犬が生クリームを食べてしまっても大丈夫？
愛犬が生クリームを食べてしまったけど大丈夫かな、と不安になってしまったという経験はありませんか？普段食べさせることのないものを愛犬が誤って食べてしまったとき、とても不安になりますよね。
ちょっとした不注意が愛犬を危険にさらしてしまうことがありますので十分に注意したいものです。私たち人間が食べるケーキなどに使用されている生クリームは脂質や糖質が多いため、犬に食べさせてはいけないなと感じると思います。
しかし、犬用のケーキにも生クリームが使用されていることがありますよね。甘さ控えめとは書いてあるけど本当に大丈夫なの？と思われるのではないでしょうか。犬に生クリーム与えても平気なのか？いろんな視点から考えてみましょう。
犬が生クリームを食べた際に注意したい乳糖
生クリームは乳製品ですね。乳製品には乳糖という成分が多く含まれています。乳製品を食べたことでお腹を壊してしまったことはありませんか？それは、乳糖が上手く分解されず、腹痛や下痢を引き起こしてしまうからです。同じことが犬の場合も起こります。
厚生労働省による基準では、生クリームは牛乳から乳脂肪分以外の成分を除去したものであるとされており、乳糖はほとんど含まれていないとしています。しかし、犬が乳糖を分解する酵素を持っていない場合には、少しの乳糖であっても生クリームを食べてしまったことでお腹を壊してしまう可能性が高いです。
犬に植物性の生クリームは大丈夫なの？
犬用のケーキやスイーツに使用されている生クリームですが、どうやら植物性の生クリームのようです。生クリームのように見えるクリームは牛乳からではなく、豆乳から作られた豆乳クリームや豆乳ホイップであることが多いようなのです。
無添加に注意
犬用のケーキやスイーツに使われている植物性の生クリームですが、もちろん砂糖を使用していないものが安心ですよね。砂糖ではなくても、オリゴ糖やマルトースなどの糖類も使用していないものの方が良いですし、植物油脂にも注意したいものです。
無添加と表示されていれば安心というわけでもありません。無添加と表示されている植物性の生クリームを使ったケーキやスイーツの中にも、卵やバターや植物油脂を使用したものもあるからです。
大豆アレルギーにも注意
とても稀なようですが、大豆アレルギーを持つ犬がいるとされています。動物性の生クリームよりもカラダに良さそうな植物性の生クリームですが、大豆アレルギーを持つ犬に豆乳クリームを与えると、下痢や嘔吐を引き起こす可能性があります。アレルギー症状ではないものの、はじめて豆乳クリームをカラダの中に入れたことで急に体調を悪くしてしまうこともあります。
犬に生クリームを与える必要はない
動物性であっても植物性であっても、生クリームは犬に与えてはならない食べ物であるというわけではありません。体調を悪くしてしまう可能性はありますが、生クリームを食べても全く平気だという犬もいます。しかし、犬に生クリームをわざわざ与える必要はありませんし、積極的に与えるものでもありません。
誕生日や特別な日に生クリームを使ったケーキやスイーツを食べさせてあげたいと思われるかもしれませんが、その食べ物を愛犬は本当に望んでいるでしょうか。お腹を壊してしまっては本末転倒ですよね。
まとめ
飼い主さんが食べていたケーキの生クリームを愛犬が舐めてしまった、ということがあるかもしれません。少し舐めたくらいでは問題ないと思いますが、不安になって焦って病院へ行った経験があるという飼い主さんもいらっしゃるようです。生クリームには脂質も多く含まれていますし、肥満の原因になることがあるので与え過ぎには注意したいですよね。与える必要のある食べ物や成分を含んでいるものではないので、与えない方が良いというのが結論でしょう。
