犬が『高齢になった』ときにできなくなること6選 愛犬の行動に現れる変化とは?

犬が『高齢になった』ときにできなくなること6選 愛犬の行動に現れる変化とは?

この記事では、犬が高齢になったときにできなくなることをまとめました。犬は高齢になるにつれて、これまで当たり前にできていたことが少しずつ難しくなるケースがあります。どんな変化があらわれるのか、あらかじめ把握しておきましょう。

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記事の監修

2009年麻布大学獣医学部獣医学科を卒業。
2015年から横浜市内で妻と動物病院を営み、犬、猫、エキゾチックアニマルの診療を行なっています。
2024年現在、犬10頭、猫3頭、多数の爬虫類と暮らしています。
愛犬家、愛猫家として飼い主様に寄り添った診療を心がけています。
内科(循環器、内分泌など)、歯科、産科に力を入れています。

️犬は何歳から高齢期に入るの?

芝生に座る老犬

犬が高齢期に入るのは何歳からなのか、気になる方も多いでしょう。犬の高齢期は、犬種や体の大きさによって異なります。

一般的に小型犬は7〜10歳頃から、中型犬は7歳頃から、大型犬は5〜6歳頃からシニア期を意識し始める飼い主が多いです。

大型犬ほど年齢を重ねるスピードが早い傾向にあるため、「まだ元気だから大丈夫」と思っていても、少しずつ体の変化が始まっていることも珍しくありません。

愛犬の年齢だけで判断するのではなく、普段の様子と比べながら小さな変化に気づいてあげましょう。

️犬が『高齢になった』ときにできなくなること6選

外に出る老犬とボール

ここでは、高齢になった犬に見られやすい行動の変化を紹介します。高齢期に入ると、どんなことができなくなるのでしょうか。

1.長時間歩き続けること

高齢になると筋肉量が減少し、足腰の力が弱くなります。以前は長い散歩を楽しんでいた犬でも、途中で立ち止まったり、歩くスピードが遅くなったりすることもあるでしょう。

疲れやすくなる犬も多いため、愛犬の様子に合わせて散歩の距離や時間を調整することが大切です。

また、普段の遊びでも疲れやすい様子が見え始めるので、適度に休憩を挟んだり、あまり激しくない遊びに切り替えたりと、愛犬の様子を見ながら遊びの内容を決めましょう。

2.段差を軽々と上り下りすること

若い頃は問題なく上っていた階段や、ソファへの飛び乗りが難しくなる様子も多くみられます。足腰が弱くなると、段差を避けるようになったり、上ろうとしても躊躇う様子がみられることも。

愛犬に無理やり上らせようとせず、スロープやステップを活用するなど、体に負担をかけない環境を整えましょう。

3.以前と同じ量を食べること

高齢になると、食欲が落ちて「最近あまり食べない」と感じることも増えてきます。運動量の低下によって必要なエネルギー量が変化するほか、口腔内のトラブルなどが原因で食べにくくなるケースもあるので注意が必要です。

ただし、急に食べない状態が続く場合は、単なる加齢と判断せず、早めに動物病院へ相談しましょう。

4.トイレを我慢すること

おむつをつける老犬

高齢の犬は、トイレを我慢する力が弱くなり、お漏らししてしまうことも度々起こります。今まで失敗したことがなかった犬が室内で排泄してしまうと驚くかもしれませんが、叱るのは逆効果です。

トイレの場所を増やしたり、寝床の近くに設置したりするなど、失敗しにくい環境を作ってあげましょう。

5.体を思い通りに動かすこと

足腰の衰えが進むと、立ち上がるまでに時間がかかったり、ふらついたりすることがあります。状態によっては「歩けない」「自力で立ち上がれない」といった変化が訪れることもあるでしょう。

また、体を動かす際に痛みや不安があると、体が震えたり、動きたがらなかったりすることも。急な変化や震えが続く場合は、加齢だけが原因とは限らないため、注意深く様子を観察してください。

6.長時間ひとりで過ごすこと

高齢になると、視力や聴力の変化、認知機能の変化などから、不安を感じやすくなる犬もいます。以前は平気だった留守番を嫌がったり、飼い主の後をついて歩く時間が増えたりすることもあるでしょう。

生活リズムを大きく変えず、安心して休める場所を用意することが大切です。また、愛犬が高齢期に入ったら、なるべく早めに帰宅することを意識してあげましょう。

️犬が高齢期に入ったら飼い主がすべきこと

食事の介助

高齢期に入った愛犬と暮らす上で大切なのは、「若い頃と同じようにできる」と考えないことです。

散歩や遊びは、愛犬の体力に合わせて調整し、滑りやすい床にはマットを敷いたり、段差にはスロープを設置するなど、足腰への負担を減らす工夫が必要になります。

また、食べない日が続いていないか、お漏らしが増えていないか、歩けないほど動きにくそうな様子はないかなど、毎日の変化をチェックすることも重要です。

特に、急に元気がなくなった、震えが続く、急に歩けなくなったといった様子がみられた場合は、年齢のせいと自己判断せず、動物病院に相談してください。

定期的な健康チェックを受けながら、その時の愛犬の体に合った生活へ少しずつ変えていきましょう。

️まとめ

ドッグカートで散歩する老犬

犬は高齢になると、長く歩けなくなったり、段差を避けたり、食べない日が増えたり、お漏らしをしたりと、さまざまな変化があらわれます。

大切なのは、「できなくなったこと」に目を向けるだけでなく、そのときの愛犬に合った暮らしへと改善していくことです。足腰に負担をかけない環境を整え、散歩や遊びも無理のない範囲で楽しみましょう。

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