犬の給水器の選び方
犬は喉が渇いても口に出して言うことができないので、常に新鮮な水が飲める環境を用意してあげる必要があります。水の大切さを意識した上で、犬がしっかりと水を飲める給水器を選ぶようにしてください。
犬のライフスタイルに合った給水器を選ぶ
給水器を選ぶ時は、飼い主さんと犬のライフスタイルに合ったものを選びましょう。例えば、飼い主さんが長時間不在になることが多い場合は、大容量の給水器が必要です。
また、犬がケージに入る習慣がある場合はケージに取り付けることができる給水器。部屋の場所を取られたくないという場合は、コンパクトなサイズの給水器が適しています。
犬に水をいつも新鮮な状態で用意しておくためには、どのタイプの給水器を選べば良いのかを考えましょう。また、どこに給水器を設置するのかによっても選ぶ給水器のタイプが違ってきます。
犬の体重に合った給水器を選ぶ
給水器を選ぶ時は、犬の体重に適したものを選びましょう。
犬の体重 | 給水器の目安 |
---|---|
3kg | 255ml |
4kg | 316ml |
5kg | 374ml |
6kg | 429ml |
7kg | 481ml |
8kg | 533ml |
9kg | 581ml |
10kg | 629ml |
(成犬の場合のおおよその目安)
犬に必要な水分量は体重によって異なります。犬にどれくらいの水分が必要なのかを確認して、十分に足りる容量のある給水器を選んでください。
また、体高に合った高さの給水器を選ぶという目線も必要です。犬が水を飲む時にむせるような仕草を見せる場合、給水器の高さが不適当であることが考えられます。首を下げすぎることで、喉が狭くなってしまうことが原因です。
犬の体高によっては、床に直接置くタイプの給水器だと体に負担が掛かることもあります。高さを調節できるものなど、様々なタイプがあるので犬が無理なく飲める給水器を選ぶようにしましょう。
犬に警戒心を与えない給水器を選ぶ
犬は初めてのものに警戒する動物です。犬が給水器に警戒心を持ってしまうと、水を飲まないという事態になりかねません。
給水器には、犬が見たことのない装置や聞いたことのない音が鳴るものもあるので、特に臆病な性格の犬の場合は注意してください。犬の性格によって、どのタイプの給水器が適切なのかを考えて選びましょう。
犬の給水器のタイプ
器型給水器
犬を飼っている家で見かけることの多い器型の給水器です。直接床に置くものや台やスタンドがついているものもあります。比較的安い値段で手に入るものが多く、一度に大量に飲むことができるので、犬のストレスが減らせます。
器型給水器は、犬が蹴り飛ばして器ごとひっくり返す可能性があるため、飼い主さんがしっかり管理してあげましょう。また、高さの調節ができない場合、犬の体高によっては体に負担がかかる場合があります。
ウォーターノズル型給水器
先端についているノズルを犬が舌でなめることで水が出る給水器です。ケージなどに設置して使用します。水が漏れないので、水浸しになる危険が少なく、被毛の長い犬でも、毛を濡らすことなく水を飲むことが可能です。
しかし1度に出る水の量が少ないため、犬が満足する水の量を飲むのに時間がかかり、犬のストレスの原因になる場合があります。また少量ずつしか飲めないことが原因で、犬の口内環境が悪化するリスクが高いです。
循環式給水器
フィルターが装備されており、自動的に犬が飲む水を循環し、浄水してくれる給水器です。水を交換する手間がかからず、犬が常に清潔な水を飲むことができますが、本体を購入した後も、フィルター代や電気代がかかります。
水を循環させるため電源が必要なタイプが多く、停電の時やコンセントが近くにない場合に使用できないことがあるので、購入前に使いたい場所の近くに、コンセントがあるかどうかを確認しましょう。また、電子音が苦手な犬は、循環式給水器から聞こえる音を警戒する可能性があります。
ウォーターディスペンサー型給水器
水が入ったボトルを逆さに設置すると、常に一定量の水が犬が飲む器に入る仕組みの給水器です。ペットボトルから専用ボトルまで様々なボトルの種類があります。
器型と同じく思いっきり水を飲めるので、犬にとってストレスが少ないのが特徴です。また、大容量のものであれば、長時間留守にする際にも対応でき、フィルター交換などの手間がないため、管理もしやすいです。水が器に入る時にボコボコと音がなるので、音に敏感な犬は嫌がる可能性があります。
タイプ別おすすめの犬用給水器
SuperSunny ペットボウルスタンドセット
商品情報
・ボウル:直径13.5cm 高さ5cm
・スタンド:26 x 13 x 8.5cm
スタンドがセットになっていて高さが出せる器型給水器です。スタンドに器を設置することができるため、犬の首や腰への負担を少なくしてくれます。また、スタンドの足にゴムがついていて、トレーが動きにくくなっています。
Matoyペットボウル
商品情報
・Mサイズ
・上部直径: 16cm
・底部直径: 21.5cm
・高さ: 5cm、重量: 320g(2個)
抗腐食のステンレス素材を採用しており、錆びにくい作りの器型給水器です。犬がひっくり返してしまっても簡単に割れることがなく、耐久性の高さが魅力です。
リッチェルペット用 ウォーターノズル
市販されている500ミリリットルのペットボトルが利用できるウォーターノズル型給水器です。犬用のケージやサークルに装着して使用するため、犬がいたずらすることもありません。また、ワンタッチで付け外しができるので、水を交換する際の手間が少ないです。
リッチェルウォーターノズルボトル付
商品情報
・本体サイズ (幅X奥行X高さ) :6.5×12.3×30cm
・本体重量:176g
専用ボトルにメモリが付いていて、犬が飲んだ水の量が一目でわかるウォーターノズル型給水器です。別売りのスタンドと一緒に使えば、ケージやサークルがない家でも使用することができます。
PETKIT給水器
商品情報
・本体サイズ (幅X奥行X高さ) :18×18×15.5cm
・容量 2L
・重量 1000g
静音にこだわったポンプと滑らかな水流が特徴の循環式給水器です。音に敏感な犬も、安心して使用することができます。ウォータータンクは本体から取り外すことが可能なので、洗い方も簡単です。
ペットセーフドリンクウェル
商品情報
・本体サイズ (幅X奥行X高さ) :26.6x26.6x15.4cm
・本体重量:2kg
流れ落ちる水を好むという犬の特徴を反映した循環式給水器です。循環した水が噴水のように流れ落ちるため、酸素が豊富に含まれた新鮮でおいしい水が飲めます。また、2種類のフィルター構造で、においやごみをシャットアウトします。
YINGYU中小型犬猫用ペット自動給水器
3.8リットルと大容量のウォーターディスペンサー型給水器です。何度も水を交換する必要がなく、犬の長時間の留守番にも対応できます。脚の部分がゴム製になっているので、安全に固定できます。また、取り外しが楽にできるのでお手入れも簡単です。
アイリスオーヤマ ペット用自動給水器
商品情報
・本体サイズ (幅X奥行X高さ) :23.7×30.5×19cm
・重量:0.447kg
給水器の洗い方が分からない方や手間がかかることに悩んでいる方におすすめのウォーターディスペンサー型給水器です。少ないパーツで作られており、丸洗いができるためお手入れが簡単です。また、本体が抗菌加工されているので、犬に綺麗な水を常にあげることができます。
まとめ
犬の給水器を選ぶ際に一番大切なのは、犬が快適にしっかりと水分補給ができるものを選ぶことです。犬の給水器はタイプごとにそれぞれ特徴があるので、選び方を参考にして飼い主さんと犬の条件を満たしたものを見つけてください。