犬に紅茶を飲ませないで!舐めただけでもカフェイン中毒になる危険性

犬に紅茶を飲ませないで!舐めただけでもカフェイン中毒になる危険性

温かい紅茶にアイスティー、または紅茶にフルーツを入れたフルーツティなどバリエーションは様々で、季節に合わせた紅茶を楽しむ方も多いでしょう。でも、紅茶は犬にとって安全なのでしょうか?今回は、犬が紅茶を飲んでも大丈夫なのか、カフェインの危険性についてお伝えします。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬に紅茶を飲ませてはいけない理由

カップに入ったお茶のそばでくつろぐ犬

紅茶には様々な成分が含まれており、その中には人間の健康に繋がる成分も含まれています。しかし、紅茶は犬にとっては危険なカフェインが含まれているので紅茶を飲ませたり、誤飲はとても危険なのです。

カフェイン中毒の危険性

カフェインは犬の体内に入ると、中枢神経や心臓などを直接刺激し興奮が収まらなくなってしまいます。

カフェインによる興奮作用によって呼吸切迫や痙攣を引き起こし、嘔吐、うっ血、頻脈、不整脈などの症状が出る場合があります。これらの症状が出た場合には、カフェイン中毒を引き起こしていますので早急に動物病院へ連れていきましょう。

カフェインの致死量

カフェインの致死量は犬の体重1kgに対し150mg、5kgの犬の場合は約2Lの紅茶の量になります。ただし、個体差があるので少しの量でもカフェイン中毒になる可能性もあります。摂取してすぐに症状は出ない場合でも、1〜2時間は様子を見てあげてください。
症状が出なくても、念の為、獣医師に相談することをおすすめします。

シュウ酸カルシウム尿結石症を引き起こす

紅茶にはシュウ酸が含まれており、摂取量によってはシュウ酸カルシウム尿結石症を引き起こす恐れがあります。結石が出来ると尿の出が悪くなり老廃物が体外に排出されづらくなります。老廃物が上手く排出されないと腎臓にも負担がかかり、尿毒症などを引き起こしてしまいます。

一度シュウ酸カルシウム尿石症にかかったことのある犬は再発しやすいので注意しましょう。

犬が紅茶を飲んでしまったときの対処法

ボウルに入った水を飲む犬

目を離したすきに愛犬が紅茶を飲んでしまったら、少量の場合は慌てずにいつもと違った様子が無いか、しばらく様子を見ましょう。大量に飲んでしまった場合も慌てずに、まずは水を飲ませてあげましょう。水を飲ませることでカフェインの濃度を薄めることができます。
ただし、素人判断で吐かせるなどの対処法はせずに、早急に獣医師に相談してください。

どちらの場合にも、犬の様子をよく観察し、いつもと違う様子で興奮していたり、痙攣や嘔吐などをした場合には、早急に動物病院を受診しましょう。

犬が紅茶ティーバックを食べたときの対処法

ベッドの上で元気なく休む犬

紅茶に含まれるカフェイン中毒や、ティーバッグの紐や袋などが腸に詰まってしまうなどの可能性があります。すぐに獣医師に相談することをおすすめします。犬の大きさや体調、紅茶の量によっては、すぐに症状が出る場合もあります。早急に動物病院を受診してください。

嘔吐を促す方法など自己判断で行わない様にしてください。夜間でも診療している動物病院を探しておくことでいざという時に役に立ちます。

犬が紅茶味のクッキーやパンを食べても大丈夫?

紅茶とクッキーの匂いを嗅ぐ犬

クッキーやパンなどの加工品にも注意が必要です。
個体差はありますが、重篤な症状が出てしまう場合もあります。紅茶だけではなく人間用のパンやクッキーには犬の体に悪影響を与えてしまう砂糖やバターなどが含まれています。犬には犬用パンやクッキーを与えるようにしましょう。

まとめ

本のそばで座っている犬

紅茶が犬に与える悪影響について紹介しました。
うっかり紅茶を飲んでしまった。ゴミ箱に入っていた紅茶パックを食べられてしまったことがないように、誤飲・誤食の恐れのあるものは犬の届かない場所に置くことが大切です。

食べ物も要注意

紅茶の葉が入ったクッキーやパンなどの加工品にも注意が必要です。紅茶の葉だけではなく、砂糖やバターなどは犬の体にとっては肥満の原因にもなります。で犬には犬用のクッキーやパンを与えるようにしましょう。

小型犬はより慎重に

小型犬の場合は、舐めただけでもカフェイン中毒の症状が出てしまう可能性があるので、万が一、誤飲・誤食した場合は状況を見てすぐにかかりつけの動物病院に相談してください。犬にはお茶ではなく水を与えるようにしてくださいね。

水分補給の考え方

人も犬も水分補給は大切です。人の体には良い紅茶も犬にとっては危険な飲み物です。愛犬の水分補給は新鮮な水を与えましょう。犬と飼い主と共に健康を維持していきましょうね。

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