犬と『一緒に眠る』のはやめるべき?4つのNG理由や寝床を共にするリスクまで

犬と『一緒に眠る』のはやめるべき?4つのNG理由や寝床を共にするリスクまで

愛犬と一緒に眠る時間は温かくてふわふわで至福の時間ですよね。ですが実は犬と『一緒に眠る』行為については賛否両論あります。犬と寝床を共にするリスクとは何なのでしょうか?

お気に入り登録
SupervisorImage

記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

危険がいっぱい?犬と一緒に眠るリスク

犬をハグして眠る女性

布団がノミ・ダニの温床になる

言わずもがなですが犬は被毛に覆われているため、布団で一緒に寝ると寝具に抜け毛がたくさん付きます。

また寝る前には自分の体を舐めてリラックスする子も多いため、犬の唾液がシーツに染み込みやすくもなります。こうして布団が不衛生な状態になるとダニ(チリダニなど)の繁殖が活発になり、人間のアレルギー症状を引き起こすリスクが高まります。さらに、犬の唾液や被毛を介して、ズーノーシス(人獣共通感染症)を引き起こす恐れもあります。

姿勢が制限されて体を痛める

愛犬が中大型犬の場合、一緒に寝るとそれなりのスペースを取られます。小型犬であったとしても、飼い主さんが少しでも隙を見せたり出遅れたりすると、布団のど真ん中や特等席を占領されてしまうということも。

でも愛犬の幸せそうな寝顔を見ていると、むやみに愛犬を追い払ったり退かしたりすることも躊躇われ、飼い主さんは小さくなって寝がちです。愛犬ファーストゆえのこの行動で姿勢が不自然な形で固定されてしまい、起きたら背中や腰がギシギシになっていたというのも『あるある』です。

寝不足になる

愛犬と一緒に寝ていると、愛犬の寝返りや移動など、些細な動きでも気になって目が覚めてしまうという人も少なくありません。犬は浅い睡眠を繰り返す性質があるため、一晩のうちに思っている以上に動きます。

そのたびに飼い主さんが覚醒してしまうと飼い主さんの睡眠も細切れになり、寝不足のまま朝を迎えて翌日の体調や行動に支障をきたすというリスクがあります。

分離不安になる

最近では犬も室内飼いが一般的となり、物理的な距離感が近づいたことで人間と犬の心の距離もいっそう縮まりました。その結果、飼い主さんと犬が共依存状態となってしまう事例も増えてきました。

一緒の寝床でくっついて眠るというのは、物理的にもまさに距離感ゼロの状態です。起きているときも眠るときもいつでも一緒という状態が「普通」になると、犬は飼い主さんと少しでも離れていると不安定な状態に陥ってしまう分離不安症を発症してしまう可能性があります。

それでも一緒がいい!犬と一緒に眠る場合の対策

ベランダに干されている布団

ここまで犬と一緒に眠ることのリスクを並べましたが、愛犬家の皆さんの中には「それでも犬と一緒に眠る幸せを手放すことはできない!」という人が少なくないのではないでしょうか。

愛犬と一緒に眠るかどうかの最終判断を下すのはもちろん飼い主さんです。ただ、もし「一緒に眠る」という選択肢をとる場合には、衛生面や健康面のリスクを減らすための対策をすべきでしょう。

こまめに寝具を洗濯する

シーツや掛け布団といった寝具は、人間だけで寝ているときよりもこまめに洗濯したり、天日干しをするようにしましょう。シーツや掛け布団が不潔だったり湿気を帯びた状態のままだったりすると、あっという間にノミ・ダニの温床になってしまいます。

ノミ・ダニ対策をしっかりとる

こまめな洗濯は前提としたうえで、ノミ・ダニ対策は入念に行う必要があります。スプレータイプやシートタイプなどさまざまな商品が市販されていますし、中には布団自体に防ダニ効果が施されているものもあります。

また愛犬自体にノミ・ダニが付着しないよう定期的に駆除薬を投与したり、お散歩から帰った後には体に虫が付着していないかをしっかり確認し、定期的なシャンプーで清潔を保つことも大切です。

一緒に寝ない日も作る

可能であれば、毎日犬と一緒に眠るのではなく「一緒に寝ない日」を意識的に設けるようにできるとベストです。飼い主さんも犬ものびのび眠ることができ、距離感が近くなりすぎることも防げます。

まとめ

ベッドの上の女性と犬

犬と一緒に眠ることにはリスクもある一方で、飼い主さんも犬も精神的にリラックスできたり幸せホルモンが分泌されたりという嬉しい効果もあります。どちらをとるかは飼い主さん次第ですが、メリット・デメリットをしっかり把握したうえで比較して決めることが大切です。

はてな
LINE
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。