犬はたけのこを食べてもいい?注意が必要な理由や正しい与え方

犬はたけのこを食べてもいい?注意が必要な理由や正しい与え方

春に旬を迎えるたけのこ。特有の香りや味、食感が魅力的です。そんな春の味、たけのこを愛犬と味わいたい!という方もいるのではないでしょうか?犬にたけのこを与えるときの確認事項をまとめました。

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犬にたけのこを食べさせても大丈夫?

犬にたけのこを食べさせても大丈夫?

春の食材の代表格でもあるたけのこ。3月から5月頃に旬を迎えます。愛犬と一緒に入れる農園もあり、たけのこ堀りを恒例行事のひとつとしている家庭もあるでしょう。

一緒に収穫を楽しんだのだから、やっぱり一緒に食べたい!でも犬がたけのこを食べても大丈夫?犬のたけのこの安全な食べ方について述べたいと思います。

中毒性はないので、犬にたけのこを与えても大丈夫!

中毒性はないので、犬にたけのこを与えても大丈夫!

ネギのように犬が中毒症状を起こすような成分は含まれていないので、犬がたけのこを食べてしまっても大丈夫です。“犬 たけのこ レシピ”で検索すると、さまざまな調理方法が出てきます。

しかし、積極的に食べさせるのはおすすめしません。あくが強く、食物繊維やカリウムが多すぎる他、貧血や結石の原因となるシュウ酸、アレルギーを引き起こすアセチルコリン・ノイリンなどを含むからです。

カリウムはキャベツの約2. 5倍も含まれています。そのため、腎臓病などカリウム制限のある子にも注意が必要です。

たけのこは下処理が重要な食材

たけのこは掘ってから、時間が経つにつれてあくがどんどん強くなります。こんにゃくやたけのこなど「あく」の強い食材は下痢を起こす可能性があるのであく抜きなどの下処理が必要です。

また、犬にとっては噛み切りにくい食材です。歯に繊維が挟まったり、噛んで細かくできずそのまま飲み込み窒息したりする可能性もあります。

目を離した隙に一本食べてしまったら?

シャキシャキとした独特の食感が楽しいのか、一本をあっという間に食べてしまう子もいるそうです。また、たけのこを掘っている間の時間潰しにと、おもちゃ代わりに与えてしまう飼い主もいるようです。

ですが、外側の固い皮を喉に詰まらせてしまったり、食物繊維やあくをそのまま摂取することで体調不良を起こしたりすることも。愛犬の様子を見て、具合が悪そうにしていたら動物病院に相談しましょう。

犬がたけのこを食べる時に注意が必要な理由

犬がたけのこを食べる時に注意が必要な理由

独特の香りや歯応えがあり、様々な料理で楽しめる魅力的なたけのこですが、犬が食べる際にはいくつかの注意が必要です。

まず、与える際には健康状態がいいことを前提とし、鮮度の良いものを選び下処理をしっかり行いましょう。

穂先が黄色い、皮の色艶が良い、薄い茶色、形がずんぐりしている、根元の赤い粒が小さくて少ないものほど、新鮮で柔らかいたけのこです。

食物繊維が豊富すぎて犬には消化しにくい

たけのこにはキャベツの約1. 5倍の食物繊維が含まれています。食物繊維は犬の便秘解消に効果的です。

しかし、犬の祖先は肉食のオオカミなので繊維質は消化しにくく摂りすぎは下痢や嘔吐、消化不良などを引き起こすこともあるので与える量に注意してください。

もともとドッグフードには必要な食物繊維が含まれているので、たけのこをたくさん与える必要はありません。特別な日のトッピング程度にしましょう。

与える場合には食物繊維を断ち切るように、細かくしてから食べさるのがおすすです。

犬の尿路結石症の再発や悪化につながる可能性がある

生のたけのこにはシュウ酸結石の原因であるシュウ酸が多く含まれています。すでに結石を抱えているワンちゃんは再発や悪化の可能性もありますので与えないでください。

また、シュウ酸により貧血を起こす場合もあります。特に小型犬は影響を受けやすいので注意です。

カリウムも豊富!カリウム制限のある子には注意が必要

食物繊維だけでなく、カリウムも豊富なたけのこ。カリウム自体が腎臓に負担をかけるわけではりませんが、腎臓の機能が低下しカリウムが十分に排泄されないと過剰摂取となります。

過剰摂取すると高カリウム症となり、立てなくなる、元気がなくなるなどの症状が現れます。さらに数値が上昇すると意識がなくなったり、不整脈が起きたりなどの重篤化の恐れもあります。

健康な犬はちゃんとカリウムを排泄できますが、腎臓機能が低下した犬には注意が必要です。

生のたけのこはえぐみが強く食べにくい

生のたけのこにはえぐみ(苦味)が強いので、ちゃんとあく抜きをするためにも固い根元に竹串がスッと入るまで、時間をかけて茹でましょう。

また、米糠や米の研ぎ汁、重曹などを入れたアルカリ性の茹で汁にじっくり浸して、あくをたけのこから溶け出させる必要があります。

収穫から日が経ったたけのこであれば一度茹でて、改めて新しい糠入りの水などで煮てから放置するのが良いそうです。このようにあく抜きしてもえぐみが取れない場合には、もう一度茹でてください。

犬の体に負担をかけないたけのこの与え方

犬の体に負担をかけないたけのこの与え方

たけのこによる悪い影響を述べましたが、悪いことばかりではありません。便通をよくする食物繊維をはじめ、塩分を排泄するカリウム、老化防止のグルタミン酸なども含まれています。

犬の体に負担をかけないたけのこの与え方を紹介します。

たけのこは下茹でして十分にあく抜きをする

茹でるということはえぐみをとり、食べやすくするだけでなく、あくやシュウ酸、アセチルコリンなどを抜く目的もあります。犬の体に負担をかけないためにも、下茹でをして十分にあく抜きをしましょう。

皮をむいて穂先の柔らかい部分を細かくカットして与える

基本的な調理方法は人間と同じです。しっかり火を通して下処理し、皮を剥く。穂先の柔らかい部分をカットするか、ミキサーなどでペースト状にする。適量はありませんが、少量にしてあげましょう。

また、めんまや煮物など、人間用に加工された商品は塩分が多く含まれ、さまざまなリスクにつながるので、与えないようにしましょう。

“犬 たけのこ レシピ”で検索すると、主に雑炊やスープなどが出てきます。手作り食にたけのこを入れる場合には、柔らかくなるまでしっかり煮込み、細かく刻んでから与えるようにしましょう。

市販のたけのこの水煮を使うと、下処理をせずにすむので便利です。

一緒に食べたい!炊き込みご飯のレシピ

米、水、あく抜きして刻んだたけのこ(水煮でも可)、さやを剥き薄皮を取り除いた枝豆を炊飯器に入れよく混ぜて炊飯。炊き上がったら器に盛り、粗熱をとったら完成です。

炊き上がり後に取り分けて人間用に味付けをすれば、一緒に楽しむことができます。混ぜて炊くだけなので簡単に作れますが、過剰摂取などのリスクにつながることもあるので頻繁に与えることはおすすめしません。

まとめ

いかがでしたか?

犬がたけのこを食べるのは大丈夫ですがしっかりと茹でてあく抜きをすること、そして与える際には細かく刻むことが必要です。

たけのこを食べることは害があるわけではありませんが、メリットがあるわけでもありません。食物繊維やカリウムを摂りすぎて消化不良を起こしたり、結石を抱えている子は再発や悪化したりする可能性もあります。

また、子犬や老犬などは噛む力が弱く、繊維を噛みきれずに飲み込み窒息してしまう恐れがあるので注意してください。

愛犬と一緒にたけのこを楽しみたい時は健康であることを前提に新鮮なものを選び、あまり頻繁に与えないことを頭に入れておきましょう。

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