最も危険な犬種と言われている理由
最強の闘犬と言われているピットブル
1870年代にイギリスからアメリカに輸入された闘犬用の犬、スタッフォードシャー・ブル・テリアを品種改良して誕生したのがピットブルと言われています。以後、近年まで闘犬として過酷で残酷な環境をピットブルは生き続けてきました。見た目が怖くて強そうなピットブルは、一般的には元闘犬らしく闘争心が強く攻撃的で危険な犬だと知られています。
その攻撃的な性格から飼い主などを死亡させるといった事件も少なからずあるようですね。ヨーロッパのいくつかの国やアメリカの一部の州ではピットブルを飼う事自体禁止していたり輸入することを禁止している所もあります。そんな危険視されているピットブルですが、その強さを活かして現在では優れた番犬として活躍している事が多いようですね。
ピットブルの体格
そんな凶暴な闘犬として知られているピットブルがどの様な大きさや体格をしているのか想像してみてください。おそらく、大型犬でとてもどっしりとしているイメージがすぐに思い浮かぶのではないでしょうか?しかし、意外にも大きさは中型犬程で約体高50㎝、体重が25キロ程となります。ただ、体は全体的に筋肉質で引き締まっていていかにも強そうな体格をしています。さらに噛む力が凄く強く一度噛んだものは中々離してくれないみたいですね。
最も危険な犬種ピットブルはどんな性格?
闘争心が強くて攻撃的
闘犬として誕生したピットブルの性格は個体差がありますが、やはり根本的には闘争心があり攻撃的な性格をしているといえるでしょう。ピットブルによる死亡事故の中には、飼い主や同居人が犠牲になっている事が多く、ちゃんと躾が出来なかった場合信頼している家族に対しても攻撃的になってしまう事があるようですね。
忠誠心が高く頑固者
とても獰猛なイメージのあるピットブルですが、自分が認めた人物に対してはとても忠誠心があると言われています。持ち前の強さと忠誠心が合わさる事でとても心強い番犬になってくれる事でしょう。また、頑固な性格と言われていますので、自分の意思を持っていて良くも悪くも好き嫌いがハッキリしていると言えそうですね。
賢くて忍耐強いので訓練するのに向いている
忍耐強く、とても頭の良いピットブルは訓練をする事で、本来の攻撃的な性格を充分抑える事ができると言われています。訓練する事で飼い主の言う事をちゃんと聞くようになったり、優れた番犬にもなってくれる事でしょう。また、意外にも穏やかで優しい性格のピットブルも多くいる様で、少なからず凶暴な性格のイメージばかりが目立ってしまっているとも言えそうですね。
飼い主がカギ
訓練をする事で他の犬種と同じように飼う事ができる様ですが、それでもプロのトレーナーの様に躾や訓練ができる人以外はピットブルを飼うのはとても危険で難しいと言えます。きちんと訓練ができていても、ふとした瞬間に攻撃的な面が出てきてしまいます。飼い主や周りの人を傷つけてしまうといった事が数多く報告されていますので、生半可な気持ちでピットブルを飼おうとは思わない方が良さそうですね。
ピットブルを攻撃的で危険な犬にしてしまうのか、忠誠心が強くて家族を守ってくれる頼りがいのある番犬にできるのかは飼い主次第といえるでしょう。
まとめ
元最強の闘犬と言われ、最も危険な犬種として知られるピットブル。一緒に暮らすのはとても難しい様ですが、きちんと訓練をして飼い主として認めてもらえるととても頼りがいのある家族になってくれる事でしょう。ピットブルを飼いたいと思っているのでしたら、まずプロ並みに躾や訓練ができる様になってから飼いましょう。