愛らしい日本犬「柴犬」
サイズ分類は「小型犬」
体格的に中型犬のように見えますが、分類としては「小型犬」になります。最近では、柴犬の小さめサイズである「豆柴」や「小豆柴(あずきしば)」も人気です。真っ黒でつぶらな瞳や、くるんと丸まったキュートな尻尾で柴犬ファンたちを虜にしています…♡
毛色は全部で4種類
柴犬は天然記念物に指定されていますが、一般家庭でも飼育できるのが魅力の一つです。毛色は少なく、大きく分けて以下4種類となっています。
- 赤
- 黒
- 胡麻(ごま)
- 白
皆さんが最もよく目にするのは、茶色に近い赤色ではないでしょうか?柴犬の約8割を占めているカラーなのだそうです。
以前、口の周りに黒い毛が生えている柴犬を見たことがありますが、これは子犬特有の毛色になります。成長と共に他の色の毛に生え変わるため、体の色に馴染んでいきます。
「キツネ顔」と「タヌキ顔」
愛嬌たっぷりな柴犬ですが、顔や体の特徴から「キツネ顔」や「タヌキ顔」と呼ばれていることをご存知でしょうか?見分け方はこちらです!
《キツネ顔》
- 顔が面長でマズルが長め
- 三角でキリッとした切れ長の目
- 細身でシャープな体格
《タヌキ顔》
- 顔の輪郭が丸く、マズルが短め
- 丸く愛らしい目
- 筋肉質でがっしりした体格
なんとなくイメージは掴めましたでしょうか。
特徴を理解できると、柴犬を見かける度に「キツネ顔?タヌキ顔?」と気になってしまいますね!
トリミングは必要?不要?
基本的に、トリミングサロンでの全体カットは不要です。柴犬の性格上、飼い主以外の人に触られることを嫌がる特性があるため、自宅でお手入れできると、犬のストレスを最小限に抑えることができます。
柴犬はダブルコートの犬種になるので、こまめなブラッシングが欠かせません。毛のもつれを防いだり、不要なアンダーコートを取り除くには、スリッカーブラシを使うと便利です。
柴犬ってこんな性格!
忠誠心が強い
主従関係さえしっかり築くことができれば、飼い主に対して従順であり、忠誠心が強い性格です。
裏を返すと他の人には懐きにくい面もありますが、その分飼い主しか見せない表情を見せてくれるので、可愛さも倍増します♡
繊細な心の持ち主
「自身満々」「勇敢」「攻撃的」と思われがちな柴犬ですが、実は繊細な一面を持っています。知らないものや知らない人に対しての警戒心が強く、急激な環境の変化を嫌います。
運動が大好き
元々狩猟犬として活躍していた犬種となり、体力があるので必要な運動量も多めです。散歩の頻度としては、毎日2回が理想的。ストレスを溜めさせないように、たっぷり運動させてあげることが重要です。
「柴距離」ってなんだろう?
さて本題の「柴距離」について説明していきます。クールな性格の柴犬は、ベタベタ人に触られるスキンシップが苦手です。そうかと思えば少し離れた場所からじっと見つめてきたり、構って欲しいときは急に甘えてきたりします。このマイペースで絶妙な距離感が「柴距離」であり、飼い主の心を鷲掴みにするのです。
名前を呼んでも振り向かない、手が届きそうで届かないところにいる、というのは「柴距離」では日常茶飯事です。決して嫌われている訳ではないのでご安心下さいね☆
まとめ
ちょっぴり気まぐれな性格が「頑固」「愛想が悪い」と誤解されがちな柴犬。このツンデレ感が柴犬のチャームポイントです。柴距離を楽しみながら、観察してみて下さい!