迷い犬を見つけたら保護していいの?
保護の方法
出来ることなら飼い主さんの元に返してあげたいですよね。注意すべきことや然るべき場所への連絡などをしっかりとすれば、保護しても大丈夫です。
迷い犬は、恐怖や不安などから警戒している場合があります。まず、一番気をつけて欲しいことはその犬に噛まれたりひっかかれたりなどの怪我をしないようにすることです。
知らない場所で迷子になってしまった、飼い主さんが見当たらない不安や恐怖から興奮してすぐに保護できない場合もあります。まずは、犬を触るときの基本を思い出して迷い犬に接しましょう。
- 立ったまま声をかける
- しゃがむ
- 寄ってくるのを待つ
- 様子を見る
- 近寄ってきてもすぐには触らない
- 触るときは頭の上から手をかざさない
甘えるような仕草や触らせてくれるようであれば、驚かせないようにリードや鎖を取り保護してあげましょう。もし、手を差し出した時に寄ってこない場合は保護がとても難しいかもしれません。
迷い犬と野良・捨て犬の違いは、首輪やリードなどがついているかどうかです。ついている場合は、リードが外れてしまったり取れてしまって迷子になってしまった子です。
他にも
- リボンやバンダナなど飾りがついている
- 洋服を着ている
などは、何らかの状況で迷子になってしまった子である可能性が高いです。長い間迷子になっていて体が汚れてしまっていることもあるので汚れているから野良や捨て犬だという判断はしないであげてください。
状況によっては適切な場所へ連絡を
警戒心が強く一人では保護が出来ない、近くまで来るが触れないなど保護が難しい場合は専門機関に協力を頼みましょう。
地域の動物保護センターや団体などに連絡をすれば保護を手伝ってくれたり、アドバイスをもらうことが出来ます。
迷い犬を見つけたら連絡すべき先は?
迷い犬を見つけた、保護した場合にどこに連絡相談したらいいか困りますよね。保護したわんちゃんに、ネームプレートなどがついていた場合には飼い主さんに連絡を取ってその後どうしたら良いかを相談してください。
もし、ついていない場合、迷い犬を見つけた場合はどうしたらよいのでしょうか。
警察へ届け出る
保護した跡には、警察に届け出る必要があります。迷い犬は「落とし物」扱いになるため警察で管理が必要になってきます。迷い犬を保護した場合は、警察に保護しているという旨を伝えておきましょう。保護した地域だけではなく、近隣の地域の警察署にも連絡をしておくことで歩いているうちにお家より少し遠い地域に来てしまったわんちゃんでもお家に帰れる可能性が高くなります。
保健所に連絡
警察に届けた跡は、保健所にも連絡する必要があります。保健所に連絡を入れておくことで、迷い犬が飼い主さんの元に戻れる確率がグッと高くなります。
まず、愛犬が迷子になった時、保健所に連絡をしますよね?飼い主さんがすでに保健所に連絡を入れている場合は保健所から連絡をしてもらえますし、逆に今後飼い主さんが保健所に連絡する可能性が高く、スムーズにお家に帰ることが出来るかもしれません。
迷い犬を見つけたが、保護できなかった場合も保健所に連絡することで対応してもらえます。
動物愛護センターに連絡する
動物愛護センターにも連絡することで、センターのHPに保護した子の情報を載せてもらうことも出来ます。また、一時的に保護した子をセンターで預かってくれるので今すぐには自宅で保護することが出来ない場合でも大丈夫です。保護できなかった、警戒していて難しい場合も保健所同様、動物愛護センターも対応してくれるので連絡をすることをおすすめします。
迷い犬を保護した後の対応は?
迷い犬の情報をメモする
迷い犬を保護したらまずは、迷い犬の情報を記録しておきましょう。具体的には、
- 保護した場所
- 種類、大きさ、毛色や大体の年齢
- 首輪やリードの有無、あれば色や模様
- 鑑札やドッグタグ、装飾品などの有無
などあれば、警察や保健所などに伝えるときも役に立ちます。
警察や保健所に届け出る
保護した後は必ず警察、保健所に届け出をしましょう。飼い主さんとわんちゃんがなるべく早く再会出来るように警察ならば近隣地域の警察署にも連絡をしておくと飼い主さんが確率が高まります。
迷い犬が過ごしやすい環境を作ってあげる
もし、迷い犬を自宅で保護する場合は過ごしやすい環境を作ってあげることが大切です。すでにわんちゃんやねこちゃん他のペットを飼っている場合は、双方に負担がかからないように部屋を隔離するなど、他のペットの匂いがついてないもので簡易的な布団を作ってあげるなどしましょう。
また、新しい場所に連れてこられパニックで再度そこからも逃げ出してしまう子もいるかもしれません。その時の為に、迷い犬が落ち着いたら仮の首輪やネームプレートをつけてあげると良いでしょう。
SNSなどで保護したことを拡散してもらう
今ではSNSでわんちゃんやねこちゃん、他の迷子になってしまったペットを探している飼い主さんもたくさんいらっしゃいます。特徴や写真を載せてSNSで飼い主さんに届くように拡散してもらう方法もあります。
保護した場所や簡単な特徴と写真を載せてハッシュタグ(#迷い犬、#迷子犬、#拡散希望)を付けることで拡散力はあがります。自分から検索をかけることで見つかる可能性があります。種類・場所・迷い犬などで検索してみてください。
ペットショップや動物病院などにポスターを貼ってもらう
ペットショップや動物病院は、情報が集まりやすい場所でもあります。飼い主さんが直接来なくても、お散歩仲間や飼い主さんのお友達などの目に止まって飼い主さんの耳に届く可能性もあります。通っていた病院であれば、動物病院側が飼い主さんと連絡を取ってくれるかもしれません。
【任意】病院で健康診断をしてもらう
もし、自宅で飼い犬を保護する場合は任意ではありますが健康診断などをしてもらうと安心です。
自宅にすでにわんちゃんや他のペットを飼っている場合はノミやダニが心配ですし、健康診断をすることでおおよその年齢はわかりますし迷子中に怪我をしていたなんてこともわかります。病気が見つかったとしてもそれは情報になるので飼い主さんもすぐにうちの子だとわかる手かがりにもなります。
飼い主さんも必死になって探していると思うのでなるべく早く出会えるように様々な手段で情報を共有していくことが大切です。今では、SNSや掲示板などたくさんの手段があるので保護した側も、似たような特徴で情報提供を求めいる記事やポスターなどがないか探してみるといいかもしれません。