犬が苦手な人は身近にいます
恐らく、この記事を目にしている方は、犬を飼われている方や犬が好きな方が多いのではないかと思います。そんな方たちの中にも、子供の頃から犬が大好きだった方もいれば、以前は少し苦手だったと言う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
少しでも犬に対して苦手意識を持ったことがある方は、犬が苦手な人の気持ちも理解できると思いますが、小さな頃から家族の一員として当たり前のように犬と過ごしていた方は、気持ちを察することは難しいかもしれませんね。
実は私自身も、今でこそ愛犬と暮らしていますが、幼い頃にとても小さな野良犬に甘噛みをされた経験から、犬に対しての恐怖心を持っていた頃があります。犬が苦手な人はどんなに小さくて、可愛い子犬でもダメなものはダメなんです。犬を飼われているご家庭の近隣周辺でも犬が苦手な方はいるはずです。犬を飼われている方は犬が苦手な人の気持ちを理解して、周囲に配慮できるよう心がけていきましょう。
犬嫌いな人の理由4つ
犬の行動自体が苦手
根っから犬が苦手な人は、犬の行動や特徴自体に苦手意識を持っています。吠える、噛み付く、ヨダレが酷いの3つが主な理由。吠える、噛み付くは家庭犬であれば、飼い主さんがしっかりしつけをすることで防ぐこともできますが、ヨダレに関しては生理現象のひとつでもあるので、もちろん止めることはできません。
飼い主から見れば愛犬のヨダレは笑いながら「ヨダレ出てるよ~」と拭いてあげるだけのものですが、犬が苦手な人にとっては不快に感じるようです。犬が苦手な人にとって、これらの犬自身が持っている特徴が、苦手意識を高めているようです。
過去のトラウマ
過去に起きた犬との経験から、犬が苦手になってしまった方がとても多いのではないでしょうか。大きな犬に追いかけられて怖い思いをした、野良犬に噛まれて怪我をした、ご近所の外で飼われている犬にいつも吠えられた、など嫌な記憶として犬が存在してしまっているのだと思います。
実際に私自身も、子犬に噛まれた経験や、近所によく吠える犬がいて「犬は可愛いけど怖い…」と思っていた時期があります。ましてや、噛まれて大怪我をした経験がある人はトラウマも強いでしょう。どんなに小さな犬に対しても恐怖心を消し去ることは難しいと思います。
衛生面を考慮すると生理的に受け付けない
特に潔癖症の人でなくても、排泄物の処理には少しは躊躇しますよね。犬はもちろん人間用のトイレで排泄するわけではないので、ウンチもオシッコも飼い主さんが処理をしなくてはいけません。ご自宅内に「犬のトイレ」があること自体も嫌でしょうし、トイレのニオイも無理。犬自体のニオイや抜け落ちる被毛もどうしても受け付けないようです。
マナーの悪い飼い主が苦手
本来、犬は嫌いではなかったはずなのに、あまりの飼い主さんのマナーの悪さに犬も一緒に嫌いになってしまったと言う声もあります。これは私たち飼い主に責任がありますよね。長時間吠え続けてしまう犬にしつけをしない、ノーリードでお散歩をして誰かを追いかけてしまった、また散歩中の排泄の処理をしないなど、犬を飼われているご家庭に対する苦情が多い部分にあたります。
しつけをすること、リードをつけること、トイレマナーを守ることは犬を飼うのであれば当然のように飼い主さんが行わなければいけないことです。犬を苦手に感じてしまう人の理由のひとつは、マナー違反をする飼い主さんに原因があります。
犬嫌いな人への配慮
犬が苦手な人がいることを意識しましょう
様々な理由から犬を苦手な人、また嫌いな人は多くいます。そして、意外と身近にいるものだと思います。犬を飼われている方の中には「うちの犬は誰の目から見ても可愛い」「うちの犬は絶対噛まない」と思い込んでいる方もいるようですが、そう思っているのはご本人だけで、周囲にいる犬が苦手な人には何の関係もない感情です。世の中には犬が苦手で嫌いな人もいるのだと言うことを意識して愛犬と生活をしましょう。
しつけやマナーをしっかりと
まず、吠え癖や噛み癖など、周囲に不快感や恐怖感を与えてしまう行動に関しては、しっかりしつけを行ってください。また、お散歩中の排泄の処理やリードをつけるなどの最低限のマナーを必ず守りましょう。お散歩中は多くの人とすれ違うと思います。犬好きな人であれば、愛犬を見て笑顔になる人もいるでしょうし、犬が苦手な人は嫌な顔をするかもしれません。
どちらにしても不用意に愛犬を近づけることなく、犬が苦手そうな人であれば、その方と愛犬が接近しないよう道を変えるなど配慮しましょう。
まとめ
飼い主としては我が子のように可愛がっている愛犬でも、犬が苦手な人から見ると恐怖の対象になっている可能性があります。もしノーリードで大型犬が近所を歩いていたら、私も恐怖を感じると思います。
好きなものや苦手なものは人それぞれです。愛犬と飼い主さんだけの社会ではありません。自己中心的な考えや行動は控え、周囲への配慮を心がけて愛犬と暮らしていきましょう。