッグフードに切り替えていないのに、食べることを躊躇している場合はドッグフードが酸化しているのかもしれません。

ドッグフードが酸化してしまう原因は、主に2つあります。
1つは長時間ごはん皿に置くことで空気に触れる時間が長くなり、その結果酸化してしまいます。もう1つはパッケージに入っている、ドッグフードの賞味期限が切れている場合です。

ドッグフードは酸化してしまうと香りが弱くなってしまったり、味が変わったりしてしまうことが多いです。
もしもごはん皿に出し、30分以上食べない場合は一旦下げ、また時間を置いてから新しいドッグフードを与えましょう。

飼い主に甘えている

飼い主にお腹を見せている犬

飼い主さん大好きという甘えんぼうな性格の犬の場合、一度飼い主さんが手からドッグフードをくれたことに喜びを感じてしまい、それ以降「飼い主さんの手からもらいたい!」と子供のように甘えることがあります。

このような犬の場合、しばらく放っておくとお腹が空き、自分でごはん皿から食べるようになりますが、やはり飼い主としては、入れたドッグフードをすぐに食べてほしいですよね。

最初は「可愛いから」という理由で手から与えていたという人も、あまり長い期間手から与える癖が付いてしまうと直すのが大変になってしまいます。
いつまでも飼い主さんの手から食べるわけにはいかないので、早めに卒業させてあげましょう。

お皿が苦手な可能性も

犬のごはん皿は、様々なタイプの物が売られています。
ステンレス製の物やプラスチック製の物、中にはシリコン製の物も売られています。
せっかく買ってきたごはん皿から、愛犬が自分でドッグフードを食べてくれない場合、もしかするとお皿に原因があるのかもしれません。

例えば寒い冬の日ならば、ステンレス製のお皿は冷気で冷たくなっています。
そのため、ドッグフードを食べようとするとお皿が肌に当たり、「冷たいから嫌だ!」と拒否反応が起こっているのかもしれません。

もしも心当たりがあるようならば、一度ごはん皿を別の物に替えてみることも検討してみてはいかがでしょう。

飼い主の手からしか食べない…どうするべき?

ごはん皿の横に伏せる犬

飼い主の手からしかごはんを食べないという状況を改善するためには、まず上記で紹介した原因から、愛犬はどれに当てはまっているかを見極めましょう。

ごはん皿が原因であればお皿を替えてみる、ドッグフードを新しくしたいのであれば、徐々に新しいドッグフードの割合を多くしていくべきです。
また、長時間ドッグフードを置きっ放しにすることもやめましょう。

飼い主に甘えていると感じる場合は、2つのパターンがあります。
1つ目は、20~30分自分で食べようとしないのなら片付けてしまいましょう。
そうすることで「食べないと片付けられてしまう」と学習するので、少しずつ自分から食べようという姿勢を見せてくれるようになります。

2つ目は、ごはん皿を飼い主が持った状態で、そこからごはんを食べてもらうという方法です。
最初は食べ終えるまで持ち、徐々に手でお皿を持つ時間を短くし、最終的には床置きの状態で自ら食べるよう誘導しましょう。

まとめ

ドッグフードを見つめるダックスフンド

いかがでしたでしょうか。
ドッグフードを飼い主の手からしか食べない犬には、様々な原因があります。
自分の愛犬はなぜそうなってしまったかを見極め、飼い主として最善の方法で対処してあげましょう。

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