犬を買う方法について 3つの購入ルートその違い

犬を買う方法について 3つの購入ルートその違い

ペットショップやブリーダー、里親など何処で何を見て場所を選べばいいのか、分からない方もいらっしゃると思います。そんな方必見!犬を買うお勧めの場所をご紹介します。

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犬を買う方法①:ペットショップで購入する場合

ショップ

一番身近で気楽に行くことができ、「あ! 欲しい!」と衝動買いもできてしまう購入場所です。とにかく早く欲しい! という場合は一番良いところかもしれません。

最近ではホームセンターなどに併設されていることも多く、日用品を買いに行った時にフラリと立ち寄って可愛い瞳に釘付けになることもしばしば……。

日などには「パピーフェスタ!」などと銘打って「特別価格」といった風に購入意欲をそそる文字が躍る事も有ります。

ペットショップでは生後数か月の子犬が多く売られており、犬種も様々です。 どんな犬がいいか、実際に犬を見ながら考えることができますし、希望する犬種を取り寄せることも可能で、身近で手軽に買う事ができます。

また、ペットフードやケージ、給水器やオモチャなどを犬と一緒に買い揃えることができるので、初めて犬を買う人でも安心です。

そしてペットショップ専属の獣医師も居ますし、最近ではペットショップと同じ敷地内に動物病院がある場合もあります。 お世話になったペットショップの近くに獣医師が待機しているという事は、もしもの場合を考えると、安心できますよね。

また最近では、「ペット保険」について詳しい話を聞くこともでき、加入手続きまでペットショップ内で行えるお店もあります。 近年では技術の進歩で、犬も寿命も延び、老犬期が長くなるためガンの治療だったり、介護だったり、色々と医療費などがかさむ時代です。後々の事を考え、ペット保険の加入も真面目に考えたいものです。

欠点

ペットショップには自分が希望する犬種が必ず居るとは限りません。 また、チワワやミニチュアダックスなど人気のある犬種でも店頭に居る頭数は限られていて「色」「柄」「毛の長さ」「性別」など、自分が欲しいと思う姿の犬が居るとは限りません。

また、ペットショップは総じて値段が高くなります。人の手が掛かる度に物の値段が高くなるのはどうしようもありません。 ブリーダーから仕入れた値段に「輸送費」「ペットショップの人件費」「飼養管理代」などに加え、「売れなかった子の経費」もプラスされて売られているので、かなり高めと考えて良いでしょう。

それから、ついつい不要な物を買う、なんてことがありがちです。店員さんに勧められるがまま、あれこれ購入して予算オーバー……ということもよくあります。 「本当に必要なのか」冷静に考え、下調べしてから買うようにすれば、思わぬ出費に驚くことになってしまいます。

犬を買う方法②:ブリーダーから購入する

レジ

余り身近でないかもしれませんが、実はかなりお勧めの犬の購入する手段が「ブリーダーから買う方法」です。 ペットショップよりも心身ともに良い子犬を比較的安価に手に入れられて、アフターケアも手厚い魅力的な購入元なんです。

その犬種のプロから犬を買う事ができる。

ブリーダーはその犬の特性を知り尽くしたプロと言えます。 購入時は勿論、子犬を買った後も、しつけ方、エサの与え方、気を付ける点など、飼う時に注意しなければならない特性を熟知したプロのアドバイスを受けることができるでしょう。

トラブルを抱えた子犬を買ってしまうリスクが低い

子犬を余り早くに母犬や兄弟達から離してしまうと社会性が身に付かず、無駄吠えや噛み付きなどの問題行動を起こす犬になってしまうケースがあります。 「子犬は幼ければ幼いほど可愛くて商品価値が高い」と思われがちな子犬ですが、実際にこの事実を知らずに生後2か月に満たない子がお店で売られていたりするケースがあります。

その点、多くのブリーダーは、幼すぎる子犬は販売してくれません。 社会性を身に付け、ワクチン接種なども適切に行った後の子犬であって、遺伝的な病気であったり、大型犬によくある股関節のトラブルといった先天的な問題などの無い子犬を販売してくれるので、購入後のトラブルは少ないと言えます。

チャンピオン犬の子や良い血統の子犬を購入できる

ブリーダーの中には犬を日本国内だけでなく、海外のドッグショーに参加させている人が居ます。 海外のドッグショーで犬をチャンピオンにさせているブリーダーも居て、そうした人からはチャンピオン犬の子犬を販売してもらえます。

子犬の価格がペットショップなどより安いことが多い

ブリーダーから直接買う、ということはペットショップのような中間業者を通さない分、安く買う事ができます。 子犬の両親や、祖父母の代まで生まれがはっきりした、良質な子犬をペットショップより安く買う事ができる場合が多いと言えます。

欠点

希望する犬種のブリーダーが身近に居るとは限りません。広い犬舎やドッグランなどの設備を設ける必要性などもあり、都市部にはブリーダーは居ないと言っても良いでしょう。

また、事前に連絡をしてブリーダーの都合を聞いてからでなければ見学に行くことができませんし、「ただ見るだけ……」といった購入の意志の無い見学は断られることも少なくありません。

ペットショップなどで色々な犬種を下見し、「この犬を買う!」と決めてからブリーダーに問い合わせた方が良いと言えます。

犬を買う方法③:里親制度を利用する

レジ

動物愛護団体や保健所から犬を引き取ったり、動物病院の張り紙やTwitterなどのインターネットツールを使って里親を募集している犬を探し、飼い主になるという手もあります。 ペットショップなどで買う場合よりも、里親になった方が犬を安く入手できますし、失われそうになっている命を助けることができます。

しかし、こうした犬は心に傷を負っていたり、人に対して不信感を抱いていて攻撃的だったり、皮膚病などの病気を患っていたり、初めて犬を飼う人にはハードルが高い犬であるケースが少なくありません。

また、病気を患っている犬の里親になった場合は、飼い始めたその日に動物病院で高額な医療費を支払う治療を受けなければならないこともあり、必ずしも安く入手できるとは限りません。

犬も心の傷を癒すには時間が掛かります。どう接して行けば良いのか日々、手探りで面倒をみることになり、じっくりと犬と向き合う時間が必要になる場合もあります。

里親になる為に保護団体(保護している人)に自分の家族構成や住環境を開示し、引き取った後も継続的に様子を知らせなければならない、といったケースもあります。

色々な犬の入手方法がありますが、一度飼い始めると10年、20年といった長い付き合いになりますから、慎重に考え、自分に合った方法で犬を選んで買うようにしてください。

※一部箇所に誤字があったため修正を行いました

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    40代 女性 ぽち

    犬を迎えるときにまず考えるのが、どこで購入するかです。
    私はブリーダーさんから譲ってもらいました。
    通常良いブリーダーさんでしたらわが子を手放す思いなわけですから、丁寧にケアの方法やフードについて詳しく教えてくれます。私のブリーダーさんはショードッグのトレーナーさんでもあったので、犬の健康にはとても気を付けていて、お手製フードのレシピを教えてくれたり、子犬が寂しがらないようにと親のにおいのするブランケットを分けてくれたりと子犬のことを考えてくれました。
    ブリーダーさんは長距離のところが多いですが、家族になる子を迎えに行くわけですから、億劫にはなりませんよね。
    また残念なことですが、なかには利益を目的としただけの悪質なブリーダーも多くいますので、実際譲ってもらう犬の親の状態や兄弟を見るのはもちろんのこと、粗悪な環境で繁殖されたのではないかなども確認をしておく必要があります。

    またペットショップは犬を商品として扱い劣悪な環境のもとで繰り返し繁殖を行うパピーミルから仕入れられてる場合もあります。
    最終的に選択をするのは飼い主さん自身です。
    色々調査したうえで新しい家族を迎えてあげたいものですね。
  • 投稿者

    30代 女性 38moto

    うちの愛犬の最初の子は親戚から貰い受けた子でした。親戚の家では買うにも先住犬がいたため難しくなり、我が家で引き取りました。
    利点はお金の絡んだ話がなかったこと、先天性の病気や怪我などがないと事前に何度も確認できたことです。欠点はその子犬が新しい環境に慣れるまで少しかかったことです。

    次の子はペットショップで購入しました。生後5か月になるのに同じ犬種の子と比べて小さく、ぼーっとしていて、お値段もこれ以上ないくらい下げられていたので、もしかしたらこの子は売れ残ってしまうんじゃないかと心配になりその場で即決でした。
    利点はそのペットショップと提携する病院が近所だったことです。有名な動物病院になり今でもお世話になっています。欠点としては全国チェーンのペットショップはある程度のサイクルで子犬を別店舗に回してしまうらしく、それまでのことを聞いてもわからないことです。移動が多いと、どこかで病気が移る可能性も高く心配もありました。

    一番新しい子はブリーダーから購入しました。珍しい犬種だったのでなかなか見つけられませんでしたが、偶然掲示板で見かけ連絡をしたらあっという間に決まりました。利点は生まれた環境を見ることができたこと、母犬の様子を見ることができたこと、ブリーダーさんの真摯な対応からとても信頼できると思ったことなどがあります。予防接種の有無や引き渡し前の健康診断でも問題なかったことも聞けましたし、その子のクセも知ることができました。欠点は特にないですが、迎えに行くところまで距離があったことくらいです。ですが、迎えに行く道中ずっと楽しみだったので欠点ではないですね。

    総合すると、信頼できるブリーダーさんから購入するのが良いかと思います。
  • 投稿者

    40代 男性 eda

    犬との出会いは様々な場であるでしょうから一概には言えませんが、これから飼おうと思っている方には大手のペットショップはおすすめしません。
    うちの犬は大手ペットショップから迎えましたが、先天性の疾患がいくつもありました。ペットショップではその症状は過少に伝えられました。
    飼い始めて同じ犬種を飼う方などのネットワークが広がり知ったことですが、うちの犬が生まれた犬舎はとても評判の悪いところでした。そしてうちの犬が持っている生まれつきの疾患は、その犬舎出身の犬に多い症状でしたし、問題行動が多いと評判でした。
    その犬舎では、1年に2回お産をさせるために、赤ちゃん犬は母乳を1週間も与えてもらえないと聞きました。母犬の体力温存のためです。加えて愛犬を迎えてから5カ月後に届いた血統書を見て驚いたのが、母犬は10才でうちの犬を産んでいたことです。

    今は動物愛護法が厳しくなり違うのでしょうが、当時は生後一カ月ほどでセリに出され、ペットショップに引き取られるような流通でした。つまり、生後一カ月で赤ちゃん犬を手放せるような、しかもどんな人が飼うか気にならないという、その程度の責任感の方がブリーディングをしているということです。
    うちの犬も、母犬、兄弟犬とのコミュニケーションを満足に出来ない状態で、ペットショップのショーウィンドーに出されていたわけです。身体的な疾患よりも、問題行動が多く、精神的な情緒不安などが色濃くあるような気がします。

    もし飼いたい犬種が定まっているのなら、信頼できるブリーダーを探し出し、遠くても実際に環境を確認してから迎える方が良いと思います。また、親犬の性格や体格、体質などを受け継ぎますので、親犬を確認させてもらえるブリーダーが良いと思います。ネットで情報を集められる時代ですし、長く過ごすパートナーになるわけですから、事前の下調べは充分にしておいた方が良いのではないでしょうか。
    良いブリーダーさんは、飼い主を選ぶといいますし、無駄に繁殖はしません。予約をして1,2年後にというところもあります。この人には犬を渡せない、と判断すれば仔犬を売りません。
    ペットショップにいる犬に罪もなければ、命の重さに変わりはありませんが、ひとつの命ですから、それくらいの覚悟で携わっている方じゃないと信頼できないと思います。犬の飼育は楽しいことばかりではありませんし、時にはとても困難を極めるような問題犬もいます。なので特に、初めて犬を飼育される方は、信頼できるブリーダーさんから迎えることをおすすめします。犬の性質も安定している可能性が大きいし、何かあったときに親身に相談に乗ってもらえるからです。
  • 投稿者

    女性 えれな

    我が家の最初の犬はペットショップで購入しました。しかし、既に大きくなっているからという理由でセールになっていた上、あまり元気がなく、病院へ連れていったら既に害虫にお腹をやられてしまっていたのです!この件があってから、ペットショップにはあまりお世話になりたくないと思ってしまいました。現在の愛犬はブリーダーさんから買い取りました。やはり、ブリーダーさんだと犬の身元がしっかりしていたり、先天性の病気があるかとか無いかということも分かるし、今後飼っていく上でのアドバイスをしっかりいただくことができたのでとても助かりました。また、数日であれば旅行に行く際も預かってくれるのです!なので、ブリーダーさんと良い関係を結ぶことができると、末永くお付き合いしていくことができるのでいざという時に非常に助かります。
  • 投稿者

    女性 バリー

    ペットショップから愛犬を迎えました。運命だと思って迎えた子なので後悔はありませんが、できればブリーダーから迎えることをおすすめしたいです。というのも、やはりペットショップにいる犬はうちもそうでしたが、あまり良いブリーダー出身とは言えないと思います。良いブリーダーはペットショップに犬を卸しません。犬は母親の性質を強く引き継ぐと言われていますので、母犬を見せてくれるブリーダーからがいいと思います。性格だけでなく、容姿や体質(病気や疾患)のほとんどは遺伝的要素がとても強いからです。
  • 投稿者

    女性 AH

    ペットショップ批判をするつもりはありませんが、犬を迎える予定の方は準備も含めてじっくり検討してからがいいと思いますし、そうするべきだと思います。
    犬とどのような生活を送りたいのか、その生活にはどのような犬がいいのか、どうして犬を飼いたいのかなどを考えれば、犬種や犬のサイズが定まってくると思うので、購入方法はそれから考えたらいいと思います。
    犬を迎えるのが愛護精神からなら、保護犬を迎えるという指針が立つでしょうし、良い犬を飼いたい、ショードッグを育てたいとなれば有名ブリーダーから良血統の犬を迎えることになるでしょう。ペットショップをのぞいて衝動的に犬を飼いたくなってしまった、買って帰ってきてしまった、という話は意外と多いですし、必ずしも良くないとは限らないでしょうが、これはあまり好ましくないように思います。
  • 投稿者

    女性 ジョジョ

    近年里親で犬や猫を迎えるべきだという風潮が増しているような気がします。確かに理想はそうだと思いますが、たいてい犬を飼いたい人は犬種が決まっていることが多いような気がします。私としては、里親制度を利用しなくても、きちんと飼いたい犬種について調べて勉強し、その犬種の繁殖を行っている信頼できるブリーダーさんを探し当てることまでして犬を飼い始める人は信頼できる良い飼い主さんだと思います。ペットショップが絶対ダメだとは言いませんが、ペットショップにいい犬は流れてきませんし、特に始めて犬を飼う人には、ペットショップで安易に購入しては後悔するような気がします。親の犬が分からないということは、病歴や遺伝疾患がわかりませんし。
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