愛犬にも与えたい、亜麻仁オイル
亜麻仁オイルとは
亜麻仁オイルは別名、ブラックシードオイルとも呼ばれ、亜麻の種から抽出される油です。必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸が豊富に含まれていることで、スーパーフードとして注目され続けています。
オメガ3脂肪酸は犬の健康にも効果的
亜麻仁オイルを構成するオメガ3脂肪酸は、人間と同様、犬にもカラダでは作れない必須成分です。血管を保護する働きがあり、血液の流れの改善につながり、さまざまな生活習慣病の予防に役立つと言われています。
主な効果をまとめると
- アレルギーなどの炎症を抑える
- 血液をサラサラにして血管の健康を保つ
- 腸の働きを活発にする
- ガンの発生を抑制する
- 皮膚や毛の健康を維持する
- 脳細胞の活性化する
- 脂質代謝を改善する
などがあります。
犬の摂取量は1日小さじ1~2杯
どんなに健康に良いといっても、摂取量を守らなければ逆効果となるケースもあります。人間の摂取量は1日大さじ1~2杯程度と言われています。体の小さな小型犬には小さじ1/2や1杯程度でも良いでしょう。少量から初めて様子を見て下さい。
犬への与え方
私たち飼い主が使う亜麻仁オイルを与えることができます。いつものご飯にかけたり、そのまま舐めさせてもよいです。また、直接摂取するのが苦手な犬には、亜麻仁オイルが配合された犬用のサプリメントなども販売されています。
愛犬へ亜麻仁オイルを与える時の注意点3つ
1.過剰摂取は禁物
血液凝固を遅らせる作用がある
血液がサラサラになるという健康に有効な効果をもっていますが、過剰に摂取すると、その働きにより血液が止まりにくくなることもあるといわれています。人間でも外科手術を控える人は、手術の数日前から数週間は使用を控える人もいるそうです。
愛犬が手術を予定している場合は使用を控えたり、摂取量以上の量を与えていないか注意をしましょう。ただしこの副作用は過剰に摂取した場合として考えられるものです。亜麻仁オイルを与えることのメリットの方がはるかに大きいので、摂取量を守り愛犬への健康に役立ててください。
高カロリー
身体に良い効果はありますが、油のためカロリーは高いです。小さじ1杯にすると約37kcalです。他の食事内容とのバランスを考えて与えましょう。
2.酸化させないようにする
開封したら1ヶ月くらいで使い切る
亜麻仁オイルには、他の油と比べて酸化しやすいという特徴があります。酸化すると油臭い独特の臭いや、風味が酸っぱくなることがあります。おいしくなくなるだけではなく、栄養面では有効成分が変性して、トランス脂肪酸という動脈硬化などを引き起こす原因ともいわれている、有害な成分になってしまうと言われています。開封後は1ヶ月から6週間くらいで使い切ることをおすすめします。
加熱はせず、保存は冷暗所
熱や光、酸素に触れると酸化がすすむといわれています。加熱調理に使用したり、日光のあたる場所での保存、キャップを空けたままの放置などは控えましょう。摂取する時は熱を加えずそのまま与え、使用後は速やかにキャップをしめ、冷蔵庫や日の当たらない冷暗所で保存します。
3.軟便になるなどの副作用もある
亜麻仁オイルを大量に摂取すると、油を分解するための腸液が過剰に分泌されるため、腸液がたくさん混ざってしまい、便が緩くなったり、下痢になることもあります。そのような症状が起きた場合は、量を減らしたり、いったん使用を控えるなど様子をみてあげましょう。症状が改善されない時は、獣医師の診察をおすすめします。
まとめ
人間にも犬にも素晴らしい健康効果が期待でき、気軽に摂取できる亜麻仁オイルですが、過剰摂取には気を付けたほうがよいのですね。良かれと思って与えていたものが、逆効果になっては悲しいですので、愛犬に与える際の量や保存方法など気を付け、安心して愛犬の健康に役立てましょう。飼い主さんと一緒に家族みんなで使えば、開封後1ヶ月くらいで使い切ることができると思います!
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女性 ぽんたん