食べさせ方の工夫
わんこの食欲減退は病気、そうでなければ我が儘、ストレス、老化、又は夏の暑さによって起こります。
病気が原因の食欲減退は病院での治療で治りますが、その他は生活環境の改善や、食べさせ方の工夫によって食欲減退の解消が期待できます。
我が家の愛犬は病気ではありませんので、食べさせ方の工夫と言う事で紹介して行きます。
色々な食材を工夫してドライフードにトッピング
手作りご飯の場合は、飼い主さんが手を替え品を替え作りますので 、病気でない限り極端な食欲減退は起き難いと考えられます。しかしフードを常食としているわんこは、その味に飽きてしまい食べなくなってしまうケースがあります。
また、美味しいオヤツを食べさせるとオヤツ食べたさにフードを食べない・・・
などという事もあるようです。
我が家にはスキッパーキ(小型犬)と言う犬種がいるのですが、この犬種は体毛が2層になっていますので、全般に暑さに弱いと言われています。
とにかく暑さに弱く夏になるとフードを食べません。
そして季節の変わり目の換毛期にも食欲が減退して、酷い時には1日水だけで過ごす事もあります。
さすがに水だけだと栄養面で心配になりますので、何とか工夫して食べる様に仕向けたいものですね。
そんな時は、色々な食材をフードにトッピングしてあげると結構食べるようになりますよ。
ただしトッピングする食材は、愛犬の体に良いものでなければなりません。
ただ好物をトッピングするだけでは、栄養も偏りそのうち飽きて食べなくなる場合もあります。
そんな時には例え人間用の調理済食材でも、ある工夫をする事によって犬にとって健康的な食材になります。
それをする事により愛犬は食欲が戻ってきます。
ではそれはどんな方法なのでしょうか?・・・
それでは早速食欲減退解消トッピング法を紹介させて戴きます。
焼き納豆
納豆の原料である大豆は、乳癌,前立腺癌のリスク低下並びに血中脂質の低下,抗血栓作用,腔酸化作用がありビフィズス菌も含まれていますので、わんこにとってはとても良い食材だと言えるでしょう。
そのまま食べさせても良いのですが、納豆の匂いが苦手なわんこもいます。
ちなみに家の愛犬はそのままでは食べません。
どうやら糸を引いてベタベタするのが嫌なようです。
そこでどう工夫するかと言いますと、納豆はかき混ぜずに水洗いしてサラサラ状態にしてからフライパンで少し焦げ目がつくまで焼きます。
すると香ばしくなって美味しくなります。
量的には半パックくらいでしょうか。
私も試しに食べてみましたが、これ、なかなかイケますよ(`・ω・´)b
人間が食べるのでしたら、醤油をかけるとお酒のおつまみに良いかも知れませんね。
焼き芋
薩摩芋は食物繊維が豊富ですので便秘,動脈硬化,高血圧の予防になると言われています。
これについては私も愛犬も好物なので、スーパーの焼き芋コーナーで買ったものを小さく切って食べさせています。
量は大きめの焼き芋1/6程度。
甘いので喜んでフードと一緒に食べてます。
皮にもビタミンⅭが多く含まれますので、皮ごと食べさせた方が良いと思います。
私は焼き芋を食べながら牛乳を飲むのが好きです。
キャベツのレンジ蒸し
キャベツは胃潰瘍を予防して消化不良を防ぎ、抗癌作用もある食材です。
キャベツの葉半枚を水洗いしてラップに包む。
そしてレンジで約1~1.5分加熱します。
そうする事でキャベツの甘みが増してグンと美味しくなります。
それを細かく切ってフードにパラパラ。
ゆで卵の黄身
卵の黄身には体力向上,筋肉強化,免疫力向上,老化防止,疲労回復,などの効果があるとされています。
ただしカロリーが高いので食べさせ過ぎには注意しましょう(黄身のみでも80~90KCal)
ゆで卵は固ゆでにし黄身だけ取り出す。
白身も火を通せば問題ないと言われていますが、念のため黄身だけを食べさせています。
量は黄身1/3程度。
真夏の食欲減退期限定で与えています。
鶏の肉付き軟骨炒め
軟骨はコラーゲンやタンパク質が豊富に含まれていますので、関節や皮膚に良い食材の一つです。
また、新陳代謝が良くなる事で老化防止にもなると言われています。
作り方と言っても大層なものではありません。
肉付き軟骨20~30gにキャベツ少量を、大さじ半分のサラダオイルで炒めるだけです。
サラダオイルもわんこの皮膚に良いそうですよ。
掛かり付けの獣医師が言っていました。
ポイントは軟骨の肉部分に、焦げ目がつくまで炒める事です。
焦げ目がつくと香ばしくなりますよ。
出来上がったら冷ましてフードに混ぜます。
これも愛犬には好評で喜んで食べてくれます。
食べるとコリコリするので、その食感が好きなのでしょうか?
実は私も軟骨が好物なので自分でも食べます。
自分用にクミンパウダーとガーリックパウダーで香りをつけ醤油で味付けすると、これがまた美味なんです。
ビールのおつまみに最高ですよ。
鶏の照り焼き
鶏肉は高タンパク質低脂肪の食材です。
成長期のわんこには持って来いの食材でなないでしょうか。
また、悪玉コレステロールの量を改善してくれたり、血中脂質の沈着を防ぐ作用や肝機能の向上、脂肪肝を防ぐ役割も果たすと言われています。
作り方は至って簡単です。
スーパーで鶏の照り焼きを買って来て、皮の部分(皮は醤油ベースのタレが付いている)を切り取って熱湯に潜らせる。
切り取った皮は私自身が食べてます。
その後ぬるま湯で味が取れるまで洗います。
洗い終わったら念のため味が残っていないか少し試食しましょう。
最後に小さく切ってフードの上にパラパラ散らします。
味が消えても匂いは残りますので、愛犬はガツガツ食べてくれます。
最後に
これらの方法は獣医師のアドバイスを受けながら実施していますので、おそらく問題はないものと考えられます。
本格的な手作りご飯ではありませんので何方にでも作れるのではないでしょうか。
ただし、アレルギーのあるワンちゃんは、実施前に掛かり付けの獣医師に相談の上与える事をお勧めします。
量に関しましても個体差がありますので獣医師の意見を聞いて与えて下さい。
愛犬の食欲減退解消法について書いてきましたが、一番肝心なのは、わんこに対する『愛情』です。
愛があれば小食のわんこも、きっと食べてくれる様になると思います。
面倒だと思わずに、愛情がこもった美味しいご飯を愛犬に食べさせてあげて下さいね。