犬と強い信頼関係で結ばれていても可能性はある
何らかの理由で孤独死された主人の身体を愛犬が食べてしまった。
これは人間にとってはショッキングでありぞっとする様な状況ですね。
犬と深い絆で結ばれ、『犬を自分の子供と同じ様に大切に扱っているから、例え自分が孤独死しても愛犬に食べられる事など有り得ない』と思いたい人もいらっしゃるでしょう。
他の動物でも事例が
『しかし犬の行動は、そんなに単純なものではない』と、1997年にドイツ、ベルリンの科学捜査官が語り、その論文を学術誌【Forensic Science International】に投稿しています。
こう言った出来事は犬だけではなく、猫,鳥にも事例があるのです。
動物と人間は深い絆で結ばれていても、死んだ主人を食べる可能性は大いに有り得るそうです!
では何故その様な事になってしまうのでしょう?
愛犬家としてはあまり考えたくない事ですが、心して現実を見て行く事にしましょう。
その時の犬の心理状態による
二度と動かず喋らなくなった主人を、犬は助けようとして最初は顔を舐めたり手で触れたりしますが、何の変化も起きない状態が続くうちに犬は逆上してパニックになるのです。
それが噛むという行動に変り、最終的には『噛むが食べる』と言う行動に変る可能性があるそうです。
『噛むが食べるへと変化するのは、それほで難しいことではない』
と科学捜査官は言っています。
行動がエスカレートして
最初は食べたいなどと思っていなくても、血のニオイと味に刺激されてしまい食べるという行為に繋がって行くそうです。
これは私の見解ですが、犬は人間ではありませんのでに倫理観はありません。
ですので起きるべくして起きた出来事でしょう。
これらの出来事を【事件】と言いたくないのは私だけでしょうか。
犬が空腹に堪え兼ねて
いくら信頼関係と深い絆で結ばれていても、犬は狼の子孫であると言われています。
犬に関する書籍の執筆をしている心理学者である【スタンリー・コーレン氏】語っています。
『もし飼い主が亡くなって、そこに食べるものが全く無かったとしたら彼らはどうするでしょうか』
『空腹に堪え兼ねて、おそらく近くにある肉を、それがなんであれ食べようとするはずです』
愛犬が生き残るため
これは犬が生き残るための行為なのです。
生きるたの本能ですので死んだ主人を食べたとしても、それは仕方のない事です。
食べられた人は生前どの様に考えていたのでしょうか?
まとめ
この先、もしかしたら夜寝ている間に死んでしまう事だって有り得ます。
どうしても『骸となった自分を愛犬に食べられたくない』と思うのでしたら、数日間自分の姿が見えなかった時に、様子を見に来てくれる人を確保しておく事が肝心です。
もし近所にお知り合いの方がいらっしゃらないのなら、お住まいの地区の【民生委員】にお願いしておくのも一つの方法です。
私は『死んだ自分の身体を愛犬が食べても良い』と思っています。
むしろ生き残るために食べるべきだと考えています。
死んでいるのですから痛みも恐怖心も感じないでしょう。
死んだ身体を食べられて、愛犬の血となり肉となるのなら、それで【本望】です。
心配なのは、愛犬が人間を食べた事で殺処分される事です。
それを避けるためにはどうすれば良いか?
私なら『お願い事を書いた手紙』を作成して人目の届く場所に置いておきます。
『お願いです』
『我が愛犬が、死んだ私を食べても殺さないで下さい』
『動物愛護団体に預けて下さい』
と、こんな感じで書きます。
大事なのは、愛犬より先に逝かない様にするにはどうすれば良いのか考える事です。
大病を避けるため、飼い主も規則正しい生活を送りながら生きて行く事が、今の自分に出来る最善の策だと思います。
死んだ自分の身体を愛犬に提供する。
それが愛犬の最期を看取ってあげられない事への罪滅ぼしになるのではないでしょうか。
皆様はどの様にお考えでしょうか?
ユーザーのコメント
40代 男性 リボン
犬は大切な子犬が死んだのを悲しみ、他の動物に荒らされないよう自分で処理したのだと言ってました。
犬は大切なご主人を他の動物に荒らされないように無理に食べたのではないでしょうか?本当は食べたくないのに、
無理に食べたので吐き出した犬もいたんじゃないでしょうか!