見た目も味もチョコレートと殆ど一緒!
愛犬に気付かれないようにこっそりチョコレートを食べていると、匂いに誘われて食べたそうな顔をしてご主人様のそばに寄って来ます。
ワンコはチョコレートの香りが大好きです。
『ワンコにチョコレートを食べさせて良いものなら食べさせてあげたい』
このようにお考えになられる飼い主さんもいらしゃるでしょう。
でもチョコレートはワンコの禁止食です。
もし誤って食べてしまったら、中毒症状が表われて最悪死に至る場合さえあります。
犬は人間と違いチョコレート、つまりカカオに含まれる【テオブロミン】が原因で中毒になりますので絶対に食べさせてはいけません(犬によって症状の強弱はある)。
しかし【キャロブ】を食べても中毒にはなりません。
『見た目も味もチョコレートと殆ど一緒なのに!』
日本ではキャロブのことを【イナゴ豆】と言っていますが、国内に於いては未だメジャーな食材ではありません。ですのであまり知られていないのが現状です。
キャロブとは
キャロブはとても歴史が古く、古代エジプト文明の時代から甘味料として用いられていました。
キャロブは主に地中海付近で栽培されるイナゴ豆で、サヤの果肉部分を乾燥させ粉末状にしたものです。
このキャロブは日本人にはイナゴに見えたらしく、それで「イナゴ豆」の名称が付いたと言われています。
チョコレートとキャロブの違いはと言いますと、それは【苦味】です。
苦味のあるのがチョコレートで苦味のないのがキャロブです。
そんなキャロブは人間やワンコの身体に良く、しかも低カロリー食材ですので犬のオヤツや人間のダイエット食品として販売されています。
栄養価と特徴
栄養価ですが、鉄分,食物繊維,ビタミン,カルシウム、等が多く含まれて栄養価がとても高いと評価されています。
またノン・カフェインであるため、お子様や高齢者などに最適な食材と言えるでしょう。
そしてキャロブには、初めから自然の甘みがあるため砂糖をあまり使用する必要がありません。
そのため低カロリーであることから安心して食べられると言う特徴があります。
キャロブは太らないチョコレートと呼ばれている!
カカオは結構苦いため、甘くて美味しいチョコレートを作ろうとするには、板チョコ1枚65gとすると、砂糖を25~27g入れますので砂糖だけでも約110kcalになります。
そうなるとチョコレート全体のカロリーは、市販のもので350~400kcalと言うような高カロリーとなってしまいます。
しかしキャロブは元々自然の甘さがありますので、砂糖を使用しなくても甘くて美味しいチョコレートの代用品が作れます。
そのうえ脂質も少ないと来ていますので、普通のチョコレートとよりも110cal少ないことになります。
ですのでキャロブは【太らないチョコレート】と呼ばれています
因みにキャロブは180kcal/100gだそうです。
キャロブの効能
キャロブを知って行くにつれ様々な効能が分かって来ます。
ここではキャロブの効能をお伝えして行きます。
含まれるタンニンが健康を促進させる
キャロブには【タンニン】と呼ばれる物質が多く含まれています。
タンニンは赤ワインや緑茶に含まれていて、血管や細胞などに働きかけ血圧を下げる効果があるため『健康を促進させる』食材の一つとされています。」
また抗酸化作用がありますので癌予防にもなると期待されています。
強力な抗炎症作用と抗アレルギー作用がある
キャロブに含まれる【ロズマリン酸】は『強い抗アレルギー作用と抗炎症作用』を持っていますので、アトピーや花粉症の症状を穏やかにして体内のバランスを整えてくれる効果があります。
何処で売ってるの?
パウダー状やチップの状態で、全国の健康自然食品専門店や百貨店,スーパーで購入できます。
またネットでも購入できるそうです。
因みに価格は400~500円/300gくらいです。
まとめ
私はつい最近までキャロブの存在を知りませんでした。
ですのでキャロブの味を理解しておりません。機会があれば愛犬と一緒に食べてみたいと思います。
『知らないのに記事書いたの?』『説得力がない』などと言われてしまいそうですね。
しかし犬の身体に良い情報と言うことですのでご容赦ください。
キャロブは犬に対して中毒性が無いと分かっていても、初めて愛犬に食べさせる時には緊張するでしょうね。
犬にチョコレート⇒中毒⇒死ぬ、と10年前から私の頭に強くインプットされていますからね。その時自分はどんな表情になっているのかを想像すると笑ってしまいます。
キャロブを知っていらっしゃる方は、愛犬のためにチョコケーキの代用品として手作りされて食べさせているようです。
皆様も、チョコレートそっくりな身体に良いとされるキャロブを、愛犬と共に食べてみては如何でしょう。