解明されていない犬の知識とは?
私たちは日々愛犬と共に暮すため、犬に関する様々な情報を得ています。例えばしっぽをこのように振っているときは嬉しい、警戒しているなど、犬の心理に関することから歴史に関することまで、あらゆる事を調べているのではないでしょうか。
しかし、そんな私たち人間と長い歴史を過ごしてきた犬であっても、未だにはっきりとは解明されていない知識がたくさんあります。中には「これも?」と思うような意外な知識もあるのです。では、どのような知識が未だに謎として挙げられるのでしょうか。
1.順位付け行動
よく囁かされている話に、犬は家族内(群れの中)で1人1人に順位を付け、誰がリーダーかを判断しているという話がありますよね。皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
しかし、実はこの噂もはっきりとした根拠はなく、未だに順位付けをしているのかどうかをいう点については解明されていないのです。「てっきり、順位付けしているものだと思っていた」という方も多いでしょうから、驚きですよね!
元々は犬が集団行動していたということから、順位付けをしているという説が濃厚でしたが、近年になり、実は家族内において順位付けは行われていないのではないかという説が浮上したのです。
2.犬が家に帰ってくる理由
皆さんは帰巣本能という言葉をご存知でしょうか。よく帰巣本能の例として取り上げられる動物に鳩が挙げられます。鳩は帰巣本能が優れているため、伝書鳩としても活躍していたほどです。
犬にも基本的にはこの帰巣本能である生態磁石機能と呼ばれる能力が備わっていると言われています。しかし、実際には犬の帰巣本能に関してもはっきりと解明されているわけではありません。
なぜならば、犬の中にも自らの力で家に帰ってこれる犬とそうではない犬がいるからです。例えば、家から脱走してしまった犬の中でも、自力で家に帰ってくる場合と、見つからずに会えないという悲劇を生み出すケースがあります。
なぜその犬によって異なるのか、どの程度の帰巣本能を持っているのかなど、未だに詳しく解明されていないという状況が現状です。
3.何もない空中をジッと見つめる
よく「犬には幽霊が見えているのではないか」という非科学的な噂を耳にしませんか?これは犬が何もない空中をジッと見つめていたり、同じく何もない空中に向かって吠えたりする行動が関係しています。
幽霊が見えているか否かという説は現実的ではないため、ここでは深く突っ込みませんが、なぜ空中をジッと見つめているのだろうという謎は残りますよね。
現在、この行動には「人間には聞こえていない音が聞こえているため、ジッと耳をすませている」という説や「空中に浮いているゴミが見えている」など様々な説が挙げられています。しかし、この空中をジッと見つめているという行動に関しても、はっきりとなぜこのような行動をとるのかは解明されていないのです。
4.オオカミが家畜化して犬へと進化
犬の祖先はオオカミであるという話を聞いたことがある人は多いでしょう。しかし、これも再有力説というだけで、実は100%そうであるとは未だに言い切れません。「正しいのだろうけれど…」というところで止まっているのが現状です。
また、オオカミが本当に犬の祖先であるかどうかという点は非常に有力な説ではありますが(特にハスキー犬に関しては、最も近い存在だとされています)、なぜ犬の祖先とされている野生のオオカミが人間と共同生活を始めたかは未だに解明されていません。
たしかに、元々一緒に生活していなかったオオカミと人間が、どのような経緯を辿って共に暮らし、さらに犬へと進化していったのかという点については謎ですよね。しかし、筆者としてはそこもぜひ今後解明していって欲しいと強く思います。
5.犬が夢を見る
筆者の愛犬も例外ではありませんが、寝ている最中に急に吠え出したり、足をバタバタさせたりと「もしかして夢を見ているのかな?」という行動を見せることがあります。
しかし、これも犬と暮らしている人、あるいは犬に関して研究している専門家の推測であり、本当に夢を見ているのかどうかについては解明されていません。
ですが、犬も人間と同じようにレム睡眠とノンレム睡眠と言われるサイクルがあるされています。さらに犬の場合、夢を見ることの多いレム睡眠が全体の睡眠の8割を占めるとも言われています。そのため、もしかするとこのレム睡眠時に夢を見ている可能性は高いと言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回ご紹介した解明されていない知識以外にも、私たちがまだ知らない犬たちの生態は多く存在します。これから先、より様々な事が解明され、今以上にお互いを知り合えたら嬉しいですよね!今後の研究結果に期待しましょう!
ユーザーのコメント
50代以上 女性 ぺち
どなたか、わかる方いらっしゃいますか?