犬の食事回数は1日何回?子犬や成犬、老犬それぞれの決め方と注意点

犬の食事回数は1日何回?子犬や成犬、老犬それぞれの決め方と注意点

犬種によって体格差に違いがある犬。また、一般的に犬には置きエサが向かないため、食事回数は飼い主さんが決めなくてはなりません。そこで今回は、犬のライフステージに合った食事回数の違いや注意点をまとめました。

犬の食事回数は年齢によって変える必要がある

犬の年齢に合わせた食事回数の目安

犬は置きエサをするのが向いていない動物なので、どうしても回数を分けて与える必要が生じます。また、ライフステージによっても食事回数は変わってくるので、回数切り替えのタイミングなども合わせて確認していきましょう。

子犬の場合(2ヶ月~12ヶ月齢まで)

ここでは一般的に、ご家庭で迎え入れられるおおよそ生後2ヶ月齢以降の食事回数をご紹介します。

  • 生後2ヶ月~4ヶ月齢まで:1日の食事は4回(朝・昼・夕・晩)
  • 生後4ヶ月~12ヶ月齢まで(小型犬、中型犬):1日の食事は3回(朝多め・昼少なめ・晩多め)
  • 生後4ヶ月~18ヶ月齢まで(大型犬):1日の食事は3回(朝多め・昼少なめ・晩多め)

生後2ヶ月齢以降からは、大体の子犬がふやかしフードからカリカリフードへの切り替え時期に入ります。そのため、食事回数も大切ですが、ふやかしからカリカリに徐々に変えていくのも大切だと言えるでしょう。

その際、最初はふやかしフードの中にカリカリを少量混ぜると言った方法で、徐々に変えていってください。

また、この頃の犬は成長が急激なものである一方、6ヶ月齢まではまだまだ消化器官が未発達で、一度に食べられる食事の量も多くありません。

ですので、個体差はありますが、2ヶ月齢から4ヶ月齢頃までの食事回数は、おおよそ4回、「朝・昼・夕・晩」といった感じで与え、4ヶ月齢辺りから12ヶ月齢にかけての食事回数は、愛犬の様子を見ながらも3回に分け、朝(多め)・昼(少なめ)・晩(多め)といった形で回数の切り替えを行うと最適です。

また、トイプードルやチワワなどの超小型犬は、9ヶ月齢にはほぼ成犬と同じ体重になるため、超小型犬とされる犬種については、この頃から成犬用のフード、食事回数を2回程に減らすというのも良いでしょう。

成犬の場合(12ヶ月~7歳齢まで)

続いて、1歳を過ぎた成犬の食事回数についてご紹介します。

  • 生後12ヶ月~7歳齢まで(小型犬・中型犬):1日の食事は2回(朝・晩)
  • 生後18ヶ月~7歳齢まで(大型犬):1日の食事は2回(朝・晩)

1歳を過ぎた辺りからの『小型犬・中型犬』は成犬期に入り、体の構造も完全に固定される時期です。そのため、この頃から人の生活スタイルに合わせて、食事回数を2回程に減らしていきましょう。

ただ、いきなり朝・晩の2回に切り替えるのではなく、最初の頃は3回分のお昼だけご飯を減らしていく方法を取ると良いです。

また、上記で『小型犬・中型犬』での成犬期と記載しましたが、その理由としては、大型犬と小型犬では成犬になる時期に差が生まれるためです。

小型犬・中型犬の多くは大体1歳を過ぎれば成犬と見なされますが、大型犬については、大体18ヶ月齢(小型犬の1歳半)を過ぎて初めて成犬期程になると言われています。

ですので、大型犬を迎えた方は、念の為18ヶ月齢までは子犬の頃の食事回数(3回)を目安に与えるように心がけると、消化不良も起こしにくいと思います。

老犬の場合(7歳齢~)

それでは最後に、老犬の食事回数についてのご紹介です。

  • 7歳齢~:1日の食事は2回(朝・晩)、または3回(朝少め・昼少なめ・晩少め)

成犬~老犬に切り替わる時期というのも、小型犬と中型犬・大型犬と違いがあり、一般的にシニアと呼ばれる年齢は、小型犬と中型犬は10歳齢から、大型犬は7歳齢からと言われています。

結論から申し上げると、基本的になんの問題もなければ老犬であっても食事回数は成犬の時と同様、2回で大丈夫です。

しかし、7歳齢を過ぎた辺りから、成犬期の2回から3回に食事回数を多めに切り替えてみるのも良いです。というのも、老犬になると糖尿病になるリスクが高くなる傾向にあり、そのピークは大体老犬と言われる7歳齢頃です。

犬の糖尿病は、血糖値を下げるインスリンの分泌量が低下することによって起こることがほとんどだと言われているため、一度糖尿病になってしまうと生涯治療が必要になってしまいます。

そのため、高血糖予防や肥満予防のためにも食事回数を3回に増やすのも良い方法です。その際には、1回の食事量を減らし、その分昼間にあげて、結果的に3回に増やしていくという方法が最適でしょう。

犬の1日の食事回数の決め方

犬の1日の食事回数はどうやって決めればいいの?

犬を初めて迎える人にとって「犬の食事回数って何回?」と思ったことがある方も少なくないのではないでしょうか。

犬は猫と違って、基本的に置きエサするのは向きません。何故かといえば、猫は餌を出されても一度に食べず、何回かに分けて食べるいわゆる「ちょこちょこ食い」を好む傾向にあるので置きエサが可能だからです。

しかし、犬は出したら出した分だけ食べてしまう傾向にあるため、ドッグフードはその都度その子の適正体重に合わせた量、回数であげる必要があります。

では、犬の一日の食事回数はどのように決めれば良いのでしょうか。今回は、犬のライフステージにあった食事回数やその注意点など、何かと気になる食事回数についてご紹介します。

年齢による食事回数の違い

それでは、まず犬の年齢の違いによる食事についてご紹介します。

犬の食事は、生まれて間もない幼犬から子犬、成犬、老犬と段階的に回数が変わってきます。

離乳期に当たる生後5週目~2ヶ月頃までは、乳歯が生えてくる頃なので、その頃は通常の子犬用フードでも粥状にして与え、その回数も子犬(2ヶ月以降~) とは違い、大体5~6回に分けるなど、ライフステージだけでも4つの違いがあります。

食欲による食事回数の違い

次に、犬自身の食欲の違いによる食事についてご紹介します。

犬は基本的に「食べられる時に食べておく」のが習性としてあるのですが、中には食自体にあまり興味がない犬だったり、元々少食な犬だったり、老犬になり病気や運動不足から食欲低下があるなど、食欲の違いにはさまざまな要因があります。

そのため、食欲にムラのある子には、その子の適正量、及び食事回数によって、その犬に必要な一日の摂取カロリーを補うことが大切になってきます。

具体的には、食に興味がなければ興味を示す餌に変えてあげた上で、食べる量をまずは観察してみてください。その結果、完食するようなら体重に合った量、回数を年齢に合わせて変えていきましょう。

生活習慣による食事回数の違い

三つ目に、飼い主さんの生活スタイルによる犬の食事についてご紹介します。

犬を迎えた際の食事回数で、頭を悩ませがちな飼い主さんの生活スタイル。子犬の頃は、尚更一緒に居てあげたいけれど、共働きや家事育児などで大変な方にはそう簡単にはいきませんよね。

上記でお伝えした年齢、食欲、そして生活スタイルの関係は、犬に合わせて欲しいと思ってもなかなか上手くいかないのが普通です。

そのため、もしも日中仕事などで家を空ける場合や、子育てで手が離せないといった場合などは、愛犬の食べる回数をあらかじめ記録した上で、その時だけでも自動給餌器に頼って、ご飯を摂れるようにするといった工夫をすると良いと思います。

犬の食事回数を決めるときの注意点

犬の食事回数を決める時の注意点

これまで、犬のライフステージに合わせた基本的な食事回数をご紹介してきましたが、ここからは犬の食事回数を決める時の注意点などをご紹介します。

犬の食事回数を決める際、体になんら問題なく回数を変更することが出来れば、後はそれを愛犬自身が慣れてくれるのを待つだけです。

ですが、いざ変えようと行動に移したら便の状態に変化が起こった、年齢による病気の状況が変わってしまったという場合も考えられますので、一つずつ確認していきましょう。

軟便や便秘がある場合は食事量をチェック

まず一つ目に気をつけておきたい注意点は、回数を変えたことによる軟便や便秘です。

愛犬の食事回数を切り替える際には、その都度愛犬の様子を伺いながら切り替えることが大切で、その上でもしも食事回数を変えたことによる軟便や便秘などが起きた場合には、食事の量が多いか少ない場合が考えられます。

犬にとってのご飯の適量は、便がトイレシートに少し跡が残る程度だと言われており、便が柔らかすぎる場合は与えすぎ、逆に固い場合は足りないといった違いがあるため、食事回数を変更する時には便の状態も合わせて入念にチェックしましょう。

1日1回の給餌は胃液嘔吐の原因になるのでNG

次に気をつけておきたい注意点は、一日一回の給餌です。

犬は食べられる時にたくさん食べる習性を持っている動物なので、正直、一日に一回の給餌でも可能ではあるのですが、この方法はあまりおすすめ出来ません。

というのも、一日に一回だけの給餌では胃に負担がかかってしまうといった事や、空腹時間が長いことによる胃液の嘔吐がある場合が考えられるため、食事回数を減らす時には、一日に一回の給餌は愛犬の体のためにもやめましょう。

病気が原因でご飯を要求するときは獣医に相談

最後にお伝えする注意点は、老犬になった時の認知症などの病気です。

認知症は人でもそうですが、犬もまた実際に食べたことを忘れて飼い主さんに餌の要求をする場合があります。それらは、ちょっとしたおやつなどを与えれば一時的に落ち着く可能性も考えられます。

しかし、毎回となると現実的ではなく、中にはそのせいで大幅に給餌量を超えてしまい、後々消化不良で下痢なども起こしかねません。

また、飼い主さんたちの生活環境によっては、餌を与えられる時間など限られていたりするので難しいですよね。

認知症は初期の段階であれば症状の緩和措置などに効く薬を処方してもらうことも出来ますので、その時には、できる限り早急に獣医師さんに診てもらい、少しでも安定した状態にしてあげることで食事回数の改善を図りましょう。

まとめ

食事中の犬

今回は、犬の食事回数に関することをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

犬は猫と違って、犬種ごとに体格差が生じるため、食事の回数だけではなく給餌量も大切になってきます。また、小型犬の多くは餌に対する興味がそれほどなく、食べムラがあると言った特徴を持つ子も多くいるため、中には日に何度も与えても全く手をつけないわんちゃんもいます。

そのため、全く食べてくれないと心配になって来てしまうと思いますが、健康状態に問題のない犬であれば、2~3日何も食べなくても平気だと言われているので、栄養が必要な子犬や老犬でなければあまり気をわず、様子を見てあげてください。

そして、食事回数はそこだけに着目するのではなく、ご自身の生活スタイルや愛犬の嗜好性、食欲、体格の違いなど、総合的に見た上で合わせてあげるのが良いと思います。

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