オスよりもメスの方が値段が高い理由
子供が生めるから
ご家庭で繁殖を考えている場合は、メス犬が必要になります。
自分のお腹で育てることができないオス犬よりも、妊娠・出産を身近に経験できることや、子育て期間には母犬が必須であることから、価値があると考えられているので、価格が上がりやすいと言われています。
出生数、出回る数が少ないから
オスとメスが生まれる比率は同じではないそうです。
メス犬の方が「少なく」生まれる確率が高く、個体数から言えば貴重になるわけです。
また、ブリーダーさんは次期の繁殖のために、手元にメス犬を残すこともあるので、市場に出回るメス犬の数は少なくなります。
体格が小さいから
日本では小型犬が主流で、特に小さくていつまでも子犬のような可愛さを求める傾向があります。多くの哺乳類は、オスよりもメスの方が体が小さくなる傾向があり、犬もそのような傾向が見られるので、見た目の小柄さからメスが人気となる場合があります。
性格が飼いやすいから
オス犬は縄張り争いや順位争いなどを行う気持ちが強く、それに伴って人間に問題行動とされること(吠え、マーキング等)を起こしやすくなります。
それと比べると、全ての個体に当てはまるわけではありませんが、メス犬は落ち着いていてしつけもしやすい傾向があるようです。
犬の値段はどうやって決まるの?
メス犬がオス犬よりも高値で売買される理由は分かりましたが、その他にも犬の値段を決める要素があるようです。例えば、
- 見た目の可愛さ
- 毛の色
- 人気の犬種かどうか
- 出産費用
- 月齢
- 血統
などの要素によって、高くなったり低くなったりするのです。
例えば、フレンチブルドッグは人気の鼻ぺちゃ犬種かつ、出産が帝王切開になったり生まれる個体数が少なかったりするため、高値がつくそうです。
また、ペットショップなどの場合は一番高く売れるのは2か月頃の子犬の時期で、それ以降はひたすら下がっていくことが普通です。
メス犬の魅力・注意点
メス犬は一般的に、「性格が穏やか」で飼いやすいと言われていますが、発情時期や状態によっては気性が荒くなります。
避妊手術はオスの去勢手術よりも費用が高くなる場合が多く、(開腹する手術のため)入院ナシの一般的な相場で比較すると、
- オスの去勢手術 2〜3万円
- メスの避妊手術 3〜5万円
と2万円くらいの差があるんですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
メスがオスよりも値段が高い理由として、
- 子供が生めるから
- 出生数が少ないから
- 体格が小さいから
- 性格が飼いやすいから
の4点を挙げてきました。
可愛いの基準や、価値のある基準は人それぞれですがメスの方が値段が高い理由があるのですね。
顔や外見の可愛さよりも「健康」かどうかを判断基準として、犬をお金を出して購入する際は選びたいですね。
もちろん、購入だけではなく「保護犬」などを迎え入れることも視野に入れておきたいですけどね!
ユーザーのコメント
50代以上 女性 匿名
この記事で、雌の生まれてくる確率が低い、少ない事を初めて知りました!!
我が家にも雌が1頭居ますが、可愛い服を着させてたい為に雌の子をお迎えしました。(笑)
繁殖目的ではないので避妊手術し、服も寒い時期の散歩のみでしか着させてません。
また、同居犬に雄2頭も居ますが、こちらも去勢済みです。