犬にシナモンを与えてはいけない理由
犬にシナモンを与えてはいけない理由は、シナモンに含まれるクマリンという成分が犬に害を及ぼすといわれているためです。クマリンは肝毒性(肝臓に悪影響を及ぼす性質)を持っているため、摂取することで犬の肝臓に悪影響を及ぼすことがあるので注意が必要です。
犬がシナモンを食べた時の対処法
もしも犬がシナモンを食べて(舐めて)しまったら、まずは犬が口にしたと思われるシナモンの量を確認しましょう。犬がシナモンを少量口にしたからといってすぐに大きな症状が出ることはほとんどありません。
そのため、慌てて自己判断で無理に吐かせたりせず、まずは獣医師に相談しましょう。その後、犬の様子を見て少しでも異変を感じた場合はすぐに動物病院へ連れて行きましょう。
犬の身近にあるシナモンが含まれている食べもの
犬の身近には、シナモンが含まれた食べ物がたくさんあります。
- クッキー
- シナモンロール
- アップルパイ
- スイートポテト
- かぼちゃプリン
- 八ツ橋
- ジンジャーエール
- カレー
上記の食べ物にはシナモンが含まれている可能性が高いため注意が必要です。
シナモンは香りが強いので袋に入っていても嗅覚の鋭い犬なら見つけ出すことがあります。シナモンパウダーやシナモン入りのお菓子は、犬の届かないところに置くよう心掛けましょう。
犬用おやつに使われているシナモンパウダーは安全?
犬用おやつに「シナモン風味」や「シナモンパウダー入り」という商品があることを知っていますか?果たしてこれらの犬用おやつは安全なのでしょうか?
シナモンは大きく”カシアシナモン”と”セイロンシナモン”の2つに分類されます。セイロンシナモンに含まれるクマリンの量は、カシアシナモンに含まれるクマリンの量に比べてとても少ないといわれています。
そのため、犬用おやつにはのはクマリン含有量の少ないセイロンシナモンが使われています。オーガニックのセイロンシナモンは少量であれば犬に害を及ぼすことは少ないと考えられていますが、気になる方はメーカーに問い合わせてみることをおすすめします。
ちなみに、我が家のトイプードル・くるるは、オーガニックのシナモンパウダーのかかった犬用クッキーは苦手なようでした。
犬はシナモンの香りが苦手?
シナモンの特徴といえば特有の芳醇な香りですよね。シナモンの香りは、人間にとってリラックス効果があるといわれているため、香りを好む方は多いでしょう。しかし、あの香りが苦手だと感じる方も少なくはありませんよね。
人の何倍も嗅覚の鋭い犬ならどうでしょうか?
犬用グッズのマーキング防止のスプレーにはシナモンの香りが使用されていることがあります。犬もシナモンの香りが苦手なことが多いからなのかもしれません。
シナモンを与える場合の分量の目安
人間の場合、シナモンの1日の摂取量は体重50㎏成人で1.5gまでなら問題ないと言われていますが、犬は人間よりも体も小さく体重も軽い場合が多いので、人間の摂取量から考えた際に、いかに管理が大切なのかが見えてくると思います。
良い効果のあるスパイスの一種と言われていても、安易に与えることは控えましょう。
上記内容は「東京都福祉保健局 東京都食品安全FAQ」を参照しています。
まとめ
犬にシナモンを与えてはいけない理由と、口にしてしまったときの対処法をご紹介しました。
シナモンに含まれるクマリンは、肝機能障害を引き起こすことがあるため、私たち人間も過剰摂取はいけません。犬が飼い主の知らぬ間にシナモンを口にすることのないよう、十分に気をつけて生活しなければなりません。
その上で、私たちがシナモンから得られるメリットも覚えておきたいですね!
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