愛犬の死から立ち直る方法1:外に出かける
愛犬が亡くなってしまってからなかなか立ち直れないときは、環境を変えることが大切となります。たとえば室内で愛犬と一緒に暮らしていた場合は、家の中にこもっていると愛犬とのさまざま思い出がよみがえって、ずっと悲しい気持ちになってしまうことが多いといえます。
ですので、無理をしない範囲で外に出かけて気分転換することをおススメします。日光を浴びながら外を散歩したり刺激を受けやすい賑やかな場所に出かけたり。カラオケで思いっきり大声で歌って少し気持ちをスッキリさせるのも良いと思いますよ。
また、時間に余裕があるのでしたら思い切って旅行に行くのも気持ちを切り替えやすくなるのでおススメといえるでしょう。
辻本由香子
ペットロスは母性本能の強い女性に頻発する傾向があります。最初は出かける事すらもおっくうでなかなか難しい状況かもしれません。
しかし、外に出て気分転換をすることは健康面においても精神面においてもとても大切なことです。無理に外出する必要はありませんが、意識的に行動を起こすことは、ペットロス軽減のためには大変重要なことだと思います。
愛犬の死から立ち直る方法2:泣きたいときは泣く
愛犬を失ってずっと悲しい気持ちになっている人の多くは、たくさん泣いたことが立ち直るきっかけになった。そうおっしゃることが多いそうです。つらいときは我慢せずに思い切り泣くことで悲しみにあふれていた心が癒されやすく、閉じ込めていた感情を心の外に開放しやすくなるといわれています。
ペットロスになっている人の多くは、愛犬が亡くなったという現実をなかなか受け入れることができずにつらい気持ちを閉じ込めてしまうことがよくあるそうです。そういった気持ちを開放する方法として『泣く』という行為はとても効果的だそうですよ。
私も過去に愛犬や可愛がっていたフェレットなどの動物を失ってずっと立ち直れずにいた経験があるのですが、そのときは気持ちに従ってたくさん泣いたり、あえて泣ける映画や小説を読んで涙を流し悲しい気持ちを外に出すようにしていたのを覚えています。
「泣いたら愛犬に心配をかけてしまう」もしそう思って泣くのを我慢しているのでしたら、それは間違いだと思います。愛犬はきっとずっと悲しんでいる姿よりも笑顔で幸せに生きているあなたの姿を見たいと思っているのではないでしょうか?
ですので、泣きたくなったときは我慢せず思い切り泣いて少しでも気持ちを軽くしてみることをおススメします。
辻本由香子
泣くといった行動は、それだけでセロトニンという別名『幸せホルモン』といった神経物質が分泌されます。涙はデトックスやリラックス効果を発揮する副交感神経を刺激します。
そのため、中にはペットのためを思って無理に笑顔でいる方も多いかもしれませんが、泣きたい時は思い切り泣いて、気持ちのリラックスを図ることはとても大切なことと言えるでしょう。
愛犬の死から立ち直る方法3:没頭できる映画や本を観る
先ほどもお伝えしましたが、映画を観たりや本を読むのも立ち直るための良い方法といえます。切ない物語や泣ける物語の映画や本に触れて思い切り泣くと気持ちをスッキリさせやすくなります。
物語に没頭できるものや前向きになれる映画や本に触れるのも良いといえるでしょう。自分の人生とは別の物語に触れることで沈み込んでいた心に感情を芽生えさせやすくなりますし、一時的に悲しい現実を忘れることができますので少しは気持ちを落ち着かせやすくなると思いますよ。
ちなみに個人的にはボーっと観てるだけでも別の世界に入り込める映画で気持ちをリラックスさせるのが良いかな?と感じます。
辻本由香子
没頭できるものであればどんなものでも構いませんので、自分の好きなことや趣味を新たに見つけてみるのも良いでしょう。また、不特定多数の人と交わるボランティア活動といったものに参加したり、部屋の模様替えに時間を費やすといったこともいいと思います。
最初はつらいと思いますが、ご自身と同じ経験をした人たちと交流し、思い出や悲しみにあえて触れることもペットロス脱却に有効といえるでしょう。
愛犬の死から立ち直る方法4:新しく犬を迎える
こちらは賛否両論あると思いますが、『新しく犬を迎える』というのもとても効果的といえます。実際にペットロスから立ち直った人の多くは新しく犬を迎えることで愛犬の死から立ち直ることができたそうですよ。
私もそのうちの1人となり、ある程度愛犬の死を受け入れられた頃に新しく犬を家族に迎えたことで少しずつ愛犬の死をキチンと受け入れ立ち直ることができました。
では、愛犬を失ってしまったらすぐに新しい犬を迎えた方が良いのかといいますと……、私の考えとしては無理に新しく犬を迎えるのはおススメしません。
愛犬の死によってポッカリ穴が空いてしまった心を埋めるために無理に新しく犬を迎えてしまうと、愛犬と新しい犬を比べたり愛犬との思い出を鮮明に思い出してしまってさらに苦しんでしまうことがあるからです。
また、愛犬の代わりとして飼ってしまうと新しく家族に迎える犬に対しても失礼といえるでしょう。もしまた犬を家族に迎えたいと思っているのでしたら、ある程度気持ちの整理ができて新しく家族を迎えたいと思えたときに犬を迎えると良いと思いますよ。
辻本由香子
ペットロスの背景にはペットがペットの域を超え、共に暮らし生活をする家族といった関係が強く影響しています。現在では伴侶動物(コンパニオンアニマル)として存在するペットですが、新たに家族として迎えるペットもまた、「自分よりも先に亡くなる」存在という認識を強く持ち、適度な距離感を保って暮らすことが大切です。
まとめ
近年、人間と犬はペットではなく家族同然の付き合いをすることが多くなってきました。その結果として大切な愛犬が亡くなったときにその現実を受け入れることができず、ずっとふさぎ込んでしまうという飼い主は増えてきているそうです。
愛犬の死から立ち直るためには少しずつ時間をかけて気持ちの整理をし、愛犬の死を受け入れる必要があるといえるでしょう。とても辛いことだと思いますが少しずつ立ち直れると良いですね。