他人の犬の写真を勝手に撮影してもOK?
愛犬家であれば可愛い犬を見るとつい近寄って話しかけたくなったり、触れてみたくなったりしますよね。なかには「記念に一枚写真を…」と思う方も少なくないはず。一昔前までは、写真を撮る行為は何かの記念日や、旅行中などにカメラを持参して撮ることが多かったと思いますが、近年ではスマホの普及で日常的に写真を撮られる方も多いと思います。
お散歩中や買い物の行き帰りなど、本当にごく普通の日常生活のなかでも簡単に写真が撮れるようになったので、気軽に景色や植物、飲食店での料理など撮影することもありますよね。そんな普通の日常のかなで、とっても可愛い犬と出会ったら犬好きとしてはついスマホを取り出して写真を撮りたくなるのではないでしょうか?しかし、この行為、不快に感じる飼い主さんも少なくないようです。
他人の犬の写真を勝手に撮影するのは止めましょう
愛犬は飼い主にとって家族です
結論をお伝えしますが飼い主さんに無断で犬の写真を撮影することは、違法行為にはあたらないもののマナー違反となるので止めましょう。現在の法律では愛犬家からすると残念なことではありますが、犬は「物」扱いです。しかし、飼い主にとって愛犬はとっても大切な「家族」なんです。
自分自身のお子様を、どこかから勝手に撮影されていると考えると不快ではありませんか?万が一無断で媒体に掲載されたり、ネットに投稿されてしまうと知人だけではなく、不特定多数の人の目につくことになってしまいます。良からぬ人の目についてしまう可能性もあるわけですよね。「なにかのトラブルに巻き込まれるかも」と恐怖心を感じる方もいるはずです。
写真を撮りたい時は飼い主さんに確認しましょう
犬は人間ではありませんが飼い主にとっては「家族」です。人間のお子様を無断撮影されるのが嫌な理由と同じ気持ちで、写真を撮られることを不快に感じる飼い主さんは少なくないはずです。そもそも「物」であったとしても、他人の所有物を勝手に写真に残そうとは思いませんよね?マナーと言うより常識かもしれません。どうしても写真を撮りたい時は必ず飼い主さんに確認してからにしましょう。
そして、もしその写真をSNSなどにアップしたい場合も必ず飼い主さんの了承を得てください。犬と一緒に背景が映っていることで、その犬のお散歩場所が特定されてしまう可能性があります。また、犬の名前など飼い主さんの個人情報に繋がる情報は特に注意しましょう。撮った写真を飼い主さんにも見てもらい、アップしたい内容も伝えたうえで了承を得るのが1番安心ですね。
犬を勝手に撮影する以外のマナー違反な行為
他人の犬を勝手に撮影してしまうのは、多くの飼い主さんが不快に感じる行為です。しかし、撮影している人は「可愛い犬を撮りたい」と思っているだけなので、悪気のない行為なのではないでしょうか?同じように悪気はないけど、飼い主としてはちょっと困ってしまう行為もご紹介しておきます。
無断で触る
犬を飼われている方は何度か経験があると思うのですが「触っていいですか?」の一言がないまま、愛犬に触れようとする人に出合ったことはありませんか?犬にも個体ごとにそれぞれの性格があり、知らない人に触れられことが好きな子もいれば苦手な子もす。苦手な子は知らない人に急に触れられると、驚いて噛んでしまうかもしれません。事故にならないためにも、必ず飼い主さんに確認してからにしましょう。
無断でおやつを与える
愛犬とのお散歩におやつを持ち歩く方も少なくないですよね。お散歩中に出会った犬に愛犬のおやつを分けてあげたくなる時もあると思います。しかし、相手の犬はもしかするとダイエット中かも?また近年では犬でも食物アレルギーを持っている子が多くいます。犬用のおやつであっても、アレルギーを持っている子は食べられないものも多くあります。愛犬以外の犬におやつを与える時も飼い主さんにしっかり確認して下さい。
まとめ
可愛い犬の写真を撮りたい人の気持ちも分かりますが、私自身も勝手に撮られてしまうのは不快に感じるほうですね…。何度か「撮ってもいいですか?」と聞かれて、愛犬を撮影してもらったことはあります。これは「うちの子可愛いんだ!」と思って凄く嬉しかったです。
勝手に撮られてしまうのは大半の方が不快に感じると思いますが、声をかけられるのは、それほど迷惑なことではないと思います。どうしても撮りたいワンちゃんに出会ったら、しっかり飼い主さんに確認しましょうね。