【感情編】犬が後ずさりする理由
日常の中で愛犬が後ずさりすることはありませんか?犬の後ずさりには様々な要因がありますが、今回は犬の感情が原因となっているパターンと病気が原因しているパターンをご紹介してまいります。
最初にご紹介するのは感情が原因となっているパターンです。一体どのような感情の時に犬は後ずさりするのでしょうか。
「怖い」と感じている
まずは何かに対して「怖い」と感じている場合です。以前怖い思いをした物がそこにあったり、反対に今までなかった物がそこにあるなど、驚異と感じているものがある場合に後ずさりをすることがあります。
例えば散歩中、過去に通りすがった際、強風によってゴミ捨て場のネットがぶわっと舞い上がったことがあり、それに対し恐怖を感じ、トラウマとなってしまっている、ということもあります。
筆者の家にいる愛犬は、臆病な性格ということもあり、散歩中に少しでも怖い思いをした場合、しばらくはそこに近づこうとすると後ずさりすることが頻繁にあります。
このように「怖いな」「近づきたくないな」と犬が感じている物があり、飼い主さんがわかるのであれば、しばらくは違う場所においてあげるなど工夫をしてあげると良いでしょう。
「不安」を感じている
次に「怖い」という脅威までは行かないけれども、不安に感じる出来事が起こっている場合にも後ずさりすることがあります。
いつもと環境が変わってしまったりすると、人間にとっては全く気にならないことでも、犬にとっては大きな不安となってしまう可能性があるのです。引っ越しや工事が施行されている環境は、特に犬にとって不安要素となりやすいです。
また、飼い主さんが愛犬に対して叱っている際にも後ずさりすることがあります。これは飼い主さんが怒っているということを理解しているため、「ごめんなさい」という一種の不安と申し訳なさが後ずさりという行動になって現れているのです
【病気編】犬が後ずさりする理由
ここまでは後ずさりの原因が感情であるパターンをご紹介してまいりました。しかし、上記でご紹介した内容に当てはまらない場合、もしかしたら病気が原因である恐れがあります。
胃腸に原因がある可能性
後ずさりに加え、食欲がなくなっていたり、吐いてしまうなどの症状が見られる場合には、胃腸に原因がある恐れがあります。その場合、うんちを見ると柔らかくなっていたり、下痢のような症状を起こしていることが多いです。
中には一時的な症状の場合もありますが、何日も長く続く場合には病気になっている可能性がありますので、少しでも症状が当てはまるのであれば、かかりつけの病院に連れて行くことをおすすめいたします。
もしも消化器官に腫瘍が出来ている場合、放置してしまうと最悪の事態に繋がってしまう可能性が高くなってしまいます。
椎間板ヘルニアの可能性
もしも愛犬がシニア世代に入っているのであれば、椎間板ヘルニアの可能性が考えられます。
椎間板ヘルニアになってしまうと足に影響が出始めますので、今まで普通に歩いていた犬が歩きにくそうになり、後ずさりのように見えているのかもしれません。そのため、シニア世代の愛犬であれば、注意深く観察する必要があります。
注意深く観察することで、後ずさりではなく、足をひきずっているのであれば、すぐに病院へ連れて行き、今後の事について医師に相談するべきでしょう。
椎間板ヘルニアは、徐々に衰えていき、最終的には歩けなくなってしまうことが多いです。なるべく歩けなくなってしまう事態を遅らせるために、適度な運動や食事を早い内から心がけるようにしましょう。
てんかんの可能性
最後にてんかんの可能性です。てんかんは神経の病気ですので、発作が起こることで脳から正常な信号を送ることが出来ず、体の動きをコントロールすることが出来なくなってしまいます。
てんかんには様々な症状がありますが、そのうちの1つとして後ずさりしてしまうという行動があります。他にも嘔吐してしまったり、意識を失ってしまうなどが挙げられます。
後ずさりしていることを不思議に思い、飼い主さんがお医者様に診てもらうとてんかんだったという例も少なくありません。心配な方は、一度病院で診てもらうとわかりますよ。
まとめ
いかがでしたでしょう。後ずさりには、「怖い」「不安だな」という感情的な原因だけではなく、消化器官や椎間板ヘルニア、てんかんといった病気が関係している可能性もあります。少しでも心配な方は、まずはお医者様に診てもらうようにしましょう。
ユーザーのコメント
女性 うずら
20代 女性 匿名
おやつの待ての時先住犬の柴ワンをお手本にし後ずさりして顔を横に背け我慢します。
あと悪さして怒られた時、おいでと言っても2〜3回後ずさりします。ショボーンとしながら寄って来ますけどね。反省したそぶり見せてももう怒ってないとなると普通顔に戻ります。彼らは人間のことよく見てますよね。