犬が『ウンチ後』にみせるサイン7選 謎行動の主な理由や受診が必要な危険な状態まで

犬が『ウンチ後』にみせるサイン7選 謎行動の主な理由や受診が必要な危険な状態まで

愛犬が排便した後、急に走り回ったり、飼い主さんをじっと見つめたりすることはありませんか?なぜこんな不思議な行動をとるのでしょうか。この記事では、犬がウンチ後にみせる代表的なサインとその理由、さらに注意したい危険な便の状態を解説します。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

️犬が「ウンチ後」にみせるサイン7選

犬の便を拾う

愛犬の排便後の行動に「どうしてこんな行動をするの?」と、不思議に感じる飼い主さんも多いでしょう。犬が排便した後にみせる行動には、すっきりした気持ちや飼い主さんへのアピールなど、さまざまな心理が考えられます。

ここでは、そんな犬が排便後にみせる行動とその理由を見ていきましょう。

1.突然走り回る

排便した後、突然元気いっぱい走り回る犬は珍しくありません。排便によってすっきりしたことや、排便を終えた解放感から興奮している可能性が考えられます。

毎回排便後も元気で、その他に気になる症状がなければ、問題視する必要はないでしょう。

2.飼い主さんのところへ駆け寄る

便をした後に飼い主さんのところへ来るのも、よくみられる行動です。「できたよ」と知らせているような気持ちや、褒めてもらえることを期待している可能性があります。

このようなわんちゃんの場合、排便後に飼い主さんとのコミュニケーションを楽しんでいるのかもしれませんね!

3.床や家具に体をこすりつける

排便後に床や家具などへ体をこすりつける場合は、単純にすっきりした気分で行動していることもあります。

ただし、お尻を床にこすりつける「お尻歩き」を頻繁にする場合は注意が必要です。肛門周辺の違和感や、肛門腺に関係するトラブルなどが原因の可能性もあるため、繰り返す場合は動物病院へ相談しましょう。

4.便をした場所から離れてじっとする

芝の上に座る犬

排便後にその場から離れ、しばらくじっとしている犬もいます。この場合、排便に力んで疲れた、周囲の音や環境が気になるなど、理由はさまざまです。

ただし、毎回排便後に動きたがらなかったり痛そうにしている場合は、単なる習慣と考えず、ほかに症状がないか様子を見ましょう。

5.便を何度も確認する

自分がした便を嗅いだり、振り返って確認したりする行動も犬によくみられる行動です。

犬にとって便のニオイは、さまざまな情報を得るための重要な手がかりになります。したがって、排便後に確認すること自体は、特別珍しい行動ではありません。

6.排便後にお尻を気にする

便をした後、何度もお尻を舐めたり、振り返って確認したりする場合は注意しましょう。

便が付着して気になっているだけのこともありますが、肛門周辺に痛みやかゆみ、違和感がある可能性も懸念されます。頻繁に気にするようになった場合は、肛門周辺に異常がないか確認してあげてください。

7.便をしたあとに鳴く

排便後に「クンクン」「キャン」と鳴く場合は、少し注意が必要です。たまたま声を出しているだけの場合もありますが、排便時や排便後に痛みを感じている可能性もあります。

特に、何度も排便姿勢をとるのに便が出ない、便が極端に硬いなどの異変が見られる場合は、動物病院への相談を検討しましょう。

️受診が必要な危険な便の状態とは

芝生の上の便を拾う

犬の健康状態を確認するうえで、排便後の「行動」だけでなく、便そのものをチェックすることも大切です。特に次のような変化がみられる場合は注意してください。

黒い便が出ている

便が黒く、タール状態になっている場合、消化管からの出血が関係している可能性があります。

食べ物などによって便の色が変化するケースもありますが、急に黒い便が出た場合や、元気・食欲の低下などの症状が見られる場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。

血が混じっている

便に赤い血が付着している状態も、注意したいサインです。

血が少量だからと自己判断で様子を見るのではなく、血の量や色、便の状態、犬の元気・食欲の有無などを確認しましょう。血が多い、繰り返し血便が出る、元気がないといった状態は、早めの受診が必要です。

ゼリー状のものが付いている

便の表面に透明~白っぽいゼリー状のものが付いている場合、腸の粘液が混じっている可能性があります。

一時的な腸の不調でもみられますが、下痢や血便を伴う、何度も繰り返すといった場合には注意してください。

下痢や便秘を繰り返している

一度だけ便が柔らかくなった程度なら、食事や環境の変化などが影響していることもあります。

しかし、下痢や便秘を繰り返す、排便時に強く力んでいる、便が極端に細いなどの変化が続く場合は、何らかの病気が隠れている可能性があります。

「いつもと違う」という飼い主さんの感覚は非常に重要です。気になる場合は獣医師に相談しましょう。

️犬の便と行動をチェックする習慣をつけよう

排便する犬

犬は体調が悪くても、言葉で伝えることができません。だからこそ、毎日の便と行動を観察することが、体調の変化に早く気づくきっかけになります。

チェックしたいポイントは、

  • 便の色
  • 便の硬さや形
  • 血やゼリー状の粘液の有無
  • 排便の回数
  • 排便時に痛がっていないか
  • 排便後の元気や食欲
  • お尻を頻繁に気にしていないか

などです。

スマートフォンで便の状態を撮影しておくと、動物病院で相談するときにも役立ちますよ。

️まとめ

散歩中に便を拾う

犬が排便した後に走り回ったり、飼い主さんに駆け寄ったりする行動は、排便後の解放感やコミュニケーションなど、さまざまな理由が考えられます。

一方で、排便後に痛がる、お尻を何度も気にする、元気がないといった異変が見られる場合は注意が必要です。少しでも「おかしい」と感じたときは、動物病院へ相談しましょう。

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