犬の肉球の色が変わった?
愛犬の肉球の色が変わった気がすると気になったことはないでしょうか。実際に、成長や病気が原因で犬の肉球の色が変わることがあります。成長による肉球の色の変化は気にすることはありませんが、怖いのが病気が原因で肉球の色が変化しているケースです。今回は犬の肉球が変わる理由や原因をご紹介します。
犬の肉球の色が変わる理由
犬の肉球の色が変わる理由として、大きく次の4つが考えられます。
- 成長
- 遺伝
- 色素沈着
- 病気や怪我
「成長」により肉球の色が変化することはよくあります。このケースは子犬期はピンク色だった肉球が、黒っぽく変化する場合が多いようです。親犬からの「遺伝」によって肉球の色がまだらとなったり、2色に分かれたりすることもあります。また、成長過程における「色素沈着」によっても、色の変化が起こります。これらのケースの肉球の色の変化は心配ありませんが、色が安定するまでは観察しておくと安心できますね。
気を付けたいのが「病気や怪我」による色の変化です。次にご紹介する「犬の肉球の色が変わる原因」を確認の上、注意して観察してください。
犬の肉球の色が変わる原因
1.肉球の色が薄くなる
肉球の色が「薄く」なってきた場合、注意が必要です。通常は色素沈着などにより濃くなることは考えられますが、薄くなるということは通常の変化ではありません。
肉球の色が薄くなり、白っぽくカサカサしている場合「乾燥」が主な原因だと考えられます。放っておくとひびが入って割れてくるため、肉球クリームなどを使って保湿をしてあげましょう。
2.肉球の色が濃くなる
前述したとおり「濃く」なる原因は遺伝や色素沈着が主な原因だと考えられます。基本的にメラニン色素は有害物質から身を守るといわれるため、色が濃い方が病気になりにくいともいわれます。また、日々の散歩などで肉球が固くなると同時に、色が濃くなったように見えることもあります。
これらが原因で色が濃くなっている場合は心配はいりませんが、明らかに不自然な色の変化の場合は病気や怪我の可能性が考えられるため、注意が必要です。
3.赤みがかる
特に注意したいのが「赤み」がかっているケースです。肉球が普段より赤みがかっている場合「内出血」や「指間炎」などにかかっている可能性があります。指間炎になる理由として「散歩中の怪我」「足の拭きすぎ」「足の洗い過ぎ」「乾燥」「火傷」「ストレス」「アレルギー」などが考えられます。
愛犬が頻繁に指を舐めている場合や、肉球が赤みがかっている、腫れや出血をしている場合、内出血や指間炎の可能性が考えられるため、受診をおすすめします。
まとめ
- 成長
- 遺伝
- 色素沈着
- 病気や怪我
気にしてみないと気づかない肉球の変化。怪我や病気で傷ついてしまうと歩けない理由にもなってしまうため、日頃から肉球の色や質感の変化を把握しておくようにしましょう。頻繁に愛犬が指を舐めていたら、肉球や足先に問題が発生している可能性がありますので、チェックするようにしましょう。
また、健康な肉球を保つためは「指周りの毛をカットする」「肉球保護クリームを使う」「散歩時は靴や靴下を履かせる」といった対策も有効です。傷つきやすい肉球はぜひ保護してあげるようにしましょう。定期的に愛犬の肉球の色や質感をチェックすることで、ぜひ健康な肉球を保ってあげましょう。