数年前。住んでいたマンションで出会ったワンコがいたんですが、一歳を迎える前の子供だったにもかかわらず、すごい子だったんです。
散歩をしてる時も飼い主さんにピッタリと横に寄り添って歩くしアイコンタクトもとるし、オヤツもOKが出るまでキチンとお座りして待つ事もできました。
そして更には口にくわえた物を飼い主さんに渡す「ちょうだい」まで出来ていました。
一方で我が家の愛犬は、その子と少ししか月齢が変わらないのに、散歩は自分の好きな場所しか歩かない又は座り込む。
ドアを開けた途端に飛び出してマンション内を逃亡すること数回。口にくわえた物は絶対に渡さないというフリーダムな仔犬でした(笑)
なので、普段からどんな躾をしているのか気になったのとコツを教えてもらいたいという気持ちで、その飼い主さんに聞いた所、
「実はこの子、ヤンチャ過ぎて手に追えなくて大変だったからドッグトレーナーさんにお願いしたのよ」
という答えが出て来て、その時に初めてドッグトレーナーという存在を知りました。
ドッグトレーナーとは?
一般的にドッグトレーナーと聞くと、盲導犬や警察犬を訓練する人を想像するかと思いますが、その方達は“訓練士”と呼ばれる職業であってワンコを人の役に立てる為の“使役犬”として教育する人の事を言います。
ドッグトレーナーというのは、あくまでも“ペットを躾する”のを目的とする仕事です。
主な仕事はフリーのトレーナーや、仔犬の幼稚園の先生、ドッグホテルの開業や躾教室の開業などです。
資格の取り方
ではドッグトレーナーの資格を取る為にはどうしたら良いでしょうか?
まずは、日本ドッグトレーナー協会(略称JDTA)唯一の認定学校で8ヶ月の受講を経てAまたはB級ライセンスを習得できます。
基本的にドッグトレーナーは民間資格なので、この資格がないと絶対になれないと言う訳ではありませんが、将来的に開業を考えている方は信頼性を得る為にも習得する事をオススメします。
因みに犬の性質や躾の基礎知識を理解するD級ライセンスは通信講座でも習得でき、更にそこからスクーリングを3日間受講するとC級ライセンスに昇格できます。
C級ライセンスを持っていれば、動物看護師等の仕事ができる他に保護施設のボランティアで活躍もできるので、困っているワンコの役に立ちたいと言う人は、まずは通信から初めてみるのも良いかもしれませんね。
最後に
少しずつペット先進国へ近付きつつある日本。
これから更にドッグトレーナーという職業が求められてくるでしょう。
もし将来的にワンコの為の仕事を考えている方は、一度スクールの資料を取り寄せてみてはいかがでしょうか?