季節ごとに見る犬の食事量と与える際のポイント

季節ごとに見る犬の食事量と与える際のポイント

犬の食事量は年齢や犬種、健康状態によっても異なりますが「季節」によっても推奨される食事量の違いがあります。季節ごとに犬に与える食事量の違いをみてみましょう。

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犬の食事量は年齢や犬種、健康状態によっても異なりますが「季節」によっても推奨される食事量に違いがあるのをご存知でしょうか。今回は「季節ごと」に犬に与える食事量の違いをご紹介します。

犬の食事量

空の器を持つ犬

犬の食事量は、その犬が必要とする「エネルギー量」から考えることになります。どのドッグフードも市販のドッグフードの場合は「体重」と「ライフステージ(年齢)」をもとに基準となる食事量が決まっています。そこから、更に次のような項目を考慮したうえで、犬の食事量を調整しましょう。

  • 飼育環境(室内or外飼い)
  • 運動量
  • 避妊や去勢の有無
  • 季節

食事を与える際に特に注意したいのは、犬の健康状態をしっかりと考慮しているかどうかです。犬のその時その時の健康状態は一番近くにいる飼い主さんが理解しているはずです。犬の体重やライフステージだけでなく、ご紹介したそのほかの項目も参考にしながら、犬がベストなコンディションを保てるように日々の調整を飼い主さん自身が行ってあげましょう。

季節ごとに見る犬の食事量

ドッグフードを前にする犬

犬へ食事を与える際に考慮したい項目のひとつに「季節」があります。そんな季節によって考慮したいポイントをご紹介します。

ダックスフンドと桜

1年で最も過ごしやすい「春」。暑くもなく寒くもないこの季節は犬にとっても快適です。そのため運動を楽しむことができ、運動量もあります。また、春の時期に運動を行い、基礎体力を整えることは暑い夏の夏バテ防止にもなります。この季節の食事量が、その犬へ与える食事量の「基準」となります。

水を飲む犬

暑い季節の「夏」。この時期はどうしても運動量が低下し、消費カロリーも減少していきます。そのため犬の食事量にも変化があらわれます。犬は夏の時期に食べる量を減らすことで皮下脂肪をエネルギーへと変えるのだそう。皮下脂肪を落とすことで放熱性のいい体へとなり、暑い夏を乗り切るのです。

特に夏バテをしている場合は犬の食欲が減りますので、栄養不足に注意が必要です。夏場に食べる量が減ってしまった場合は、少量で栄養が摂取できるドッグフードへと変えるようにしましょう。また、犬は体を冷やすのが得意ではありません。室内飼いの場合も外飼いの場合も、常に新鮮な水を用意できるようにしてあげてくださいね。

落ち葉の中にいる犬

だんだんと過ごしやすくなってくる「秋」。暑い夏の時期に体力が低下していた場合、秋に入って涼しくなるにつれて食事量や運動量が増えていきます。また、この時期は冬に備えて皮下脂肪も蓄えようとするため、増えた運動量に見合うようにしっかりと栄養補給をさせてあげましょう。

マフラーを巻いた犬

運動量が減ると思われがちな「冬」。実際、犬は寒さに強いため、冬でも運動量豊富で元気いっぱいです。また、寒い冬を乗り切るためには皮下脂肪も必要ですので、その分、食事量も増えていくことになります。十分運動もしたうえで、犬が食べたりないようであれば、この時期は食事量を増やしてあげるようにしましょう。

また、外飼いの犬の場合は特に体温を保つためエネルギーが必要になります。エネルギー不足で愛犬が弱ってしまうことが考えられるため、冬の外飼い犬は特にしっかりと必要なエネルギーを計算しましょう。小型犬の場合も温度の変化に影響を受けやすいため、食事の量の調整だけでなく、寒さ対策は十分に行うようにしましょう。

まとめ

雪の上に寝そべる犬

基準となる春の食事量が決まったら、秋、夏、冬といった季節による食事の量にも考慮してみましょう。また、食事の量は年齢のフェーズによっても大きく変わります。愛犬の日々の健康状態を把握し、より快適に過ごせるように変化をつけてみてくださいね。

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