我が家に犬を迎える
何も知らずに犬を迎えようと考えると、ペットショップに行くことが普通なのかもしれません。
里親になるって難しいんじゃないか。やったことないし不安。そんな気になるけど、どんな流れになるの?
そんな方に見ていただけたらと思っております。
犬は飼い主からもらった幸せのぶんだけ幸せを返してくれる生き物
私は仕事柄、獣医さんとお話をする機会が多く、その先生のお家にはたくさんの保護犬がいて、特に保護犬は「苦労してる分幸せにしてあげたら本当にたくさんの幸せをくれるよ。」とお話してくださりました。
でも保護犬を迎えることは難しい?
私は最初、保護犬を迎え入れる勇気がありませんでした。そもそもどういう流れになるのか?どんな子がくるのか…不安だったからです。
しかし今は便利なインターネットがあります。様々な里親募集サイトがありますが、どのサイトもしっかり運営されていて、写真や性格、サイズや健康状態などもきちんと記載されています。
応募すると掲載者ともサイト内でやりとりができ、思ったよりも子犬の情報も入ってくるのです。
SNSでの我が子との出会い
旦那に「保護犬を迎えたい」と伝えてから、たくさんのサイトを見て、多頭飼育崩壊の子犬たちの掲載に出会いました。そして、必要事項を記入し、応募しました。
何人も応募者がいたので審査がありましたが、その点もしっかりこの子の一生を幸せにしてあげられるかどうかを考えているということだと思います。ペットショップで迎えても里親募集サイトで迎えても必ず一生幸せにしてあげることは必須なので、苦になることは1つもないと実際に感じました。
子犬の里親になる
迎えに行った時にはノミがピンピン跳ねており、3ヶ月の子犬の飼育環境にしては良い環境でなかったことが一目でわかったため、家に帰る前にすぐ病院に連れて行きました。そして、ノミ駆除と健康診断をしてもらいました。
ここまではペットショップで迎え入れるよりも驚くことも多いかと思います。しかし、ここまでくればペットショップで買った子犬と同じです。
どこから来た子でも同じ
実家でも犬を飼っていたのですが、1代目はペットショップから、2代目はブリーダーさんから迎え入れました、そして今回、結婚してから保護犬を迎えましたが、どのワンコもたくさんの幸せを私たちにくれています。
個性もあると思いますが、ペットショップにいた子の方が兄弟犬と早く引き離されているからか1人でいることが平気な子だったような気もします。そんなところも可愛かったのですが。
まとめ
毎日の生活に犬がいることは本当に幸せなことです。幸せをくれているぶん私もたくさんの愛で犬に幸せを与えたいと思っております。毎日そばで幸せそうに寝ている姿を見るとすべての疲れも寂しさも癒されます。
そんな毎日を始めたいと考えているあなたに。
ペットショップだけではなく、保護犬を迎えること。保護犬を迎えることは難しいことではないということが少しでも伝わったら嬉しいです。
ユーザーのコメント
30代 女性 匿名
里親になるのは難しいですよ。
身体的にも精神的にも健康な犬の里親になったなら幸せだし、里親になるのも難しくないと思うかもしれませんけど、
例えば里子に迎えてから重大な疾患がわかって普通に犬を飼育する時の何倍ものお金が治療にかかったり、
一緒に散歩したり犬とのステキな生活を想像したのに高齢犬でほぼ介護だけの生活になったり、
虐待や人間不振で最後まで全く懐かなかったり散歩が出来なかったり…
里子に出されている犬には少なからずそういったいわゆる
○飼いづらい
○通常の飼育ができない
などの犬自身に問題がある場合が少なくありません。
動物病歴などで病歴や犬種が分からないと対応しずらい場合もあります。
また、成犬から里親になったなら子犬からの飼育とくらべると確実にしつけも入りづらいです。
団体さんから譲り受けた場合は多くの団体で
飼育環境の確認やその後の報告と言う名の監視があります。
これらを考えると、
犬の里親になるのは難しくないかもしれません。
しかし、
里子に出されたいわゆる「保護犬」を飼育することは一般の方には難しい事が多いはずです。
この記事を読むと犬が好きな方、新たに飼おうとしている方が里子に出された犬に過度な期待や誤解を与えるのではないかと思いました。
40代 女性 匿名
保護施設から迎え入れました。
子供の頃からも、自分の家庭を持ってからも犬を飼っており、ずっと犬と一緒の生活をしている犬好きです。
初めて保護犬を迎え入れた経験からの感想です。
今は先住犬(10歳♀小型犬)一匹と、保護犬(4歳♀小型犬)と夫と中学生の息子とで暮らしています。
保護される前の状況でわかっていたのは、ブリーダーから保護されたこと、一日一度の餌だけが楽しみの生活だったらしいこと、歯石がひどく、ガリガリに痩せていたことくらいしかわかりませんでした。
施設では活発に動き回り、他の犬とも慣れた様子で、人を怖がる様子もなく、我が家の先住犬ともいがみ合う感じがなかったので、里親になる条件もクリアし、何より可愛くてたまらないのと、この出会いも運命に感じ、私なら幸せにできるはず!と思い、里親になりました。
ウチに来てからわかったのは、耳のかさぶた、足の裏のまだらなタコ、外を怖がる。ハーネス、リードを見ると恐怖で逃げまどう。テレビに吠えまくる。えさを食べる時が、すごい警戒体勢であるということと、避妊手術と歯石除去後、動物病院の先生に、歯がボロボロだと言われましたので、きっと保護される前は、狭いケージに入れられて、外に散歩に連れていってもらうこともなく、何度も出産させられて、栄養不足だったのではないかと想像できます。
今はだいぶ慣れ、餌は普通に落ち着いて食べますし、トイレも覚え、洋服も着れて、ハーネスとリードも嫌がりませんが、外を歩くことはまだできません。地面に下ろすと固まって、一歩も踏み出そうとはせず、強めに引っ張っても、引きずってしまいそうになるし、肉球が全面硬くなっていないので、無理せずに毎日抱っこして散歩に行きます。
世話をしている私以外の、夫と息子にはまだ甘えたりしません。
幸い先住犬とはとても仲良しで、毎日家の中を楽しそうに走り回って、ひなたぼっこをしたり、遊ぼうよーって私を誘いに来たりするので、幸せそうで嬉しいです。
成犬になってからの犬を飼ったことがないせいか、つらい経験をしてきた保護犬だからなのかはわかりませんが、今までの犬と比べて育てづらいのは確かです。
栄養不足で今まで生きてきたので、今後病気になる可能性も高いのかもしれません。
保護犬はペットショップで高い金額を出さなくても手に入るので、つらかった分幸せにしてあげたいと思う人ばかりでなく、命を軽く考える人がいるかもしれないと思うと、引き取った後、どんな苦労かあるのかと、悪い方にも想像しておかないと飼い主も保護犬も幸せになれない気がします。
ペットショップの存在が、悪質ブリーダーを生むわけで、命の売買に関しての制度が改まることを望むばかりです。