オクラ は犬に食べさせても大丈夫な野菜!
結論から言いますと、オクラは犬が食べても大丈夫な野菜です。
ただし、オクラは体にも良いし、野菜だからヘルシー?と思って沢山あげてしまうのはNGです。犬にオクラはOKな食材でも、少量でなければお腹を壊したりする場合があります。当然、『お腹が弱い』というわんちゃんもいますよね?最初はオクラを与える量を愛犬の状態に合わせて、少量から与えてみてはいかかでしょうか?
ネバネバ成分が体に良いと注目を集めている食材であるオクラは、犬にとっても大変良い栄養素が詰まっていますので、おやつや食事のトッピングとして与えるのが大変おすすめです。あくまでも食べてもいい食材というだけであってぜひ与えたい食べ物ではないということを覚えておきましょう。
オクラの中には、やわらかくて白い「タネ」が入っていますが、このタネは食べても大丈夫です。
犬の健康効果はあるの?
Bーカロテン
オクラには、β-カロテンも含まれています。これには、老化やガンをおさえる抗酸化作用があります。また、オクラはわんちゃんの体の状態によって、β-カロテンがビタミンAに変換される、素晴らしい栄養素を持つ野菜なのです。
ビタミンA
ビタミンAは、視力を維持する効果があり、年齢とともに愛犬の視力などについても心配になりますから、オクラを食べさせることで、視力を維持する効果が期待できます。いつまでも愛犬には、健康で元気に過ごしてほしいですものね。
ペクチン
オクラの中に含まれる栄養素の中でも特に注目をしてもらいたいのがペクチンです。ペクチンはオクラのネバネバの正体で整腸作用や下痢、便秘を改善する働きがあるだけではなく、血糖値を下げる効果も期待ができます。
そのため、糖尿病にも効果を発揮すると考えられている注目の食材でもあるのです。オクラを食べたから、糖尿病の心配がないというわけではありませんが、糖尿病に悩んでいる方は試してみても良いのではないでしょうか?
カリウム
塩分を排出する働きのあるカリウムもオクラにはたくさん含まれています。カリウムを摂取することで利尿作用によってデトックスができる他にも代謝をよくしてくれる働きがあります。さらには夏バテの時にもぜひ摂取したい栄養素でもあります。
犬にオクラを与える際の注意点
アレルギーに注意
オクラを食べさせる上で最も注意をしていただきたいのがアレルギーの存在です。オクラでアレルギーを起こすというイメージはあまりないかもしれませんが、実際にオクラがアレルゲンとなって症状が出る場合もありますので侮ってはいけません。
症状としては下痢、嘔吐、皮膚の赤み、かゆみ、目の充血があります。これらの症状が、オクラを口にした後に出た場合は、すぐに与えるのをやめて獣医師に相談をしましょう。
与えすぎない
どんなに良い食材であっても、与えすぎてしまうと体に悪影響を及ぼしてしまいます。与える量は明確にこれくらい!というものはないのですが、目安としては10gまで。ペットの体調などを見ながら量を調整してみてくださいね。
お腹の弱い子や、初めて食べさせる場合は少量からスタートしてみてください。
また、毎日与えてしまうのもNGです。できればおやつやトッピングがわりに与えてあげるようにしましょうね。また、与えたことで下痢や嘔吐を引き起こした場合はすぐに中止をして、症状がひどいならば獣医師に相談をしましょう。
細かくしてあげる
あまりにも固まりのまま与えてしまうと、消化不良の原因となりますのでオクラはなるべくこまかく切って与えて下さい。そのほうが消化しやすく負担も減ります。すこしネバネバしてくるくらいに刻むのがいいと思います。基本的に食べ物を丸呑みにしやすいので、あまりにも大きなものだと喉に詰まったりむせたりする原因となりますので注意をしてください。
犬にオクラを食べさせる時の与え方
オクラは生でも加熱してもOKです!ただし、オクラを加熱しすぎると成分・栄養がなくなってしまいますので、加熱するのであれば、サッと加熱して与えてください。また、種は取り除かなくても良いのですが、そのまま与えてしまうと消化に悪くなってしまいますので、細かく刻んで与えるようにしましょう。
オクラは体に良い食べ物ではありますが、積極的に与えたい食べ物というわけでもありません。あくまでもおやつ代わりや、ちょっとしたトッピング代わりに与えるのがおすすめです。オクラだけを使った料理を食事代わりに与える!なんてことはやらないようにしましょう。
犬用手作りごはんレシピ
夏野菜のとろりんスープ
cookpad.comで『夏野菜のとろりんスープ』のレシピを見る
オクラを食べさせてあげたいならばこちらの料理はいかがでしょうか?夏野菜をたくさん使ったスープは、暑さで食欲が激減している時でもペロッと食べてしまう美味しさ!オクラの他にもトマトやお肉も入っているため、食べ応えも十分なおすすめレシピです。
ねばねば鮭ごはん
彩りよくご飯を作ってあげたい方は、こちらの鮭ごはんがとってもおすすめ!オクラと鮭は相性もバッチリ!見た目も華やかでちょっとしたお祝いレシピとしても活躍しそうですね。健康的な食事を楽しんでもらいたい方には、ぜひおすすめの一品です。
オクラ以外の犬におすすめしたい食材
さつまいも
ペットが食べても良い食材としておすすめしたいのが食物繊維が豊富なさつまいもです。さつまいもには、オクラと同じようにカリウムが豊富に含まれているため、利尿作用によるデトックス効果も期待ができます。ただし、食物繊維をあまりにも取りすぎてしまうと腸内環境に逆効果となってしまいます。また、生で食べてしまうと消化にも悪い食べ物ですから、与え方と量には十分に注意をしましょう。
キャベツ
調理もしやすく、栄養素も豊富なキャベツもおすすめの食材といえます。注目して欲しいのがビタミンCに含まれる抗酸化作用と、ビタミンU(キャベジン)です。特にビタミンUは十二指腸の粘膜の修復を促進することで知られており、潰瘍やガン予防に効果を発揮する食べ物です。生だと嘔吐の原因となりますので、ぜひ加熱調理をしてから与えましょう。
かぼちゃ
かぼちゃもおすすめの食材です。オクラに含まれているBーカロテンが含まれている他、ビタミンAも含まれています。食物繊維が豊富で甘みも強いためおやつにおすすめです。ただし、カロリーも少し高く炭水化物量も多いため、あまり与えすぎると肥満の原因となりますので注意をしましょう。
まとめ
個体にもよりますが、オクラが臭いと感じるのか匂いを嗅がせるとスリスリをしたり頭を激しくふる子もいるようです。そのため、オクラを嫌がるようであれば無理に与える必要はありません。私のペットの通うどうぶつ病院は、恵まれたことにあらゆる専門家のDrと多くのスタッフがおります。
しつけのことはしつけ担当、食事の悩みや人間の食べ物はどの程度与えていいかなどは、フードコンシェルジュがおりますので、よく相談させてもらっています。
「ワンちゃんのお食事セミナー」に参加したところ、基本的にペットにはNGフード以外は、食べさせてもOKということでした。ただし、適量というものがありますので、人間の私たちがおいしいからとたくさんあげるのはNGです。
オクラを与える時は、あくまでもトッピングやおやつがわりというのを忘れないようにしましょうね。
ユーザーのコメント
40代 女性 かえで
運動をたくさんした日は、特に欲しがりますので湯がいて刻んでからフードに混ぜて与えています。
獣医さんに相談したり話を聞いたりするのが好きで、食の勉強もさせていただきました。カボチャもいいとゆうことでよく湯がいてフードの上に乗せて食べさせます。
もう一匹のわんちゃんは、オクラが苦手ですので、与えていませんでしたが、成犬になったので、最近は興味津々なので、与えてみましたら、好きになったようで、最近はよく食べています。
アレルギーをおこさなかったので、与えられてよかったです。
切り方をアレンジして与えています。
鰹節が好きですし、一緒にまぶしてみたりと工夫をしています。
20代 女性 ぴかちゅう
普段オクラをあげるなら茹でてあげていたのですが、生でも大丈夫だとは知らなかったです。調べてみると生であげている方も結構いらっしゃるんですね〜茹でしかあげたことがないので様子を見て生でもあげてみようかなぁ。
どうしても加熱してしまうと生よりも栄養素が飛んでしまいがちですもんね、生であげれたとは驚きです。
わんちゃんの視力にはブルーベリーが有名で効果があり、よくオヤツやサプリで売られているのを見かけますがオクラも視力に良いとは♩
乾燥させたドライオクラなんかもオヤツとして売られているので、生、茹で、オヤツでなどペットにあった食べさせ方が選べますね。
オクラを使ったわんちゃんレシピなんかを見てみるとオクラと納豆や、オクラと長芋などネバネバ食品を組み合わせて作られている事が多いんですよね!納豆やオクラや長芋、鶏肉や野菜とお米に少量の油を入れるとネバネバ丼が簡単にできます。オヤツとして納豆とオクラをあげるのも良いと思います。
わんちゃんも暑い夏は夏バテになりがちですので、ネバネバ食品は効果があるそうです。
ですが長芋やオクラなどはアレルギーを持っているわんちゃんもいますので、様子を見て少量食べさせて見て痒がったり、口の周りが赤くなったりするようであれば控えてあげてください。
記事を読んで筆者様の通われる動物病院が羨ましいな〜と思いました。
獣医師によっては手作りごはんなどに反対というか、どちらかというとドックフードを勧められる方が多い気がします。
理由としては手作りごはんや人間のものを与えるには知識やバランスなど考えなくてはならず偏ってしまったり、与える食材や量などで体調不良になるおそれもあるからだと思うんです。
フードなら、総合栄養食なので一応ドッグフードと水さえあれば栄養など足りるように作られていますから。
なので各自専門のドクターがいて、フードコンシェルジュがいるなんて、なかなかそんな病院ないですよ〜。
病気がある場合でも獣医師の考え+フードコンシェルジュがいれば、状況に合わせて控えた方が良かったり、おすすめな食材など知ることが出来ますから。今はそんな病院があるんだなぁと感動です。
近くにそういった病院などあれば行ってみたいなぁ。
女性 もふころ
わんちゃんのフードコンシェルジュ、動物病院にお一人いらっしゃると助かりますね。うちの動物病院にも置いていただきたいです。