犬に干し芋を与えても大丈夫!ただし与えすぎには注意

【獣医師監修】犬に干し芋を与えても大丈夫!ただし与えすぎには注意

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人間のおやつとしても好きな方が多い干し芋ですが、犬のおやつや栄養補てんとしても、お薦めの干し芋。犬に干し芋を与えるメリットデメリットや、干し芋の選び方、犬が喜ぶ干し芋の作り方をご紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬に干し芋を与えても大丈夫!

干し芋

サツマイモは、甘くかみ心地が良いので好んで食べてくれる犬は多くいます。栄養価も高く、犬に与えるおやつやご飯のトッピングとして多くの飼い主さんが選んでいる食材の1つです。

干し芋は、そのサツマイモを蒸して乾燥させたもので、茹で芋、焼き芋よりモチモチとした食感と甘さが引き立ち、干し芋は少量でも犬に満腹感を持たせます。

犬に干し芋を与える場合は、適度な給与量を知って与えすぎに注意しましょう。

干し芋に含まれる栄養分

干し芋に含まれる栄養分には、下記のものが含まれています。

  • ビタミンB1
  • ビタミンE、E6
  • 葉酸
  • ビタミンC
  • カリウム
  • 水溶性食物繊維
  • 糖脂質

犬に与えて良い干し芋の量

犬に干し芋を与える時には、与えすぎにならないように適度な給与量を知りましょう。

市販の犬のオヤツの干し芋は、形や薄さによって量が異なります。多くの場合、犬に与える1日の給与量は記載されていますので、犬の体重に合った干し芋の量を与えてください。

犬に、1日に与えられる干し芋給与量が記載されていない場合は、犬の普段のご飯の量から給与量を計ります。

  • 1日のドライフード量が100gの場合(成犬):干し芋10~20gまで
  • 1日のドライフード量が300gの場合(成犬):干し芋30~60gまで

おおよそ干し芋は、犬のドライフードの量の1割~2割までが適度な給与量です。生後1歳未満の子犬、7歳以上の高齢犬、超小型犬など、記載されている体重ごとの干し芋の給与量は、あくまでも目安です。

干し芋は食物繊維や糖脂質を多く含む食材のため、犬に便秘や下痢がおこりやすいので注意しましょう。

健康な成犬であっても、体質によっては干し芋の給与量が多すぎることがあります。犬に干し芋を与えた後、排便に異常がある場合には、与えるのをやめましょう。

どんな干し芋を選んだら良いか

犬専用のオヤツとして、干し芋はたくさんの種類が売られています。基本的に犬用であれば、どの干し芋でも栄養や成分に大きな差はありません。

注意して見ておきたいのが、【原材料・保存料・香料】の記載です。基本的に干し芋は【サツマイモ】のみが原材料です。干し芋に不要な添加物が加えられていないかを確認しましょう。

干し芋が犬に人気がある理由は独特の歯ざわりです。干し芋は弾力があり、噛めば噛むほど甘みが広がります。犬用のおやつの干し芋は完全に乾燥させた固い物から、完全乾燥ではなく柔らかい物があります。

干し芋のどのような固さが良いかは、犬の歯の状態や口の大きさに合わせて選びましょう。ただし、柔らかい干し芋は水分量が多いので、カビが生えやすく消費期限が短くなります。

犬に干し芋を与えた時の注意点

犬と食べ物

犬へのオヤツとしてお勧めの干し芋ですが、体への影響はどんなものがあるでしょうか?干し芋のメリット、デメリットを知りましょう。

犬に干し芋を与えることで得られるメリット

干し芋には、多くのビタミン食物繊維が含まれています。一度蒸しあげているので、犬の消化吸収も良く整腸作用が期待できます。さらに天日干しすることで、ビタミン含有量も多くなっています。

腸内環境が悪くなっている時でも、干し芋は犬のおやつとして与えられます。甘みが強いので、食欲不振の時でも喜んで食べてくれる犬も多いようです。干し芋は少量で犬に満腹感を与えるので、ダイエットや栄養補てんなどに活用できます。

犬に干し芋を与える知っておきたいデメリット

干し芋の給与量が多すぎると、犬は下痢や便秘を起こしやすくなります。干し芋を与える給与量の目安はありますが、犬の個体差がありますので、犬の排便をチェックしてあげなければいけません。

また、犬に毎日干し芋ばかりを与えていると肥満の原因になることもあります。干し芋は糖質、カリウムも多く含んでいるので、腎臓病、心臓病を患っている犬にとっては体への負担が大きくなることがあります。

高齢犬の場合、加齢とともに腎機能が低下していると、干し芋に含まれるカリウムを分解できないこともあります。

犬に干し芋を与える際は、スティック状のものは慌てて飲み込まないよう注意しましょう。干し芋を長いまま飲み込んでしまうと、つまらせてしまう危険があります。

目を離さず、慌てて飲み込んでしまう犬は、干し芋を一口サイズにして与えるか、スティック状の干し芋は飼い主さんが手で持ちながら、少しずつ噛んで食べるようにして犬にあげましょう。

人間用の干し芋は与えても大丈夫?

人間用の干し芋には砂糖が使用されているもの、保存料、添加物が含まれているものもあります。犬にとっては不要なものなので、必ず確認して、干し芋を選ぶようにしましょう。

犬に干し芋を手作りするレシピ

干し芋

犬のための干し芋の作り方

手作り干し芋材料

  • さつまいも

手作り干し芋の作り方の手順

  1. サツマイモをよく洗います。
  2. 弱火から中火で20分~30分蒸かします。
  3. 中まで串や爪楊枝が通るのを確認できたら、5分ほど冷まします。
  4. 蒸しあがったサツマイモの皮をむき、好みの大きさにカットします。
    ※皮は剥いても剥かなくてもどちらでも大丈夫です。
  5. カットしたサツマイモ同士が、くっつかないように間隔をあけて並べて外に干します。両面を均等に裏返しながら干して、好みの固さになるまで2、3日続けます。

出来上がった干し芋は、柔らかく水分が多いほどカビが生えやすくなりますので、必ず冷蔵庫で保管します。

ちなみに表面に出てくる白い粉は、サツマイモに含まれる糖分なので心配ありません。干し芋はいつでも簡単にできるので、作り過ぎず、犬のおやつにも、早めに食べきれるようにしましょう。

まとめ

犬と芋

食材の旨みと栄養が豊富な干し芋は、安心でシンプルな犬のオヤツです。給与量や排便の様子に注意すれば、健康管理にも役立つ犬が喜ぶオヤツになります。

人間用、犬用ともに、干し芋は原材料や保存料、調味料などを確認して、サツマイモだけのシンプルなものを選んで与えましょう。干し芋を犬のオヤツとして取り入れるのはおすすめですが、偏らないようにバランスよくいろいろな食材をオヤツとして選んであげましょう。

どんなに、干し芋などの良い食材であっても、それだけを与え続けることは犬の体にとって負担となることがあります。

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