安易に犬と他のペットを飼うのはＮＧ
犬の飼い主さんの中には、犬以外の動物も飼ってみたい思う人もいるでしょう。犬は賢い動物なので、きちんとしつけをすれば基本的にほかの動物との同居も可能であることが多いようです。実際、猫と仲良く暮らしている犬は多いですよね。
とはいえ、犬が本来持っている本能や習性、そして元々は猟犬として活躍していた犬種もいることなどを考えるとあまり相性がいいとは言えない動物もいるので、安易に別の動物をペットとして新しく迎え入れるべきではありません。
そこで今回は、犬と一緒に飼うべきではないペットをご紹介したいと思います。また、犬種によっては一緒に飼うべきではないペットいます。そちらも併せてご紹介しますので、これから別のペットを飼いたいと考えている犬の飼い主さんは、ぜひ参考になさってください。
犬と一緒に飼うべきではないペット
①ハムスター
ハムスターは小さく飼いやすいペットですが、犬と一緒に飼うのに向いているとは言えません。ドッグフードに適応している犬がハムスターを襲って食べようとする可能性は低いものの、小さくて動き回るハムスターに興味を持って、好奇心からちょっかいを出してしまう可能性があります。
また犬がハムスターのケージをいたずらして倒し、その際にハムスターが逃げ出した場合、犬には逃げるものを追う習性があるため、ハムスターを追いかけ回したり、手を出したりしてダメージを与えてしまうことも考えられます。
犬がいる家庭でハムスターを飼うのであれば、別々の部屋で飼うのがベストです。同じ部屋で飼うのであれば、ハムスターのケージは犬の届かない場所に置くなど、犬が触れないように配慮を。
②小鳥
犬の届かない場所に鳥かごを置き、犬がいるところで放さなければ一緒に飼えると言われていますが、ハムスターと同様に万が一を考えると別室で飼ったほうがいいでしょう。特にポインター種、セター種、スパニエル種、レトリーバー種など鳥猟に使われていた犬種は、小鳥が興奮対象となりうるため別室で飼いましょう。
③爬虫類、両生類
カメやトカゲ、ヘビなど爬虫類やカエルなどの両生類が好きで飼ってみたいという人もいると思いますが、犬との相性はよくありません。犬が爬虫類や両生類をおもちゃとして扱ってしまう可能性が高いです。爬虫類や両生類を飼うのなら、犬とは別の部屋で飼いましょう。
犬種によっては一緒に飼うべきではないペット
一般的には犬と一緒に飼えると言われていても、犬種によっては一緒に飼わないほうがいいペットもいます。
④うさぎ
しつけがしっかりできた犬となら一緒に飼うことが可能と言われていますが、うさぎは繊細でストレスに弱い動物です。犬の存在がうさぎのストレスになっているようであれば、一緒のスペースで生活させるのは避ける必要があります。またテリア種など、元々はうさぎやイタチを狩る猟犬だった犬種と一緒にするのはＮＧです。
⑤フェレット
比較的犬と仲良くできて、一緒に飼えると言われています。ただしフェレットはイタチ科の動物であるため、うさぎと同様にテリア種など、うさぎやイタチを狩るのが得意な犬種と一緒にするのはやめましょう。
まとめ
今回は、犬と一緒に飼うべきではないペット、そして犬種によっては一緒に飼うべきではないペットをご紹介しました。犬それぞれ性格があるので、ご紹介したペットと絶対に一緒に飼ってはいけないとは言えません。実際に、ご紹介したペットと仲良く暮らしている犬もいるでしょう。
ただ、注意が必要だということは忘れず、安易に新しいペットを愛犬と一緒に飼い始めるのはやめましょう。もし悩んだときは、かかりつけの獣医師さんに相談してみるのもいいかもしれません。犬の特性だけではなく、愛犬の性格も踏まえてアドバイスをしてくれるでしょう。
