そもそも風水とは?
風水については名前を聞いたことはあっても、実は詳しいことはよくわからないという人は多いのではないでしょうか?
そもそも風水とは、その名の通り「風」と「水」を中心とした気の流れを示すもので、中国で古くから伝わる環境学のひとつです。
古代中国の思想で住居や建物、墓などの位置の吉凶などあらわし、その決定を行うために用いられてきたため、時に占いなどと思われることがありますが、あくまで風水は漢の時代から伝わってきた環境学とされています。
古代中国・漢の時代は黄河の氾濫や、厳しい気候により多くの被害が出ており、その環境下でいかに住環境を快適にして、安全に暮らしていくかといったことが考えられ、様々なデータを元に環境整備のノウハウが確立されてきたと言われています。
この蓄積されたデータと思想が、現在の風水につながっているのです。
犬は“火”の気を持つ動物の代表格
風水における犬は、“火”の気を持つ動物の代表格で、「厄を祓い人に幸福と癒しをもたらす動物」とされています。
社会的地位を上げるお守りや、人生にエネルギーや情熱を与えてくれる存在としても考えられています。
ただし、玄関に犬の置物を置くことは風水的にはNG。
犬は動き回る動物であるということから、良い運気を追い払ってしまい、家庭内にトラブルを招くと言われているのです。
ちなみに本物の犬を玄関先につないでおくことも、置物と同様にあまり推奨できないそうです。
ドッグライフに風水を活かそう!
環境を整えることで、運気を上げることができると考えられている風水は、犬との生活にも活かすことがことができます。
まず、最も簡単に始めることができるのが、「犬のお世話を適切に行う」ということです。
清潔を保ち食事を与えて、運動をさせて健康的な生活を犬に送らせることで、犬とその家族にいい運気をもたらすと言われています。
犬のハウスを置く場所や、食事を与える場所は家の中心から見て東・東南の方角にすると、犬がより健康で元気に過ごすことができるとされています。
北・北西で食事を与えると、精神的に落ち着いて従順になるとされていますが、北西にハウスを置くと飼い主よりも威張るようになるなどとも言われているので注意しましょう。
また、トイレは鬼門(北東)と裏鬼門(南西)を結んだ線上に置くことはNGとされています。
犬と散歩に出るときには、各方角を円を描くようにして歩くと運気が高まると言われているので、ぜひ意識して歩いてみてくださいね。
<まとめ>風水における犬の存在について
犬と風水には意外にも深い関係があり、犬は犬自身だけでなく飼い主である家族にもいい運気をもたらしてくれる素晴らしい存在とされています。
“火”の気を持つ犬は、私たちの生活にエネルギーや情熱、そして幸福をもたらしてくれます。
犬との生活の中にも風水は活かすことができ、ハウスやトイレの場所、食事を与える場所、散歩での歩き方など、風水を取り入れることでより運気が高くなる期待がもてます。
ただし、あまり風水ばかりに固執しすぎることなく、まずは気軽な気持ちからはじめてみてはいかがでしょうか。
風水の基本は「整理」「整頓」「清潔」だとされているので、犬との生活でもそれらを意識しておくといいでしょう。