フードジプシーとは?
犬は最初はフードを食べてくれたのにだんだん食べてくれなくなることってありますよね。
愛犬のフードの好みがわからず口コミを参考にして変えてみたり、ペットショップでオススメされたフードに変えてみたり……。
そうして結局どれが1番良いのかわからずに何度も変えてしまう状態のことを「フードジプシー」と呼びます。
いくつかの種類の決まったフードをローテーションであげるのとは違い、犬の食いつきに左右されてコロコロフードを変えてしまうと犬は好きなものだけを食べるようになっていきます。
そんなに美味しくないと思うフードでもある程度は食べてくれないと、万が一災害などでフードが選べない状況になった時に困りますよね。
愛犬の為を思ってフードジプシーになってしまうのですが、これがかえって犬を苦しめることにつながってしまうかもしれません。
フードジプシーになる原因
フードジプシーになる原因は飼い主さんが迷うためです。
ペットショップやネット上では様々なフードが販売されています。
使用している材料や価格、味、どれも魅力的に見えてしまいますよね。
そして犬にも問題があります。
最初は食べていたのに飽きてくると食べなくなってしまうという点です。
ひとつのフードに決めるか、いくつかのフードに決めてローテーションをするかをしたほうが良いでしょう。
フードを選ぶ3つのポイント
1.アレルギーがないか把握
皮膚を痒がったり、体に蕁麻疹が出たりしたことはありませんか?
犬にもアレルギーがあり、犬によってそのアレルギーの原因は異なります。
ハウスダストに弱い犬もいれば、食物アレルギーに悩む犬もいます。
ドッグフードの多くには穀物が配合されていて、穀物アレルギーの犬はこれに反応してしまいます。
そしてアレルギーを放置して、アレルギーを発症するフードをずっとあげ続けることはとても危険です。
動物病院で相談してみて、勧められたフードを購入するようにしましょう。
自分で調べてみるのも良いのですが、やはりアレルギーに対して大丈夫かどうかは獣医さんに聞いたほうが良いでしょう。
2.年齢に合ったものを選ぶ
フードには年齢に合わせたものもあります。
1歳未満の子犬用、1歳から6歳ぐらいまで与えるアダルト用、7歳以上に与えるシニア用などがあります。
それぞれの年齢に必要な栄養を考えて作られているので、愛犬の年齢に合ったものを選ぶと良いでしょう。
フードのラベルなどに書かれている場合が多いですが、もしわからない場合はショップの方に聞いてみてください。
3.目的にあったものか確認
年齢に合わせた物の他にも、目的に合わせたものがあります。
体重が気になる犬用だったり、皮膚のケアが必要な犬用であったり、様々です。
特定の犬種用のフードも販売されていますね。
今の愛犬に何が必要かを考えてフードを選ぶのも良い選択肢だと思います。
フードジプシーを解決するためには?
フードジプシーを解決するには「同じフードを食べてもらう」か「いくつかのフードをローテーションして食べてもらう」という方法を選ぶことになります。
同じフードを食べてもらう(トッピング)
犬にアレルギーがある場合などを除いては、犬が食べて安全な食べ物なら基本的に何をトッピングしてもOKです。
ニオイが強いものだと食欲をそそられ、食いつきがよくなることが多いようです。
しかし美味しいものばかりあげていると逆にフードを食べなくなってしまうので、トッピングするものはとても細かくするか程よく犬の食欲をそそるものがいいでしょう。
例えば肉をあげたらそれだけ食べてしまう場合は、温野菜などをあげてみるのが良いかもしれません。
万が一のことがあっては大変なので、事前に犬にあげても大丈夫なものか調べてみて、あげるときは少量ずつあげるようにしましょう。
いくつかのフードを食べてもらう(ローテーションフード)
トッピングをしてみたりしても同じフードでは飽きてしまう場合は、2、3種類のフードに決めて毎日、または一定の期間ごとにフードを変えてみてください。
味が変わると食べてくれる場合もあります。
また、フードはラムなどの肉や魚を使用したフードにするとアレルギーを発症するリスクが少なくなるのでオススメです。
しかし何種類ものフードにしてしまうと、栄養のバランスが偏ったりしてしまうのでフードの栄養素をよく見てバランスがよくなるように調整してみましょう。
まとめ
愛犬の好みや栄養を考えてついついいろんなフードに手をだしてしまう気持ちはわかります。
しかしそれがかえって愛犬を苦しめる結果になるのは、飼い主さんとしては避けたいですよね。
フードジプシーになってしまっていても解決する方法はありますので、是非試してみてください。
あまりにも色んなフードで食いつきが悪い場合は病気を患っている可能性もあるので、病院で相談してみてください。
良いフードをきちんとした方法であげることによって、犬の健康は守られますのでまずは解決法を試してみましょう!