犬が体を痒がる3つの原因

犬が体を痒がる3つの原因【獣医師監修】

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あまりにもカキカキしすぎなんじゃないか、と少しでも感じたら愛犬の皮膚をチェックしてあげてください。痒みの原因となる3つのことについてご紹介しています。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬がカラダを痒がる理由

青い首輪を着けた柴犬

犬がカラダをカキカキすることは日常的なことですし、とくに気にしたりはしないですよね。

しかし、あまりにも痒そうにカキカキしていたり、いつもと様子が違ったりすることはありませんか?

そんなときは皮膚に異常がないか、被毛をかき分けながらよく見てあげてください。何等かの皮膚病を発症してしまっているかもしれません。

犬がカラダを痒がる原因①「外耳炎」

耳の検査を受ける犬

意外と多い犬の外耳炎。しきりに耳をカキカキしていたり、頭をブルブルっと振ったり、耳を床にこすりつけたりなどの様子が見られます。

悪化するとベタベタと粘り気のある耳垢が出てきたり、耳の中から嫌なニオイがしたりすることがあります。さらにもっと悪化すると皮膚病の原因にもなる可能性があります。

外耳炎は「外耳道」という部分に炎症が起きる病気です。耳垢が過剰に出るようになるのは、繁殖してしまった菌を追い出そうとするからです。炎症と菌の繁殖を放っておくと、外耳道を塞いでしまうこともあります。

また、奥まで炎症が広がってしまうことで中耳炎や内耳炎などの病気を併発してしまう可能性もあります。完治や再発防止のため、早めの治療が必要です。

外耳炎への対処法

強烈な痒み、ベタベタとした耳垢、耳の中からの悪臭。愛犬にとっても飼い主さんにとっても苦痛なものです。痒みだけではなく、ひどい痛みを伴うこともあります。

1ヵ月に1回で良いので、獣医さんに定期的な耳の中の診察をしてもらうことで外耳炎を予防することができます。

自宅で愛犬の耳のお手入れをしている飼い主さんも多いと思いますが、お手入れをし過ぎることで耳の中が傷つき、その傷から菌が侵入することがあります。外耳炎の原因になるので十分に注意してお手入れしてあげましょう。

犬がカラダを痒がる原因②「虫刺され」

後足を上げている犬

夏はとくに注意したい虫刺されによる痒み。私たち人間も蚊に刺されるとひどく痒いですよね。引っ掻きすぎて血が出ちゃったなんてこともあると思います。

犬も同じように蚊や虫に刺されると痒いですから、必要以上に引っ掻いてしまって傷になったり血が出てしまうこともあります。

犬の虫刺されで注意したい虫は、蚊・ハチ・蛾・ムカデ・ブユ・ノミ・ダニなどがあります。カラダが痒くなるだけではなく、命にも関わる虫刺されもあります。

虫刺されへの対処法

予防薬や駆虫薬などを使用することで愛犬を虫から守ってあげましょう。蚊・ノミ・マダニの予防はされていると思います。

しかし、刺されないというわけではありませんので、もし刺されてしまったことに気づいたら、様子を見て、必要に応じて病院へ連れて行ってあげましょう。

愛犬を虫から守るための虫よけグッズもあります。室内でお留守番するとき用、お散歩用、お出かけ用など用意してあげてはいかがでしょうか。

犬がカラダを痒がる理由③「アトピー性皮膚炎またはアレルギー」

カラダを掻く頭が黒い犬

アトピー性皮膚炎やアレルギーによる痒みはとても強烈で、皮膚が黒くかたくなってしまったり、被毛が抜け落ちてしまうほど重症化することがあります。一日中カラダをカキカキするほど深刻な犬もいます。

アレルギーの場合、何がアレルゲンとなっているのかを突き止めなければなりませんし。接触性のアレルギーの場合はアレルゲンとなるものに触れさせないよう生活し、食物性アレルギーの場合は療養食が必要になります。

アトピー性皮膚炎やアレルギーへの対処法

アトピー性皮膚炎の主な原因は、体質・環境・皮膚のバリア機能の低下などです。室内で過ごすことが多い犬の場合、部屋の中のホコリやカビやダニなどが原因となることがあります。

人間の食べ物はアレルギーの原因になる場合もあります。おねだりに負けてあげてしまわないようにしましょう。人間の食べ物はアレルギーの原因になるだけではありません。ずっと続けることによって内臓に大きな負担を与え、愛犬の寿命を短くすることもあります。

まとめ

耳を掻こうとしている犬

犬の皮膚は薄くてとても弱いです。みなさんもひどい痒みを経験されたことがあると思いますが、愛犬に同じつらい痒みで苦しんで欲しくないですよね。

ちょっとした皮膚炎の痒みが、あっという間に重症化することがあります。

私の愛犬の柴犬はほんの小さな皮膚炎による脱毛があっという間にカラダ全体に広がり、全身の被毛が抜け落ち、ひどい痒みとニオイと皮膚のベタベタを生涯抱えることになってしまいました。

早めに適切な治療を受けることが重要です。

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