犬用フードの種類
犬用フードは細かくわけると何種類にもなるのですが、大きくわけると以下の二種類です。
ドライフード
定番で一般的なフードです。カリカリとも呼ばれますね。
犬の体の成長に必要な栄養をバランス良く含んでいて、適量をあげれば良いものです。
ペットショップなどでも一番多く販売されている種類です。
歯に問題がある犬や子犬、シニア犬などは食べにくいこともあるのでふやかしたりする必要がある場合もあります。
ウェットフード
ウェットフードは水分を多く含むフードで、餌へのくいつきが悪い犬にも与えることがあります。
水分量が多いため食欲を刺激しやすいためです。
しかしドライフードと比べると少し栄養が偏りがちなので、どういった種類なのか、成分はなんなのか、確認してあげることをオススメします。
総合栄養食と記載のあるものは栄養バランスが取れていますので大丈夫です。中には総合栄養食ではないものもありますのでよく確認してください。 後で詳しくお話しします。
また開封後の保存期間も短いので与える際にも注意が必要です。
犬用缶詰(ウェットフード)を与えるメリット
1.柔らかい
少し肉に近いような歯ごたえがあるものや、離乳食のように柔らかいものまで色々な種類があります。
愛犬に合わせて選択できるのがメリットです。
シニア犬や病気でフードが食べにくい犬、歯にトラブルがある犬などにあげることができます。
また食べ物の形がある程度残っているものは、犬も満足感があるようです。
ただ柔らかい分、歯にくっつきやすく歯磨きなどのケアをしてあげないと虫歯や歯肉炎などの病気になる可能性があるので、食後には歯を磨いてあげるようにしましょう。
2.食いつきがいい
缶詰フードは水分量が多く匂いも強いです。そして食感も良いので、大抵の犬は缶詰フードをよく食べます。
ドライフードよりも食いつきが良く、ドライフードと混ぜてあげることでよく食べるようになります。
匂いで食欲をそそるため、食欲が落ちている犬にオススメです。
必要であればドライフードと混ぜてあげてください。
また何かのご褒美としてあげるのも良いでしょう。
3.カロリーが高い
ドライフードよりもカロリーが高い缶詰ドライフードは多く、シニア犬や病気の犬にカロリーをとらせる際に役立ちます。
注意したいのがラベルに「一般食」「副食」と書かれているものは、人間の食事で言えば「おかず」になります。
そして「栄養補助食」「特別療法食」と書かれている場合は子犬やシニア犬、病院での指示があった場合に与える食事となっています。
そのため缶詰フードのみで生活させる場合には「総合栄養食」と書かれているものを選んでください。
また体型や体質などで気になる部分を気遣った缶詰フードもあるので、色々試してみても良いかもしれません。
4.水分量が多い
水をなかなか飲まない犬もいるかと思います。
それを少しでも解消するために缶詰フードを与えるということもあります。
水分を取る量が減ると尿路結石ができやすくなるので、その予防のうちのひとつの方法として考えれば良いでしょう。
もちろん普通に水が飲めればいいのですが、あまり飲みたがらない犬や飲めない犬はドライフードよりも缶詰フードを与えるほうがいいかもしれません。
また食事をするのにも体力を使ってしまうような状態であれば、水とフードを別々に取るよりも一緒に補給できる缶詰フードのほうが良いでしょう。
犬用缶詰(ウェットフード)を与えるデメリット
開封後の保存があまりできない
開封前であれば保存期間は缶詰フードが犬用フードの中では一番長いのですが、開封すると一番短くなってしまいます。
水分が多いため菌が繁殖しやすく、開封後はできるだけその日のうち、冷蔵庫で冷やしたとしても遅くても次の日には使い切る必要があります。
また開封後は密閉容器に移し替えて保存してください。
一般的なドライフードの賞味期限は未開封で約1年、開封後は約1ヶ月です。
缶詰フードは未開放で約3年、開封後は冷蔵保存でも約1日です。
傷んだ缶詰フードを与えてしまうと健康を害するので、必ず保存期限を守ってあげましょう。
価格が高い
安いものも多くありますが、大体ドライフード150gあたりで考えるとドライフードの1.5倍ほどの値段になります。
製造コストが多くかかるため少し割高になってしまいます。
日本で製造する缶詰の場合、缶の成分が溶け出さないように内部をコーティングするため、その分コストがかかってしまいます。
また海外製品の場合は製造コストにプラスして輸入コストがかかるため更に高くなります。
メインのフードとして缶詰フードを与えるのであれば、継続して与えることができるかということも考えておく必要があるでしょう。
まとめ
缶詰フードは犬の状態に合わせて与えればとても便利なものです。
シニア犬や病気の犬、食欲のない犬にはありがたい物です。
しかし特に柔らかいものを食べる必要のない犬が頻繁に食べるようになると、噛む力が弱ったり歯石がつきやすいなどのデメリットもあります。
缶詰フードのメリットとデメリットを理解したうえで、愛犬に必要かどうかを考えて与えてください。
ユーザーのコメント
20代 男性 わんこマスター
食ムラのあるこや
好き嫌いがあるこには
とても有効な手段のひとつですが
小さい頃から缶詰だけ
与えられているこや
少しごはんをたべないからと
いってすぐにおいしい缶詰を
与えられているようなこは
シニアになり病気を発症した
時でも食ムラがあり
食事のコントロールが
難しくなるということがあります
この点も理解し、
将来のことを考えながら
与えて頂きたいと思います。
歯のトラブルとありましたが
基本的に犬の歯は
我々人間のように
咀嚼して飲み込むという
形ではなく機能歯といって
大きいものをくだいたり
ちぎったりするだけの
ものになるので極端にいうと
歯が一本もなくても
ドライフードは食べれます。
ただ、粒の大きさには
配慮が必要かと思います。
さらに虫歯という表記が
ありましたが犬はほとんどの
確率で虫歯にはなりません。
人間と犬の口腔内のphには
違いがあり犬はアルカリ性のため
歯周病をおこしても
歯が溶けることはまれです。
逆に人間は口腔内phが
酸性に近いため歯周病に
なると歯が溶けていってしまいます。
女性 もふころ