犬にしめじを与えても大丈夫?しめじの栄養素と食べる時の注意点をご紹介

犬にしめじを与えても大丈夫?しめじの栄養素と食べる時の注意点をご紹介

調理しやすく日頃の食事に多く登場するしめじは、美味しくて体にもよい食べ物です。愛犬にしめじを食べさせても大丈夫なのでしょうか。しめじに含まれる栄養素と効能、犬に与える時の注意点などをご紹介します。

犬にしめじを食べさせても大丈夫?

しめじの画像

「しめじ」は犬が食べても大丈夫な食材です。有害な成分は含まれていないので安心して食べられます。

しめじには天然ものの「本しめじ」と人工栽培の「ぶなしめじ」がありますが、今回は一般的に食卓でも食べられる機会の多い「ぶなしめじ」についてご紹介します。

食物繊維が豊富で低カロリーなきのこ類は、健康に良く、調理方法も様々で私たち人間の食事には欠かせない食材のひとつです。

特に、しめじはどのような食材や味付けにも合いやすいので、よく料理に使われます。味にクセがなくて食べやすいので、犬の手作りフードに取り入れたいと考えている方もいるでしょう。

しめじとお肉を一緒に混ぜて味付けした混ぜご飯や、まいたけやえのきと一緒にきのこスープにしても美味しいので、愛犬のためにご飯を手作りしたい方はぜひ試してみてください。加熱調理することで消化しやすくなります。

犬にしめじを与えることで、健康によい栄養素を摂取できるというメリットもあります。きのこ類に含まれるうまみ成分は犬にとっても好ましいものなので、ぜひ食事に取り入れてあげましょう。

しめじに含まれる栄養素と犬への効能

しめじの画像

しめじには、豊富な栄養素が含まれており、人間にとっても体によい食材です。人と犬では成分の作用や効能は異なる場合もありますが、基本的にどのような効果が期待できるかを解説します。

食物繊維で腸内環境を整える

しめじは、食物繊維の一種であるβグルカンが豊富に含まれているので整腸作用があります。便通が悪いのを改善したり、余分な糖や脂質を排出してくれたりする効果が期待できます。低カロリーな食材ですのでダイエットにも有効です。

食物繊維は、コレステロール濃度や血糖値の上昇を抑える働きもするので、積極的に摂取したい成分です。また、βグルカンは免疫力をアップする効果があるといわれています。

ウイルスや病気への抵抗力が強くなることは、元気に長生きできる可能性を高めてくれるということです。免疫力が低いと皮膚病やアレルギー、がんなどにかかりやすくなってしまうので、免疫力アップは犬にとっても大切です。

ただし、βグルカンの免疫力アップの作用が人と同じように、犬にも効くという保証は今のところないので、あくまでも健康づくりのサポートと考えてください。

ビタミンDで強い骨と筋肉をつくる

しめじはビタミンDも豊富です。ビタミンDにはカルシウムの吸収を促進するという働きがあるので、摂取することで骨や歯を強くしてくれます。

犬も高齢になると骨折しやすかったり、歯がもろくなってしまうことが多いので、食事でカルシウムをしっかり摂取することが求められます。カルシウムを効率よく体に取り込むために、ビタミンDを積極的に取るようにしましょう。

また、ビタミンDにより血中のカルシウム濃度を正常に調節できていると、筋肉や神経も正常に働くようになります。ビタミンDの不足は筋力の低下につながるので、元気に動ける体を維持するためにも欠かせない栄養素です。

ビタミンB1、B2で疲れにくい体になる

ビタミンB1は食材の糖質を燃やしてエネルギーに変換する働きをします。ビタミンB1の摂取はスタミナをつけて疲れにくい体をつくるために欠かせません。不足すると疲労を感じやすく体がだるくなったり、食欲不振を起こしてしまう場合があります。

ビタミンB2は糖質、脂質、たんぱく質をエネルギーに変換します。「発育のビタミン」とも呼ばれており、被毛や爪などを健康に育成するために必要です。脂質の代謝をサポートするので持久力も高まります。

しめじは、ビタミンB1・B2が共に豊富なので、摂取することで疲れにくい元気な体づくりにつながります。ツヤのある健康的な被毛を育てるためにもおすすめです。

オルニチンで肝臓の機能をサポート

アミノ酸の一種であるオルニチンには、肝臓の機能をサポートする働きをします。

オルニチンが豊富な食材といえば「しじみ」が有名です。二日酔い対策にしじみの味噌汁を飲むのがよいという話を聞いたことがある方も多いでしょう。

実はしめじには、しじみの5倍以上のオルニチンが含まれているといわれています。

肝機能を正常にするオルニチンは犬にとっても大切なものですが、加齢と共に減ってしまうので食事での摂取を意識するのが望ましいです。

肝機能が衰えると疲れやすくなったり、食欲が落ちてしまうので気をつけて健康な状態を維持しましょう。

不足しがちなリジンの摂取で健康促進

必須アミノ酸のひとつであるリジンは細胞の成長や修復、免疫力アップ、カルシウムの吸収、ホルモンバランスを整えるなど健康の促進に欠かせない数多くの役割を担っています。

リジンの摂取は全身の健康につながり、皮膚や被毛も生き生きした綺麗な状態をキープできます。

リジンは体内でつくることができず食事から摂取するしかありません。しかし、ドッグフードにはリジンなどのアミノ酸が十分に摂取できないものも少なくないので、不足しないように注意が必要です。

不足しがちなリジンをしめじで摂取できれば、愛犬の健康促進という効果が期待できるので、ぜひ食事に取り入れましょう。

犬にしめじを与える時の注意点

注意点

健康効果も期待できるしめじですが、犬に与える際には気をつけたい点もあります。体調を崩すなどの危険がないように、正しい方法で適量を食べさせましょう。

加熱して与える

生のしめじは消化不良を起こしやすいという注意点があります。犬は腸が人間よりも短いので、しめじのような繊維質が豊富な食材を食べると十分に消化吸収ができません。

お腹を壊すことのないように、必ず加熱調理したものを食べさせましょう。炒める、茹でるなどの調理方法で大丈夫ですが、加熱しすぎるとせっかくの豊富な栄養素が食材から流れ出てなくなってしまいます。長時間の加熱はもったいないのでやめましょう。

また、しめじを茹でた汁にはビタミンが溶け出していて、具と一緒に飲むことで効率よくビタミンを摂取できるので、しめじでスープを作るのもおすすめです。

より消化しやすいお腹に優しい状態で与えるために、繊維を断ち切るように細かく切ったりペースト状にしたりしたものを食べさせるのもよいでしょう。

適量を守る

どのような食べ物でも食べすぎは禁物です。しめじは食物繊維が豊富なので、食べすぎるとお腹を下してしまう可能性があります。

カロリーは低いのでしめじを食べすぎて太る心配はありませんが、しめじでお腹がいっぱいになってドッグフードや他の必要な食事を取らなくなってしまっても困ります。愛犬がしめじを好きでも適量を守るようにしましょう。

逆に食べ過ぎで肥満が気になる犬には、低カロリーなしめじで食事をかさ増しすると満足感があってダイエットにもつながるのでおすすめです。

1日に与える量の目安として、1日の摂取カロリーの10%~20%程度と考えてください。はじめは少なめに与えて、食べた後の体調の変化などをチェックするのがよいでしょう。

食物アレルギーに注意

しめじでアレルギー症状を引き起こした犬は多くはありませんが、アレルギー検査をしていない犬はどのような食べ物でも念のため気をつけたほうがよいです。

はじめてしめじを与える時はごく少量にとどめ、その後の体調に変化がないか様子を見てください。嘔吐や下痢、体をかゆがる、目の充血などのアレルギー症状を起こした場合は動物病院に相談しましょう。

最初に食べたときには問題がなくても、2~3回目と食べるうちにアレルギー症状が出てしまうケースもあります。体調の異常に気付いたときは、原因になりそうな食べ物を与えていないか考えてみてください。

また、アレルギーではなくても古くなったしめじを食べることで体調不良を起こす場合があります。しめじはあまり日持ちしない食材なので、安全のために新鮮なものを与えるようにしましょう。

まとめ

ご飯を食べるビーグル

しめじは美味しくて体にいい栄養素もたっぷりの食材です。犬が食べても安全で、うまみ成分も豊富なので犬にとって好ましい食べ物のひとつです。

犬と人ではそれぞれの栄養素の作用や効能は全く同じとはいえませんが、腸内環境を整えたり骨や筋肉を強くしたり、免疫力をアップしたり、生き生きした被毛を育てたりと様々な効果が期待できます。

適量を守り加熱調理することでお腹にも優しくなるので、消化器官に負担をかけずに美味しく栄養素を摂取しましょう。しめじを使うことで手作りフードのレパートリーも広まります。

低カロリーでダイエット中の犬にもおすすめの食材です。アレルギーなど体質によってはしめじが合わない犬もいるので、食べた後は体調をいつも以上に気にしてあげてくださいね。

はてな
Pocket
はてな
Pocket
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい