犬への過度なスキンシップが招く悪影響

1.スキンシップにストレスを感じるようになる
過度なスキンシップが毎日のように繰り返されていると、犬がスキンシップにストレスを感じるようになってしまうことがあります。
飼い主と愛犬とのスキンシップはコミュニケーションでもあり、愛情表現でもあり、犬が安心感や幸福感を得られるものでもあります。
しかし、過度なスキンシップや愛情表現は、犬にとって必ずしも心地よいとは限りません。
その日の気分や体調によっては、犬もスキンシップを嫌だと感じることがありますし、くつろいでいるときや寝ているときには、触れられたくない犬もいるのです。
スキンシップが好きな犬にも、スキンシップが苦手な犬にも、ストレスを感じさせない距離感を保つことが大切です。
2.飼い主への依存心が強くなってしまう

過度なスキンシップは、愛犬の飼い主への依存心を強めてしまうことがあります。飼い主を大好きなことと、飼い主に依存していることは、全く意味の違うことです。
依存心の強い犬は、ひとりで過ごすことやお留守番をすることに不安や恐怖を感じたり、構ってもらえないと吠えたり噛んだり、飼い主を困らせる行動が見られるようになってしまうことがあります。
飼い主の姿が見えなくなると鳴き叫んだり、飼い主と一緒でなければ落ち着くことができなかったり、過度なスキンシップが依存心を強めてしまっている状態は、非常によくありません。
改善策として、今からでも過度なスキンシップをやめ、適度なスキンシップをするようにし、愛犬との適度な距離感を保つようにしてみましょう。
3.愛犬の体の変化や異常に気づきにくくなる
過度なスキンシップによって、愛犬の体の変化や異常に気づきにくくなることがあります。
毎日適度に触れ合っているから気づけることも、過度な触れ合いでは見逃してしまいやすいのです。
愛犬の体に触れるときは、「スキンシップ」と「健康チェック」を分けて考えるとよいでしょう。嫌がる部分もあるかと思いますが、全身を優しく確認できることが大切です。
とくに、しこりの有無や痛みがある部分を見逃してしまうことがないように触れ合えるとよいと思います。
愛犬にストレスを与えないための触れ合い方

愛犬とのスキンシップやコミュニケーションは、愛犬の意思を尊重しながら行うことが大切です。
スキンシップは、たくさんするほど愛情が伝わる、というものではありません。犬が心地いいと感じていなければ、愛情表現にもならないのです。
愛犬にスキンシップを心地いいと感じてもらうことができれば、爪切り・ブラッシング・歯磨き・シャンプーなどの苦手なことも、少しずつ慣れていくことができます。
トリミングをしてもらうときにも、診察や治療をしてもらうときにも、必ず役に立ちます。
どれくらいのスキンシップであれば愛犬が安心感を得られるのか、実際に触れ合いながら愛犬の様子をよく観察し、見極めてみましょう。
まとめ

犬への過度なスキンシップが招く悪影響を3つ解説しました。
- スキンシップにストレスを感じるようになる
- 飼い主への依存心が強くなってしまう
- 愛犬の体の変化や異常に気づきにくくなる
何事も過度であると、愛犬に悪影響を及ぼしてしまうことがあります。
どれくらいが適度で、どれくらいが過度なのかは、犬それぞれに違いがあります。愛犬にとっての心地いいスキンシップを目指しましょう。
その日の気分や体調によって、犬もスキンシップへの感情が変化することがあります。愛犬の仕草や表情などをよく見ながら、加減をすることも大切でしょう。
加減ができるようになると、愛犬が飼い主に感じる安心感も強まりますし、信頼感もアップするでしょう。



