犬に豆乳をあげても大丈夫?食事への取り入れ方と注意点

犬に豆乳をあげても大丈夫?食事への取り入れ方と注意点

栄養価が高く美容にもよい飲み物として豆乳が人気です。愛犬の健康のために豆乳をあげても大丈夫なのでしょうか。豆乳を飲むことで得られる効果や、食事へのおすすめの取り入れ方、注意点をご紹介します。

犬が豆乳を飲んでも大丈夫!

犬が豆乳を飲んでも大丈夫!

大豆アレルギーのない健康な状態なら、犬に豆乳は与えていい飲み物です。

豆乳は大豆をすりつぶして水を加え、煮詰めた汁をこしたものです。豆乳を固めると豆腐を作ることができ、汁をこして残ったかすは「おから」になります。

原料が大豆なのでタンパク質や大豆イソフラボンといった栄養素を含んでおり、健康によい飲み物として人気があります。

健康な犬は飲む量に注意すれば豆乳を飲める

豆乳は、アレルギーなど健康上に問題のない犬なら飲んでも大丈夫です。むしろ、大豆に含まれる様々な栄養素を摂取できるので、健康維持や向上のために効果的な飲み物です。

大豆はタンパク質が豊富な食材なので、ドッグフードの原料として使われることもあります。

食欲が低下した犬でもドッグフードに豆乳を少量かけて風味を変えてあげると、美味しく食べてくれる場合もあるので豆乳を上手に活用してみましょう。

ただし与える量には注意が必要です。豆乳を一度にたくさん飲むとお腹を壊す危険性があるので、適量を守るようにしましょう。

犬には無調整豆乳がおすすめ

豆乳は3つの種類に分けられます。

1つ目は「無調整豆乳」です。無調整豆乳は大豆そのままの栄養素を摂取できる最も栄養価の高い豆乳です。ただし、大豆特有の青臭い味もそのままなので、好き嫌いが分かれるというデメリットがあります。

2つ目は「調整豆乳」です。調整豆乳は無調整豆乳の大豆の味が飲みづらいという人でも美味しく飲めるように、砂糖や塩、油分、香料などを加えて味を調整したものです。タンパク質の含有量は無調整豆乳よりもやや少なくなります。

3つ目は「豆乳飲料」です。豆乳飲料は調整豆乳よりもさらに飲みやすく美味しくするために、果汁やコーヒー、紅茶などを加えて味つけしたものです。豆乳の独特の味が苦手な人でもジュース感覚で飲めるので、気軽に豆乳を生活に取り入れられます。

3種類の中で犬にあげるのにおすすめなのは「無調整豆乳」です。調整豆乳や豆乳飲料は美味しくするために砂糖や塩など余計なものが加えられているので、犬の体にとって害を及ぼすリスクがあります。

大豆そのものので作られている無調整豆乳なら飲むリスクは少なく、効率よく栄養素を摂取できるので犬に与えるなら無調整豆乳を選びましょう。

豆乳を使った加工品も犬に与えていい

豆乳を使って作られた豆乳クッキーや豆乳ヨーグルトなどの加工品があります。豆乳以外の材料にアレルギーさえなければ、これらを犬に食べさせても大丈夫です。

豆乳クッキーは人間用のものだと砂糖などが使われていてカロリーも高くなってしまうので、犬用に販売されているものや手作りしたものを与えましょう。

豆乳ヨーグルトは乳製品が食べられない人でも食べることができ、大豆イソフラボンを摂取できるのでスーパーなどでも売られている人気商品です。

乳酸菌も一緒に摂取できるので犬の健康にもよい効果が期待できます。犬に与える時は砂糖の入っていないプレーンのヨーグルトを選んでください。

犬に豆乳を与えることで期待できる効果

犬に豆乳を与えることで期待できる効果

大豆に含まれる栄養素を美味しく摂取するために、豆腐やおからを食事に取り入れている人は多いでしょう。豆乳を飲むことでも様々な健康へのいい効果を得られます。

大豆の成分は犬の健康にもメリットがあるので、どのような効果が期待できるのかを解説します。

筋肉や骨を作り、丈夫にする

大豆は筋肉や骨、皮膚を作るのに欠かせないタンパク質を含んでいます。必須アミノ酸がバランスよく含まれているので、良質なタンパク質の摂取源として適している食材です。

無調整豆乳は調整豆乳や豆乳飲料よりも、大豆のタンパク質を損なわずに摂取できるのでタンパク質摂取の補助として使うのにおすすめです。

また、豆乳に含まれる大豆イソフラボンには、骨がもろくなるのを防ぐ効果もあります。老犬になるとどうしても骨がもろくなり骨粗しょう症になりやすいので、大豆イソフラボンの効果で丈夫な骨を維持してあげましょう。

コレステロール値を下げ、血液をサラサラにする

大豆イソフラボンには抗酸化作用があります。抗酸化作用により血液中の悪玉コレステロール値が下がり、血液がサラサラになるという効果が期待できます。

豆乳はコレステロールだけでなく中性脂肪も低いので、お肉よりも健康的にタンパク質を摂取できる食材だといえます。

貧血を予防できる

大豆はミネラルも豊富です。ミネラルは体の機能を正常に調整するために必要な栄養素です。

ミネラルの一種であるモリブデンは造血を促す働きがあります。また同じくミネラルの一種である銅は鉄分の吸収をサポートする役割を担っています。

豆乳を飲んでモリブデンと銅を摂取できると、貧血予防につながります。貧血が心配な犬や疲れやすい犬には積極的に摂取させましょう。

アンチエイジング効果で皮膚や被毛がキレイになる

大豆イソフラボンはアンチエイジング効果が高いので、美容にいいと女性に注目されている栄養素です。

犬が大豆イソフラボンを摂取することで、皮膚の状態がよくなったり毛並みがよくなったりするという効果が期待できます。高齢になっても皮膚や被毛をキレイに保ってあげるために、ぜひ豆乳を食事に取り入れましょう。

また大豆イソフラボンは老犬の足腰の衰えを和らげるのにも有効です。いつまでも愛犬の足腰が強ければ、元気に散歩できたり遊べたりしてうれしいですよね。

犬の食事に豆乳を取り入れる方法

犬の食事に豆乳を取り入れる方法

豆乳はそのまま飲むのが一般的な摂取方法です。愛犬にも飲み物として与えてもいいのですが、大豆の独特の味を好まない犬もいます。

美味しく飽きずに豆乳を摂取するには、食事やおやつに取り入れるのがよいでしょう。おすすめの取り入れ方をご紹介しますので参考にしてみてください。

犬用の手作りご飯やおやつに混ぜる

愛犬のために手作りご飯を作っている飼い主さんは、ご飯の材料として豆乳を使ってみてください。豆乳スープや豆乳シチュー、豆乳リゾットや豆乳煮込みなど美味しく豆乳を摂取できるレシピが数多くあります。

豆乳を使ったおやつを作ってあげるのも喜ばれるでしょう。定番の豆乳クッキーはもちろん、夏場は豆乳アイスを食べさせてあげると暑い毎日も元気に乗り越えられそうです。食べ過ぎてお腹を冷やさないように気をつけましょう。

また誕生日やクリスマスなどの特別な日には、愛犬にもケーキを食べさせてあげたくなりますよね。生クリームはカロリーが高いので健康によくありませんが、豆乳で作った豆乳クリームならヘルシーです。

豆乳クリームは乳製品にアレルギーがある犬にも与えられるので、愛犬用のケーキのデコレーションにはぜひ豆乳クリームを使ってあげましょう。

豆乳を薄めていつものドッグフードにかける

手軽に豆乳を摂取したい場合は、いつも食べているドッグフードに薄めてかけるだけで大丈夫です。

無調整豆乳は大豆の青臭い味がするので、水を足して薄めてあげることで独特な味が苦手な犬でも飲みやすくなります。豆乳の風味が加わることで食欲が増すという効果もあるので、愛犬の食欲が低下している時にもおすすめです。

フードと一緒に豆乳で水分補給もできるので、飲んでくれる水の量が少ないという犬にもぜひ豆乳を使って水分と栄養素を一緒に摂取させましょう。

犬用に販売されている豆乳製品を使う

犬用の豆乳製品も多く販売されています。溶かして飲んだり手作りフードに使用できたりする、豆乳粉末や豆乳を使用したクッキーやプレッツェルなどのおやつがあります。犬用に作られているものなので安心してあげられますし、簡単に取り入れやすいです。

せっかく手作りした豆乳のおやつを食べてもらえなかった場合は、手間をかけたぶんショックですよね。愛犬が豆乳を好むかどうか確かめるために、まずは市販の犬用おやつをあげてみるのもよいでしょう。

犬に豆乳を与える時の注意点

犬に豆乳を与える時の注意点

体に良い豆乳は、ぜひ愛犬にも与えたい飲み物ですが、犬に与える時には注意したい点もいくつかあります。

アレルギーや持病がある犬に与えたり、大量に与えたりすると健康に害を及ぼす可能性があるので、愛犬にはじめて豆乳をあげる前に注意点をしっかり確認してください。

大豆アレルギーが出ないかよく観察する

大豆のタンパク質にもアレルギーの危険性があります。愛犬のアレルギーの有無がわからない場合は、与えた後に体調をよく観察してください。

初めて豆乳を与える時はごく少量に留めましょう。与えた後に吐く、下痢をする、皮膚をかゆがる、フケが出る、耳や目が赤くなるなどのアレルギー症状が出ないか様子を見てください。

少しでもアレルギーが疑わしい症状が見られた時は、それ以上豆乳を与えるのはやめましょう。症状が重いようなら動物病院に相談してください。

初めて与えたときに問題がなくても、続けて摂取しているうちにアレルギー症状が出るケースもあります。体調の異常にすぐに気づけるように、愛犬の体調チェックを習慣にしましょう。

腎臓病や尿路結石症の犬には与えない

豆乳は良質なタンパク質が摂取できるというメリットがありますが、タンパク質の摂取が健康に害を及ぼす場合もあります。

腎臓病の犬はタンパク質の摂取が腎臓の負担になってしまうので、摂取量を制限する必要があります。同様の理由で肝臓病の犬もタンパク質の摂取に注意が必要です。

大豆は植物性タンパク質なので、お肉などの動物性タンパク質よりは腎臓などへの負担は少ないようですが、愛犬の体に余計な負担をかけないために豆乳は与えないほうがよいでしょう。

また、豆乳に含まれるマグネシウムはストルバイト結石の原因になります。健康な犬でも毎日飲んだり過剰な量を飲んだりするのはやめましょう。

すでに尿路結石症の犬は、悪化させないためにも豆乳は控えてください。

一度にたくさんの量を与えない

豆乳の90%は水分でできています。一度にたくさん飲むとお腹を壊してしまう可能性があるので気をつけましょう。

冷蔵庫から出したての豆乳は、体を冷やすリスクが高まるので、犬に与える時には冷蔵庫から出したら、少し時間を置いて常温にしたものを与えるとよいでしょう。

また豆乳は飲み物にしてはカロリーがあるので、大量に飲むとカロリーの過剰摂取につながります。豆乳をフードにかけたりおやつにして摂取したりした日には、他のフードやおやつを少し減らして摂取カロリーを調節してください。

豆乳は健康的な飲み物ですが、いくらでも与えていいわけではありません。適量を守るのが大切です。

犬は本来肉食なので、動物性タンパク質の消化吸収の方がスムーズにできます。大豆は植物性タンパク質なので、豆乳は消化不良を引き起こすことも考えられます。

初めて与える際にはティースプーン1杯程度を与えて様子を見ましょう。お腹を壊したり体調を崩したりするようなら、愛犬の体質に豆乳が合っていない可能性があります。

豆乳に慣れてくる、または初めて与えたときに問題がなければ少しずつ与える量を増やしましょう。慣れてからも、体重4kg未満の超小型犬なら豆乳の適量は1日に大さじ1杯程度です。

愛犬の体の大きさに合わせて量を調整しましょう。体重が20kgの犬なら100ml与えても大丈夫とされていますが、一度に与えずに1日のうちで何回かに分けて与えるようにしましょう。

子犬や老犬に与える時は少なめにする

子犬は消化器官が未発達な状態ですし、老犬は消化器官が徐々に衰えてしまう傾向があります。

子犬や老犬に豆乳を与えると、消化不良を引き起こす可能性が健康な成犬よりも高いので気をつけてください。消化不良を起こすと嘔吐したり下痢をしたりします。まずは、ごく少量を与えて大丈夫そうか様子を見ましょう。

豆乳は犬にとって必ず摂取しなくてはならないものではないので、子犬のうちは与えないと決めてしまってもよいでしょう。成犬になって消化器官が十分に発達してからあげると安全です。

老犬は食欲が低下してフードの食いつきが悪い場合には、豆乳を少しかけてみるのがおすすめです。豆乳を使いたい場合は、量は少なめにすること、水でしっかり薄めること、冷たいまま与えないことの3つを必ず守りましょう。

まとめ

健康への効果や美容効果で人気のある豆乳は、犬に与えても大丈夫です。砂糖な塩など余計なものが加えられていない無調整豆乳を選んでください。

豆乳を飲むと、原材料である大豆に含まれる豊富な栄養素を摂取できます。筋肉や骨を丈夫に作り、皮膚や被毛も健康的でキレイになることが期待できます。

血液がサラサラになったり貧血予防ができたりするという効果もあるので、コレステロール値の高さや貧血気味なことに悩んでいる犬におすすめです。

豆乳は手作りごはんやおやつに混ぜたり、いつも食べているフードにかけたりして食事に取り入れることができます。豆乳を使った犬用の製品も販売されているので活用しましょう。

ただしアレルギーや持病のある犬、子犬や老犬は注意が必要です。健康な犬でも一度にたくさん与えるとお腹を壊す場合があるので、適量を守り常温で与えましょう。

ぜひ食事やおやつで美味しく豆乳を摂取して、愛犬の健康維持や向上に役立ててください。

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