プードルのサイズ
スタンダード・プードル(JKC公認)
プードルと言えば小さい身体にクルクルの毛、元気いっぱいのトイ・プードルを想像する方も多いでしょう。ですが、そんな小型犬のトイ・プードルの原型はスタンダード・プードルなのです。元々の原産国は明確にはなっていませんがフランスで16世紀に爆発的人気を起こし、その頃プードルと言えばスタンダード・プードルが主流でしたが17世紀頃スタンダード・プードルの小型化が進み、現在の様々なサイズのプードルが出来上がりました。頭の良く優しいスタンダード・プードルは大型犬として、今も人気があります。
ミディアム・プードル(JKC公認)
スタンダード・プードルの次に大きい種類であるミディアム・プードル。あまり聞き慣れない種類ですが、2003年に公認された種類でありまだ歴史が浅いプードルです。数が少なく公認していない国もあるので、とても珍しい種類です。
ミニチュア・プードル(JKC公認)
ミニチュア・プードルは、日本にも100頭程しかいない貴重なプードルになります。しかしこれは登録されている数であり、トイ・プードルとして迎えたのに大きくなったという話をよく聞きますがプードルは体高で種類が決まるので測ってみたらミニチュア・プードルの規格だったという事が多くあります。トイ・プードルより大きめではありますが小型犬です。
トイ・プードル(JKC公認)
プードル種の一番人気であり全体の98%も占めるトイ・プードルは、2018年度人気犬種№1を獲得しました。街や公園でも見かける事の多いトイ・プードルは、超小型犬に分類され小型犬の中でも小さいサイズになります。
タイニー・プードル(JKC非公認)
トイ・プードルよりも、さらに小さくなったのがタイニー・プードルになります。歴史が浅くJKC非公認であり、血統書にも記載されません。たまたま産まれた小さいトイ・プードルがきっかけなので、まだサイズが固定されておらず大きくなる事もあります。他のプードルに比べて神経質な面がある為、常に観察し異変が無いかを日常的に見る必要があります。
ティーカップ・プードル(JKC非公認)
プードル種の中で最も小型であるティーカップ・プードル、こちらもJKC非公認で血統書には記載されません。プードルの中で一番怖がりで飼い主への依存度が高い犬種とされています。小ささとプードルの飼いやすさを持ち合わせているので女性を中心に人気ですが、日常生活にかなり気を遣わなければいけません。JKCでは健全性に欠ける可能性が高いと注意喚起が出ています。
体高
体高
プードルの種類は、体高で規格が決まります。下記がJKCが決めている体高です。
- スタンダードプードル:体高45cm~60cm
- ミディアムプードル:体高38cm~45cm
- ミニチュアプードル:体高28cm~38cm
- トイプードル:体高24cm~28cm
これらの体高で種類が決まります。タイニー・プードルとティーカップ・プードルはJKC非公認なのできちんとした体高が決められていません。
終わりに
小さいと思って迎えたのに”大きくなったから”と捨てたりする方も居ますが、大人になった時の確実で明確な大きさは、誰にも分かりません。どんな小さい子でも責任を持ってお迎えしましょう。特に身体の小さい超小型犬になると日々の小さな変化や日常が命取りになる場合もある事を忘れずに、きちんと観察し適切な飼育をする事が大事です。