飼い犬が夜中に吠える・暴れることについて
大事に育てている愛犬が夜中に吠えてしまう、最悪の場合、暴れ出すという状況になってしまったら、飼い主としては非常に慌てると思います。
想像するだけで哀しくそして辛い状況だと思います。
もしも大型犬で家の外で過ごさせている場合には暗くなった時には玄関辺りに一度入れてあげるというのも一つの手段です。もっとも尋常でない程に暴れて近所迷惑のレベルにまで深刻化した場合には獣医さんに相談をしてみてください。
夜になると暴れてどうしようもない場合には何らかの理由が考えられます。単に寂しくて構ってもらいたいということであればしつけ面での改善を急いでください。
年齢的に認知症などが認められる場合には暮らし全体を見直して家族がその犬の生活に寄り添えるように考えるべきです。不調からくる心の不安と判断出来た場合には犬に優しく寄り添うことで心は伝わるものです。昼間以上に夜の不安が夜泣きや暴れる事に繋がっているのであれば飼い主の傍で夜の時間を過ごさせてみるという方法をまずはおすすめします。
夜中に吠えたり暴れたりする原因について
明らかに甘えて吠えている場合は除き、その他に吠える理由が見つからない場合、脳に何らかの異常が起きていることも考えられます。もしかしたら、てんかんの発作が出ているのかもしれません。なだめて落ち着くような場合と、何をしてもいつもとは全く違うという時には家族やパートナーに協力をしてもらって、スマホなどでその様子を撮影しておいてください。即座に獣医さんにみてもらって診断を仰ぐというのも有効な方法だと思います。
脳の病気の中にも夜中に吠えて暴れる場合があります。暴れるという場合にはそれがけいれんしているのか単に多動になっているのかを判断してあげてください。病的に凶暴になってしまったり尋常ではない程に暴れて手が付けられないという場合には、獣医さんとよく検討をして一度脳の状態をチェックしてあげることをお勧めします。
決して叱りつけることだけが方法ではないということを心得てあげてください。 また、加齢に伴って「視力や聴力の衰え」が起こります。このことが原因で夜中に吠えることもありますので、この点にも注意してみてあげてください。
症状から考えられる病気一覧
水頭症
症状
意識がはっきりとしているのになんとなくいつもと様子が違うということに飼い主側が察知しやすいのも水頭症の顕著な症状です。
概要
そもそも脳圧が普段以上に上がってしまうことで神経を刺激することが原因なのです。
認知症
症状
夜になると訳なく泣き続けて暴れたりすることが日々多くなってしまいます。
概要
飼い主の健康や周りへの配慮そして犬自身のために精神安定剤を使って夜は眠れるように調整してあげるのも一つの方法です。
関節の痛み
症状
昼間は感じない四肢の痛みを夜中に感じて吠えたり暴れたりすることがあります。
概要
吠えながらもプルプルと震えていることもあります。関節がシクシクと痛んで吠えているのかもしれません。サプリメントや常時痛み止めを用意して対応してあげてくさい。
まとめ
吠えるという行動は犬にとってはとにかく最大限の意思表示です。夜中に吠えて暴れるということを単に甘えや無駄吠え、ということで片付けるまえに愛犬の様子をよく見て、原因を考えてみましょう。
痛みや身体の違和感を抱えて毎晩吠えているということであれば早急に対処してあげる必要があります。獣医さんと相談して、不快な痛みや不安は安定剤や痛み止め、必要であれば眠剤など使用して、犬も人も我慢するのはやめませんか?
ユーザーのコメント
女性 シュナ
30代 女性 モカ