特徴
元々テリアという犬種グループは、地中や穴の中にいる小動物を狩るために品種改良されてきた歴史があり、多くの場合は良く吠え、体格が小さく体長に比べ手足が短い特徴があります。
イギリス原産のスカイテリアもこの特徴をもっており、スタンダードな体高(地面から肩までの高さ)は雄で25~26cm、メスで24~25cmとされています。しっかりした骨格と筋肉を持っているため、小型犬の枠ではありますが体重は10kg前後あります。体高に比較して体長は長く、特徴的な硬いロングコートで覆われています。額や目の上には顔を覆うような長い飾り毛があり、これは狩りをする際に下草のイバラや小枝などの様々な障害物から顔面(主に目)を保護する役割があります。被毛の色はグレーに近い「スチールブルー」をはじめ、ブルー、グレー、ブラックなどです。
多くのテリア種は20世紀に入ってから現在の外観となったのに対し、スカイテリアの原種は4世紀までにはほぼ現在の外観になっていたと言われています。現在では品種改良がおこなわれ、原種に比べ若干サイズが大きくなるともに狩猟への欲求が失われており、美しい被毛が愛されて飼育されています。
性格
一般的にテリア気質などと言われていますが、テリア種は頑固で機敏で気が強く、活発で非常にエネルギーに満ちています。好奇心や人に対する依存心も強いため、自分が飼い主と認めた人に対してはとにかく人懐こく、一緒に遊ぶことが大好きです。小さな体をしている種類が多いのですが、運動要求量がとても多いため散歩が少ないとすぐストレスを溜めて何かほかのことで発散しようとしてしまいます。代表的な犬種がジャックラッセルテリアで、あの小さな体に対して運動要求量が大型犬並みというから驚きです。
またテリア種は警戒心が強いため、無駄吠えや甘噛みからの本気噛みなど問題行動も多く見られがちです。
しかしスカイテリアは他のテリア種のように頑固で警戒心が強い面もありますが、心を許すと友好的で親しみやすい面が前面に出てくるようです。一度決めた飼い主に対しては大変忠実で、愛情深い犬種でもあります。また、他のテリア種に比べ運動の要求量が少ないため都会の住宅地でも飼育がしやすい面があります。
かかりやすい病気
スカイテリアは小型犬に分類される為、平均的な寿命はおよそ13~15年です。先天的な疾患や遺伝病なども発現しにくく、比較的健康で飼いやすい犬種でしょう。
しかし体長が長く短足気味の犬種では椎間板ヘルニアが起こりやすいので、過度なジャンプや階段の上り下りなどは避けた方がよさそうです。可愛いからとソファなどに乗せてあげるのも、飛び乗ったり飛び降りたりといった際に腰に大きな負担がかかります。太りすぎも椎間板や足腰に負担がかかるため、食事には気をつけましょう。
また、胃腸があまり丈夫ではないのでドライフードをがっついて食べさせないよう、工夫が必要という説もあります。
入手方法
2017年のデータによりますと、日本ではスカイテリアの飼育数(JKC登録数)が0となっています。そのため日本でスカイテリアの繁殖を行っているブリーダーがおらず、国内での入手はほぼ不可能な状態のようです。どうしても入手したい場合は海外(主にイギリス)から輸入するということになります。
海外のブリーダーと直接やり取りをする方法、仲介業者に依頼する方法などがありますが、生体の輸出入には検疫など煩雑な手続きがあります。直接取引の場合は顔も見たことがない取引相手に犬を渡したくないというブリーダーも多く、信頼関係構築のために現地へ足を運ぶ必要もあるでしょう。輸入代行など仲介業者に依頼する場合も、サービス料金がピンキリですしトラブルも多いようです。
どうしても飼いたいと言った場合は生体輸入についてしっかり勉強したり、経験者に相談したりしてくださいね。
まとめ
いかがでしょうか。
日本ではまずお目にかかることがないスカイテリア。イギリスなどのドッグショーでは出陳されることが多いそうなので、興味がある方は是非行ってみてくださいね。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 匿名
モップ犬みたいに目も隠れてて『髪留めやカットしてあげれば良いのに〜』と思ってたけど、やっぱり理由があるのですね。
手入れも大変そうなワンちゃんに感じましたが、可愛いな〜とも思ってました。