ルンバの性能、働きについて
ご存じの方が多いと思いますが、『ルンバ』は自動で動きながら床の汚れを感知して吸い込むロボット掃除機です。部屋の中を縦横無尽に動き回り、隅々まで掃除をして回り床をきれいにしてくれます。 2002年に登場し毎年新型や改良版が発売され、2012年までの10年間で累計800万台も販売されたと言われています。
直径34cmの円盤タイプの形状で高さは9cm以内となっており、棚の下など狭い場所にも入り込んで掃除することができるとされています。前方には接触センサー、前方中央上部には赤外線センサーがついており家具などにぶつからないようにしながらも、床面全体の汚れを取り除いてくれるのです。
ルンバは犬の毛を掃除できるのか?
まず、ルンバが犬の毛を掃除することができるかということについてですが、他のゴミやほこりと同様にしっかりと吸い込むことができるとされています。ですが、ルンバは底面についている2本のブラシで汚れを絡め取り吸い込む仕組みになっていますが、そのブラシに犬の毛が絡まってしまうことがあり、止まってしまったりお手入れが大変になってしまったりすることもあるようです。ただし、ルンバの中には吸い込む部分がブラシではなくゴムでできているシリーズもあるので、長毛犬種や抜け毛の多いがいる部屋の掃除をメインに考えている場合はゴムタイプのルンバを選ぶといいかもしれません。
犬のいる家でルンバを使う際の注意点
犬を飼っている家庭は、抜け毛であっという間に部屋が汚れてしまうため自動でお掃除をしてくれるルンバはとても助かる存在だと思います。換毛期などは本当に大量の毛が抜けるので、さっき掃除したはずなのにもう床に毛が落ちている…という経験をした人はとても多いでしょう。そのため、犬を飼っているからこそルンバを使いたいのですが、実は犬のいる家庭でルンバを使う際にはいくつか注意しなければならないことがあります。
まず、犬がルンバを怖がったり、逆に興味を示しすぎて遊ぼうとしたりしてしまわないようしっかりと慣らしておく必要があります。ルンバが稼働していると怖がってしまって逃げ回ったり棚の間に逃げ込んで動けなくなってしまうこともありますし、面白がって飛び乗って怪我をしてしまうなどのトラブルもめずらしくありません。
対策
そうした危険性を防ぐためには飼い主のいる時間帯や散歩に出ているときに稼働させるか、留守中に使うのであれば犬がいない部屋に限定して使うようにしましょう。また、トイレシートを巻き込んでしまったり、水の入った容器を倒してしまったりすることもあるので、ルンバに近寄って欲しくない場所にバリアをつくる『デュアルバーチャルウォール(オプション品)』などを利用するといいでしょう。
<まとめ>ルンバによる犬の毛を掃除について
ルンバは犬の抜け毛もしっかり集めてくれる優れたロボット掃除機ですが、抜け毛が多いときや長毛犬種の抜け毛はブラシに絡まってしまうことがあると言われています。そのため、犬のいる部屋をメインで掃除したい場合などはゴムタイプのブラシがついている機種を選ぶようにするといいかもしれません。また、ルンバに慣れていない犬がひとりで留守番しているときなどは、怖がらせてしまったり遊んでいたずらをしてしまったりすることもあるので十分注意しましょう。