チワワを譲り受けた時の犬の気持ち
里子に来たチワワ
私が今飼っているチワワは、知り合いの夫婦が飼えなくなって我が家に里子に来ました。その夫婦は理由があって、奥さんはたまにしか会わない程度で、旦那さんが面倒みていました。
飼い主が変わったチワワの気持ち
譲り受ける時に、奥さんに「この子は吠えないし噛まない、しつけの出来た子」と言われました。しかし、飼い始めてからチワワの性格が変わって来ました。
犬は、初めての飼い主を忘れないと言います。どの犬もそうですが、飼い主に捨てられたり、飼い主が変わると「悲しみ」や「不安」の気持ちになると思います。人間も同じで、親が変わってすぐには受け入れられない複雑な気持ちになりますよね。犬も同じ気持ちがあるのではないでしょうか。
飼い主に対するチワワの問題行動と対処法
問題行動
最初は、環境の変化もあり静かでしたが次第に、父親にはよく懐いたのですが、母親には噛むと言う行動を示しました。そして、たまに母親に「ウーッ」とうなりながら、本気で噛み付くような行動を取りました。そのチワワは、父親以外の人には懐かず、家の中でもよく吠える「無駄吠え」も見られました。
対処法
この行動からわかる事は、前の飼い主に関係があるのかもしれません。旦那さんが面倒をみていた事から、男の人が好きで女の人が怖いと言う気持ちから来る行動ではないでしょうか。犬の気持ちを考えると「また捨てられるのではないか」等の恐怖心から来ているのかも知れません。
対処法として、犬の気持ちを理解してあげながら、しつけをし直す必要があります。飼い主が敵ではなく味方だと教えるのが大事です。噛まれてしまう母親が犬にとって嬉しい食事の担当をする等「敵ではない」事を教えるのです。
飼い主が変わる事での犬に必要なこと
信頼関係を築きなおす
チワワは愛情を貫く一筋タイプの犬です。前の飼い主さんとの信頼関係が崩れてしまった分、また1から築き直して行く事が必要になります。犬との信頼関係作りの1つにアイコンタクトを取る方法があります。また傷ついてしまった犬の気持ちを理解する努力を飼い主側がする事も信頼関係を築く1つになります。
愛情を注ぐ
不安や寂しいと言う気持ちがある場合に、なるべく1人にさせず、一緒に居る時間を作る事が大切です。愛情を注ぐのは、甘やかすと言う事ではなく、犬に愛情を伝えると言う事です。散歩をする、遊んであげる、めいっぱい褒めてあげる等のいわゆるしつけが愛情表現にも繋がると思います。
最後まで面倒を見る
当たり前の事ですが、ペットを飼う事は最後まで責任を持って飼うと言う事です。事情があり、どうしても飼えなくなってしまう場合もありますが、その場合は責任を持って次の飼い主を見つけなければいけないのです。引き取り手がないからと言って、犬に悲しい想いをさせてはいけません。
まとめ
今回、知り合いからチワワを譲り受けた時の犬の気持ちを書きました。人間も犬も、信頼している人に裏切られたら傷つくのは同じなのです。
信頼関係が深ければ深いほど、犬は心を閉ざしてしまいます。そうならない為にも、ペットを飼うと決めた以上は責任を持って飼わなければ行けません。
犬は、飼い主さんを親だと思って接しているので、環境が良くない飼い方は、犬にとってストレスにもなります。
今では、チワワは我が家で愛情をたくさん貰い幸せな気持ちでいてくれていると思っています。チワワが母親を噛むと言う問題行動は徐々になくなりました。女の人が怖いという恐怖心もなくなりました。そして、最後まで責任も持って飼いたいと思います。
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50代以上 女性 真弓