犬が困惑する7つの飼い主の行動

犬が困惑する7つの飼い主の行動

私たち飼い主が無意識に行っている何気ない行動の中には、愛犬が困惑してしまう行動があります。愛する愛犬を困惑させないためにも、どのような行動に困惑してしまうのか知っておきましょう。今回は犬が困惑する飼い主の行動を7つご紹介します!

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犬が困惑する飼い主の行動

うつぶせのトイプードル

私たちが躾としてよかれと思いしつぃまっている行動や、日常生活の中で無意識の内にしてしまっている行動が、愛犬の困惑を招いてしまっている可能性があります。では、どのような行動に愛犬は困惑してしまうのでしょうか。今回は7つの行動をご紹介します。

1.マズルを掴む

犬の鼻と口

マズルというのは、犬の口と鼻の部分のことを言います。一昔前には、「吠えたらマズルを掴み吠えを止めさせる」なんて躾の仕方が噂のような形でまわっていましたが、実はこの行動、躾をする上でしてはいけない行為なのです。

そもそも犬にとって、マズルは嗅覚、そして威嚇行為を表すための場所であり、とても重要な部分です。そのマズルを触らせるということは、しっかりと信頼関係を築けていないといけませんし、信頼関係が築けている飼い主さんと犬の間でも「触って欲しくないな」と思う部分なのです。

もしも信頼関係が十分なほど築けていない内に、躾と称して強制的にマズルを掴むような真似をしてしまえば、犬は困惑し、信頼を失ってしまう可能性さえあります。マズルを掴むという行動は絶対に止めましょう。

2.「躾のために…」と叩く

叩かれそうな犬

そしてこちらも信頼を失ってしまう行為となります。昔は躾として軽く叩いて言い聞かせるという教育の仕方は、犬だけではなく子どもでも通用していました。しかし時代が変わり、現在は犬にも躾で叩くという行為は逆効果となるとされています。

犬は人間とは違い、人間の言葉を正確には理解していません。そのため、「○○しちゃダメでしょ」と言って叩いたところで、犬は「なぜ叩かれたんだろう」「怖い」という恐怖を抱いてしまうだけなのです。

さらにこの行動を続けていると、犬の中には防衛本能が働き、飼い主さんを敵と見なして襲いかかってくるケースもあります。

躾をする際には、正しい躾の仕方をしっかりと理解し、少しずつ教えていくようにしましょう。

3.表情と声が合っていない

女性

最近の研究結果により、犬は人の声は勿論、表情からも感情を読み取ることができると判明しました。そのため、顔は笑っているのに、声は怒っているトーンなど、表情と顔がマッチしていない場合、困惑してしまうことがあります。

先ほどの話にも出てきた通り、犬は言葉の意味は正しく理解していません。しかし、人間の感情を読み取る際、声のトーンや大きさなどで判断しているのです。

したがって、怒るときは表情を怖くし、低いトーンで怒らなければ、犬は「怒られている」と理解していない可能性があります。可愛いからと言って顔は怒っているのに、声のトーンは高く「だめでしょ~」と怒ってしまうと、犬が困惑してしまいかねないので止めましょう。

4.躾を優しい声で行う

犬と女性

「表情と声が合っていない」という先ほどの話にも出てきましたが、躾(命令)をされているはずなのに、飼い主さんが声のトーンを高くし、優しい声で躾を行うことで、愛犬は「これは命令なの?それとも褒められてるの?」と困惑してしまいます。

基本的に躾をする際はメリハリをつけることが大切です。通常話しかけるときとは違い、なるべく厳しい態度で接することで、「リーダーから命令されている」「指示されている」という自覚が犬にも生まれます。

5.急に大声で怒鳴る

メガホン男性

犬の聴覚は人間とは比べものにならないほど優れているという話は、犬を飼っている人だけでなく、多くの人が知っている事実です。そのため、犬の近くで大声で怒鳴るという行為は犬を困惑させ、恐怖心を抱かせてしまいます。

たしかに怒る際には、飼い主が怒っているということを理解させる必要がありますが、理解させるためには低いトーンで短く「ダメ」などと言うだけで良いのです。

いきなり大声で怒鳴られるというのは、人間であっても驚きますし、困惑してしまいます。それを自分よりも小さな体型の聴覚が優れた犬に対して行うということは、様々なストレスを与えかねないと理解しましょう。

6.家族内で喧嘩する

夫婦喧嘩

私たちにとっては勿論ですが、犬にとっても一緒に住んでいる人は皆家族です。家族全員が大好きだという犬にとっては、家族同士が喧嘩をしているところを見ると困惑してしまい、大きなストレスが溜まります。

例えば夫婦喧嘩をしている場合、「僕はママさんも好きだけれど、パパさんも好き」「2人が怖い顔して怒鳴りあってる…怖い」といった感情を引き起こしてしまいます。

これは人間にも言えることですよね。子どもは親の喧嘩を見ることに苦痛を感じます。犬も子どもと同じような心境になっているのです。夫婦喧嘩は避けることは難しいと思いますが、なるべく冷静に努めるようにすることが、犬にとっても良いかもしれません。

7.意味も無く名前を呼ぶ

困惑してる犬

犬にとって名前とは、「自分に用があるからこの言葉を使っている」という認識です。そのため、良いことをする際(おやつをあげる等)に名前を呼ぶと、「良いことが起こるんだ!」という認識になりますし、名前を呼びながら起こってばかりいると「嫌なことが起こりそうだなぁ~」という認識になってしまいます。

では、意味も無く名前だけを呼び続けているとどうなるのでしょう。最初の内は困惑しながら「なんか呼ばれてるけど…どうしたんだろう?」という気持ちから、こちらを向き首をかしげるなどの反応を起こしてくれます。

しかし、もしこのような行動を続けてしまうと、次第に「この言葉は僕には関係ないのかもしれない」「じゃあ反応しなくていいや!」という認識に変わってしまい、名前が名前として認識されなくなってしまうのです。

犬を困惑させてしまうだけでなく、名前が名前でなくなってしまうという悲しい事態は避けたいですよね。犬の名前は乱用せず、用事がある時(ごはん、散歩、ブラッシング、スキンシップをする等)のみ使用するように心がけましょう。

まとめ

上目遣いの犬

いかがでしたでしょう。中には「この行動はいけないよね」と既に理解している行動だけでなく、「これもだめなの?」というような行動まであったかと思います。自分が愛犬に対してしてしまっている行動がないかチェックしてみましょう。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 ゴン吉

    マズルを掴む、マズルコントロールですね。これはその時の状況や犬の性格によっては危険な方法です。
    鼻ぺちゃには向きませんし、成犬では噛み返されることがあります。子犬のうちだけにするといいと思います。
  • 投稿者

    20代 男性 匿名

    まさにその通り。子犬のうちにまずルコントロールすることで主従関係が確率されやすくなります。主従関係が確率されれば行う必要はありません。
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