小型犬は他の犬種に比べて足腰が弱い…骨折の可能性も!
日本国内では、1軒1軒の家の敷地面積が狭いことや、密集住宅であることなどを理由として、人気犬種ランキングでも小型犬が上位に多くランクインしています。
トイプードルやチワワを始め、人気の高い小型犬たちですが、中型犬や大型犬に比べてからだが小さいため、骨も細く、骨折や怪我をしやすい犬種でもあります。ちょっとした衝撃で骨折してしまう危険性が高いため、小型犬の飼い主は特に注意が必要です。骨折や怪我を負ってしまうと、以下のような症状が挙げられます。
- 足を引きずる
- 散歩に行きたがらなくなる
- 段差のあるところを避けるようになる
このように違和感を抱いたら、まずはかかりつけの動物病院を受診しましょう。
小型犬の飼い主がうっかりしがちなNG行為
足腰に注意が必要な小型犬たちですが、愛する愛犬に対して、飼い主がうっかりしがちなNG行為をご紹介していきます。実は、無意識のうちにしている行動が、愛犬を骨折へ導いてしまう危険な行為かもしれません。
抱っこしている状態から飛び下りさせる
立った状態で愛犬を抱っこする場面は、日常的に見られる行動です。散歩中だったり、家の中であったり、限定されることなく、様々な場所で抱っこし、立ち上がることはよくありますよね。
しかし、立った状態で抱っこしていても、最後は愛犬を地面に下ろすことになります。その際、皆さんはどのように愛犬を地面へ下ろしてあげていますか。
うっかり抱っこしたままの高い位置から、ピョンと自ら地面へ飛び下りさせていることはありませんか。人間が立った状態での腕の位置は、小型犬にとって非常に高い位置になります。そのため、腕の中からピョンとうっかり飛び下りさせてしまうと骨折や脳震盪の原因となります。
また、好奇心旺盛な子犬の場合、抱っこした状態から自ら飛び下りようとすることもあります。高い位置から勢いよく飛び下りることで、未発達な骨は容易く折れてしまったり、怪我をしてしまったりすることがありますので、要注意です。
足下の愛犬の足を踏んでしまう
家の中や散歩時など、飼い主の足下をちょこちょこと歩く小型犬の姿は、とても愛らしく可愛いですよね。しかし、この行動にこそ、注意が必要です。
家の中であれば、飼い主が家事などの用事をしている際、愛犬が足下に近寄ってきたことに気付かないと、うっかり愛犬の小さな足を踏んでしまう恐れがあります。すると、人間の体重が小型犬の足にかかってしまい、足を怪我してしまったり、最悪の場合、骨折してしまったりする恐れもあります。
また、散歩中も注意が必要です。隣にいるとはわかっていても、しっかり見張っていなければ、飼い主の足と足の間に入り込もうとしていたり、思っていた以上に近寄ってきていたりする可能性もあります。靴を履いた状態で足を踏んでしまうと、裸足や靴下の状態よりも強い負荷が掛かるため、非常に危険です。散歩中は愛犬からなるべく目を離さないよう、注意深く行いましょう。
ドアに挟んでしまう
意外と多いアクシデントに、後ろから愛犬が来ていることに気付かず、ドアで挟んでしまった…という事故があります。ゆっくりと閉めていたのであれば、挟まる確率は低いですし、いざ当たってしまっても痛みはないでしょう。しかし、勢いよく閉めてしまうと、もしも愛犬がドアのすぐ近くまで来ていた場合、挟まってしまい危険です。
胴体であれば体全体を痛めてしまったり、体内へ悪影響を及ぼしたりすることも考えられます。最悪の場合、部分的に骨折してしまう恐れもあるかもしれません。愛犬を室内で放し飼いにしているご家庭は、ドアを閉める際、近くに愛犬が来ていないかどうかを確認してからゆっくり、静かに閉めるよう心掛けましょう。
まとめ
いかがでしたでしょう。意外と多いNG行為なので、「うっかりしちゃってた」という飼い主さんもいるかもしれません。当てはまった方は、今日からでもこれらのNG行為をやめ、愛犬の健康を守りましょう。