犬に洋梨(ラフランス)を与えてもOK!
結果から言うと、犬にラフランスを与えるのはOKです!犬が勝手にラフランスを食べてしまったとヒヤヒヤしていた飼い主さんは、安心して大丈夫ですよ。
ラフランスは、フランス原産の洋梨の品種です。梨より柔らかく、ねっとりとした舌触りと上品な味が特徴です。それなら、日本のシャリシャリした梨はどうかというと、こちらも同じく犬に与えてよいことが分かっています。
犬におやつを与えることに抵抗がある飼い主さんや、アレルギーを持った犬にはラフランスのような甘みのある果物がおすすめです。我が家の愛犬「くるる(トイプードル)」は、アレルギー持ちなので食べられるものが限られていますが、果物はOKです。「くるる」は、体に合わない食べものを食べると目の周りが赤くなってしまうのですが、ラフランスは大丈夫でした。
洋梨(ラフランス)の栄養素や犬に与えるメリット
犬にラフランスを与える3つのメリットをご紹介します。犬が食べられるのはほんの一口ですが、それで効果が得られるなら嬉しいですね!
- 水分補給できる
- お通じをよくする
- 消化を助ける
水分補給できる
ラフランスには、全体の約90%近くもの水分が含まれています。そのため、あまり水を飲んでくれないわんちゃんに与えることで、水分補給の手助けをしてくれるでしょう。
お通じをよくする
ラフランスに含まれる「ソルビトール」という成分には、犬の便を柔らかくする性質があります。また、ラフランスに含まれる「不溶性食物繊維」には、便の水分を増やす機能があります。
さらに、ラフランスに含まれる「カリウム」には、利尿作用があります。また、余分な塩分(ナトリウム)を排出してくれるので、血圧を下げる効果も期待できます。
消化を助ける
ラフランスに含まれる「タンパク質分解酵素」には、消化を助ける機能があります。甘くておいしい果物が消化を助けてくれるなんて、かなり嬉しい効果ですよね。
犬に洋梨(ラフランス)を与える量の目安
それでは、犬にラフランスを与えるなら、どのぐらいの量を目安にするべきなのでしょうか?
犬にラフランスを与える量の目安としては、1日の食事量の10%程度に留めておくことをおすすめします。つまり、1日の食事量が100gだとしたら、梨は10g程度ということ、体の小さな犬には、一口のラフランスで十分なのですね!
犬への洋梨(ラフランス)の与え方
犬にラフランスを与えるときは、小さくカットして与えましょう。このとき、熱を加えるなどの加工をしてしまうと、ラフランスに含まれる「カリウム」が破壊されてしまいます。カリウムは、消化を助け、老廃物を排出してくれるありがたい役割を担っています。そのため、ラフランスは生のまま与えることが好ましいでしょう。
そして、必ず「熟したラフランス」を与えるようにしましょう。熟していないラフランスは、おいしくないだけでなく犬にとって毒になる成分が含まれている可能性があります。
犬に洋梨(ラフランス)を与える際の注意点
犬にラフランスを与えるメリットをご紹介しましたが、与える際には注意しなければならない点もあります。事前に確認しておきましょう。
過剰摂取は下痢の元になる
ラフランスに含まれる「ソルビトール」と「不溶性食物繊維」は、過剰に摂取するとお腹をゆるくする可能性があります。あくまでも、与える量は1日の食事量の10%程度にしておきましょう。
腎臓病の犬には控えるべき
ラフランスに含まれる「カリウム」は、腎臓に病気のある犬には多く与えてはいけない成分です。シニア犬や腎臓病のわんちゃんには、ラフランスを与えるのは控えた方がよいでしょう。
まとめ
犬とラフランスについてご紹介しました。いかがでしたか?
犬にラフランスを与える際は、あくまでも一口に留めておきましょう。甘いラフランスはおいしく、もっとちょうだいと欲しがるかもしれませんが、過剰摂取は体調不良の原因になります。さらに、果物は高カロリーであるため、肥満の元にもなりうることを覚えておきましょう。
適切な量のラフランスを与えて、愛犬の健康を手に入れましょう!
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30代 女性 たろさん