社交性のある犬は恋に落ち易い傾向にある
愛犬との散歩でよく出会うワンちゃんの中に、愛犬が特に気に入っている子がいる事に気づいた事はありませんか?
『これは、もしかしたら恋愛感情?』などど考えたりしますが、果たして犬に恋愛感情はあるのでしょうか?
犬の恋愛感情は人間の恋愛感情とは少し違います。
性別や犬種には全く関係なく、純粋に大好きと言う気持ちです。
人間の場合、恋を成就させようとして男女間で駆け引きが繰り広げられますが、犬はストレートに『あなたが好きです』『お口を舐めナメさせて』と言う感じになります。
そして何と言ってもお互いの相性です。
犬にも相性が合う合わないがあり、それは外見や性格、性別やニオイなどをインテグレーションして相性が合う合わないを判断しています。
また、社交性のある犬は好奇心も旺盛ですので他の犬や人間に対しても積極的に関わりを持ちたがります。
それがゆえに恋に落ち易い傾向にあると考えられます。
犬の恋愛感情に体格,性別,犬種は関係ない?!
犬が好きになる犬は超小型犬~大型犬と言う様に、その相手の性別や体格に関係はありません。
或いは他種の動物を好きになるケースもあるそうです。
我が家の愛犬は猫に興味を持っているらしく、散歩中に猫を見かけると尻尾をブンブン振って近寄ろうとします。
猫のお友達はいないのですが、これも恋なのでしょうか?
引っ掻かれたり猫パンチを食らったりすると困りますので絶対近寄らせませんが・・・
恋愛感情と発情は別もの
メスがヒートすると独特で強烈なフェロモンが分泌されます。
このフェロモンのニオイを嗅いだオス犬は、それに伴い発情します。
そうなると普段は大人しくて言う事をよく聞く犬でも、外飼いの場合自宅の庭から脱走しょうとしたりします。
例え初対面であってもヒート中のメスのワンちゃんに飛びかる場合があります。
これは自分の遺伝子を残そうとする動物の本能がさせる事なのです。
ヒート中のメス犬は、基本的に何時でも受け入れOK状態になっていますので、そんな時は恋とか相性など関係なくなります。
ですから『恋愛感情と発情は別もの』になります。
オス同士でしか交尾をしない『ゲイドッグ』がいる!?
犬の世界でも同性愛はあるそうです。
メスには目もくれず、オス同士でしか交尾をしない、いわゆるゲイドッグです。
『これは同性愛ではなく単なる遊びではないのか?』と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが実際に動画もアップされています。
人間と同じ様な感情を持っている犬ですから、有り得る事だと思いますが、ただ、これはどう見てもマウンティングから移行した交尾に見えますが・・・。
参考動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=EGNt3wcIv8Y
まとめ
最後に私の考えを述べさせて戴きますが、『私は犬同士に恋愛感情は無い』と思います。
『犬にも人間の恋愛感情に似た感情がある』と書いていながら否定するのもおかしいのですが、それは研究者が想像で言っているのに過ぎないからです。
犬同士で見つめ合ったり触れ合ったりしても、愛情ホルモンである『オキシトシン』は分泌されないそうです。
犬同士が見つめ合うのは威嚇を意味しますから恋愛には繋がらないでしょう。
犬に恋愛感情があるとすれば、それは飼い主さんに対してではないでしょうか。
特に人間と犬との間には深くこのオキシトシンが関わっており、触れ合ったり見つめ合ったりする事で双方にオキシトシンの量が増加する事が分かっています。
これはオーストラリアにあるモナシュ大学の博士課程の一環として研究をした『ジェシカ・オリバ』さんが語っています。
私は暇さえあれば愛犬と触れ合いアイコンタクトを取っていますので、頭の中はオキシトシンで満ち溢れているのではないでしょうか。
オキシトシンおやじなんて言われてしまいそうですね。
犬同士は本能で接し、人間(飼い主)に対しては、時には親、時には恋人、時には友達、と言う感情で接しているのではないでしょうか。
中には飼い主さんに好意を抱いて想像妊娠をしてしまったメス犬もいたそうです!
ここまで愛されたら飼い主として本望でしょう。
犬の恋愛感情は、『犬に聞いてみなければ分からない』と言うところでしょうか。
さて、皆様はどの様にお考えでしょうか?