犬も食べられる『春の野菜』
野菜は植物性であるため、犬の体の構造上、肉に比べると消化しにくい食材です。ですが、犬も食べられる野菜は多く、中には栄養価の高いものもあります。多く与え過ぎなければ問題ないので、適量を守って与えることが大事です。
春には旬の野菜も多く出回るので、春の味を一緒に楽しむには最適ですよね!そこで、ここでは犬も食べられる『春の野菜』をご紹介していきます。
1.キャベツ
キャベツは1年を通してスーパーに置いてあるため、あまり旬を気にしたことがないという方もいるでしょう。しかし、キャベツの旬はまさに春です。春に出回るキャベツは、他の季節のキャベツよりも甘みが強いとも言われています。
そんなキャベツも犬が食べられる春の野菜です。食物繊維もたっぷりなので、便秘気味の犬には最適ですよ。
しかし、甲状腺機能に異常を来たす恐れがあるため、甲状腺に病気を患っている犬の場合は、キャベツを与えないようにしましょう。
2.ブロッコリー
条件付きではありますが、ブロッコリーも犬が食べられる春の野菜です。ブロッコリーには、ビタミンCやビタミンAが豊富に含まれています。免疫力を高めてくれる効果があるので、健康維持には欠かせないですよ。
ブロッコリーの場合、茎の部分は犬に適していません。なぜならば、ブロッコリーの茎には食物繊維が豊富に含まれています。一見良いことに聞こえますが、食物繊維が多すぎると下痢になったり便秘になったりします。
そのため、犬にブロッコリーを与える際は、茎の部分を取り除き、花房の部分だけを茹でて与えるようにしてくださいね。
3.にんじん
にんじんも通年を通して多く出回っている野菜なので、春の野菜と言われてもピンと来ない人が多いでしょう。しかし、キャベツと同様に、にんじんも春が最も美味しい季節と言われています。
にんじんには、βカロテンと呼ばれる栄養素が多く含まれています。βカロテンは体内に入るとビタミンAに変換される働きを持ちます。この働きにより、免疫力が高まるのはもちろん、皮膚の状態を健康に保つ効果が期待できます。
また、視力が低下するシニア期に入った犬の場合、夜間の視力を維持する効果も期待できますよ。
4.スプラウト
ご家庭によってはあまり使わない、というお家もあるかもしれません。しかし、スーパーで探してみると販売されているので、春の野菜として検討してみてはいかがでしょうか。
このスプラウトも犬が食べられる春の野菜です。酵素が豊富に含まれている野菜なので、犬はもちろん、人間の健康維持にも役立ってくれる野菜ですよ。飼い主、愛犬共に食べたい食材です。
5.パセリ
春野菜の1つであるパセリには、ビタミンCやβカロテン、鉄分、食物繊維など、実に多くの栄養素が含まれていることをご存知でしょうか。
鉄分に関してはほうれん草の約4倍とも言われています。貧血気味のわんちゃんの日々の食事に取り入れたい野菜です。
また、パセリには殺菌効果があるため、口臭を軽減してくれる効果も期待できますよ。「最近、口臭が気になる」と感じている場合は、ぜひパセリをドッグフードなどに混ぜてみてはいかがでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。最近では、どの野菜も通年スーパーで出回っているため、旬の野菜を意識することも少なくなってきています。しかし、やはり他の季節に比べて旨みも強いので、ぜひ旬の食材は旬の時期に愛犬といただきましょう。